イスラエルのシオニスト政権によるパレスチナでの虐殺がとまりません。
世界各地ではイスラエルの残虐行為に対する抗議行動が大きく取り組まれ、アジアのイスラム圏を始めとしてユダヤ資本やイスラエルを支えるUSA資本に対する不買運動も盛んです。スターバックス、コカコーラ、マクドナルド・・・。
ユダヤ・イスラエルについては民族迫害の歴史に満ちています。バビロンの捕囚、スペインのレコンキスタ後に起きたキリスト教への改宗強要と追放、中世から近世に到る欧州各国における蓄財と迫害。そしてナチスドイツによるホロコースト。
これらの「迫害の歴史」の中でシオニズムが育ち、そして第二次大戦後イギリスはじめとする「戦勝国」は、パレスチナの地にイスラエルを作りますが、そこに居住していたパレスチナの人々は強制的に土地を奪われ、そして迫害されていきました。そしてパレスチナの抵抗運動が生まれ育っていきます。
今回のハマスによるイスラエルへの攻撃は、ギリギリに追い詰められた(イスラエル/シオニスト政権はカルト的なユダヤ原理主義者・シオニストを先頭に立てて、日々パレスチナの土地を分断し、奪い続けています)。そしてパレスチナの「反攻」がありました。それを単純に「テロ」として非難するのは誤りだと思います。ハマスも「テロ」もイスラエルとその背景にある世界が作り出したにほかならない。それに、今回のハマスの攻撃をイスラエルが予期できなかった? 私はそれも怪しんでいます。パレスチナをギリギリにまで追い詰めて、そして反撃させてから一気に根絶する、そんな怖ろしいシナリオがあったのではないか?
旧約聖書はユダヤの聖典ですが、そこにはユダヤ民族がパレスチナの地で徹底的に敵を根絶する物語が度々登場します。そういう旧約聖書の章句に接するたびに私は戦慄します。なぜなら今もイスラエルがそれを行っているのでは?と思えるからです(今もその虐殺が、イスラエル/シオニスト政権によって、残酷に、徹底的に、分断されたパレスチナで行われています)。
そして「残虐なイスラエル」は、結果として今回のことで多くを失うでしょう。そして多くの善良なユダヤ系の人達が、また苦しむことになります。負の連鎖はどうやったら終わる?
今日の東京は空模様が不安定だとの予報。鈍い色の朝焼けがなんとなく不安感を持たせます。そしてその空を眺めながら、パレスチナはどうなってしまうのだろうか?て非力な私はあれこれと思い巡らすのです。
☆画像/写真は上から今朝6時過ぎの鈍い朝焼け、今朝の東京新聞に載っ“世界各地 「虐殺やめろ」”の記事(共同通信配信)、同じく東京新聞の「本音のコラム」で宮子あずささんが日本での「イスラエル批判の自制」問題を取り上げています。日本では過去にあったイスラエル/ユダヤ迫害問題はよく取り上げられますが、現在行われているパレスチナでの問題はマスメディアで取り上げられることが少ない。それはなぜか? 4枚目は1991年5月のスペイン旅行で訪れたコルドバの(旧)ユダヤ人街。キリスト教徒による国土回復(レコンキスタ)後、ユダヤ人達は改宗を迫られ、財産の収奪・迫害され、あるいは追放されました(これは当時のイスラム教徒も同じ)。そして異端審問の嵐。それを逃れて世界に分散していきます、彼らは「セファルディム」と呼ばれ、主にドイツ・東欧に暮らしていた「アシュケナージ」とともに「ユダヤ系」の二大系列になりました。コルドバに残って美しい花の小径に暮らす(元)ユダヤ人たちは改宗を強いられた人々の後裔です。
↓去年の今日のブログ。去年は今頃に仕事が暇になって(今年は今が盛り)、通勤散歩を楽しむゆとりがありました。