地震雲?と思うのは不安の表れ。でも、マスメディアの劣化(利権・御用化)への不安がより大きい。 | あと猫の寿命ほど。如露亦如電2024

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  2013年58歳の春に「うつ病」でダウン。治療に4年半。気づくと還暦を過ぎました。
  66歳になった2020年夏に「ああ、あと猫の寿命ぐらい生きるのか」と覚悟。世の中すべて如露亦如電です。

びっくり 日本列島周辺でマグニチュード5以上の地震が頻発していると思ったら、地震が少ない韓国の東海(トンへ:江原道)沖でもM4.5の地震があったようです(陸地の揺れは、日本の「震度」で3~4程度?)。韓国の東海岸は(特に慶州近くでは)M6クラスまでの地震はありますから、要注意です。

 こういう地震への警戒心が高まっているときに「地震雲を見た」って言う人が多くなります。でも、それらの多くは勘違いです。たまたま不安な気持ちで空を見上げたら、見慣れない雲が出ていた。そして「あ、地震雲が出ている」って思う?

 それは、空飛ぶ円盤も似ています。正体が分からない飛行物を「UFO」というけれど、それが宇宙人の操るものとか、空飛ぶ円盤に結びつくのは、そう思うからではないでしょうか?

 などと、朝方に西空に現れていた横一筋の雲を見ながら思いました(飛行機雲の名残かな)。

 

プンプン 新聞、マスメディアが安倍政権の10年間ですっかり権力におもねり、政権の意向を忖度しているうちに、日本は大変な状態になってしまいました。当然、そこにはマスメディア/新聞各社の利権も絡みます。最たるものは東京五輪でした。そしてマイナンバー制度へのでたらめな移行も、マスメディアがほぼ無批判の立場を取る中で、どんどん進み、そしていま、様々な不都合が生まれてきています。だいたい日本は一つの銀行のシステムさえろくに運用できないほど「IT劣化」が進んでいます。それは「IT化」の先に業者の利権があって進んだり(下請け、孫請け、さらに中抜き・関連会社への放り投げは当たり前)、訳の分からない政治家が音頭取って進めるからです(外国へ情報が筒抜けなLINEを何故、住民への行政サービスに使おうとするのでしょうか? 行政の長や議員が「ライン程度」しか使えないから?←だとしたらLINEは優れているけど、データはどこに集積している?←形だけの日本法人の言うこと信じてばかりで、どうする?)。

 

キョロキョロ 住民の生活に直結するシステム導入の基礎には(民主主義国家であるならば)、しっかりした住民自治の考えも必要です。でも「デジタル化!」を力を込めて語る政治家にはそんな発想が見えません。ただ「国が行う住民管理には便利」程度のレベルです。上から、利権がらみのシステムを押しつけられて「これでやらないと住民サービス受けられないぞ」ていうのは、独裁国家のやり方です。

ショボーン 劣化し続ける日本のマスメディア。「ジャニーズ問題」は、どれほど酷い状態かをあらためて浮き彫りにしてくれました。

 日本の「記者会」は信用できないので、この間の重要な記者会見は「外国人の記者クラブ(日本外国特派員協会)」で行われています。日本の記者クラブは基本、独裁政権国家のそれですから(たぶんロシアよりも酷く、中国よりまとも)、情報を無視されるか握りつぶされるかです。

 マスメディアが取り上げない対象は、政権の利権に関わる問題やマスメディアの利権に関わる問題。

 

キョロキョロ ジャニーズ問題などは「利権」の方。ジャニーズ無しに日本のテレビは番組を組めないのでしょうか? そもそもジャニーズ問題など、芸能界に詳しいはずのテレビ各社など、はじめから分かりきっていることではなかったのでしょうか? 分かっていたけど、出演してもらえば視聴率は上がるので(儲かるので)やめられない?

 しかし、問題が発生しても、事務所側の会見内容(白々しくて驚く←実はマスメディアの見解も同じようなもの)をほぼ無批判に流し続けるテレビ。こんなメディアが政権を批判できるはずはないのです。

 

ニヤリ あ、リニアモーターカーの問題もありますね。あんな税金溝に捨てて、なおかつ自然破壊する(そのものは地震などの災害時には脱出不能な「棺桶」になってしまう)ものをさかんに「夢のリニア」などと持ち上げ続けてきた(最近はやや腰が引けている)のも、マスメディアでした。リニア問題は、多くの方々がブログで取り上げていますので、ご覧下さい。

 

☆写真/画像は、1枚目が今日の朝に見た、横に長く伸びる雲。これを「地震雲」とする? 2、3枚目は今朝の東京新聞「特報面」マイナンバーカードの無責任問題を扱っています。4枚目も今朝の東京新聞社会面からジャニーズ問題からメディアの「忖度体質」を取り上げています。東京新聞は、その体質から「トヨタ」などの中京系企業、「ドラゴンズ(グランパス)」は批判しませんが、その他はわりと自由に問題を取り上げます。

 

↓去年の今日のブログです。去年はアゲハの幼虫が良く育っていました。しかし、今年は春に冬越えしたアゲハのサナギを3匹羽化させた後に、街にアゲハの姿をあまり見かけません。アゲハどころかアブラムシも「ベランダ菜園」には現れません。東京の「自然」は、また一段と壊れつつあるようです。