「台風」だったのかな?などと考えつつ、軍政肯定の「日本ミャンマー協会」についての新聞記事を読む。 | あと猫の寿命ほど。如露亦如電2024

あと猫の寿命ほど。如露亦如電2024

  2013年58歳の春に「うつ病」でダウン。治療に4年半。気づくと還暦を過ぎました。
  66歳になった2020年夏に「ああ、あと猫の寿命ぐらい生きるのか」と覚悟。世の中すべて如露亦如電です。

ニコニコ 台風8号が去って行きました。当初の予報よりもやや南側を進んだので、東京は台風の進行方向の側。そのためか風雨は酷くなく、とくに「風」は東風の来る前数日間のほうが強い感じです。

 東京の近くを通過した台風としては、私の経験上最も風が弱い台風でした。

 

ニヤリ 本当に台風だったのかな? 「弱い熱性帯低気圧」ではなかったか? 

 数十年前だったら、たぶん「弱い熱帯低気圧」扱いだと思います。でも「弱い熱帯低気圧」でも、幾度か大きな災害を引き起こしているので、最近は注意喚起の意味も含めて「弱い熱帯性低気圧」は使わなくなりました。熱帯性低気圧が発達すると「並の台風」になります(弱い台風とはしません)。台風の条件は「最大風速」が17.2m/s以上が条件。このあたりの判断はどうだったのかな? 一応「強め」に予報した?

 とにかく微妙な「台風」だったから、台風一過は曇り空。晴れ上がって猛暑よりは良いですが・・・・。

 

ウインク 週末は新聞を読みます。

 東京新聞が昨日(土曜)と今日、続けてビルマ(ミャンマー)関係の記事を載せています。

 なぜ、日本政府はビルマの軍政と縁が切れないのか?あるいは縁を切らないのか?

 軍政による迫害を逃れて日本にやってくるビルマの人達に対して、日本政府はここ30年以上「難民」認定を渋り続け、それが大きな問題となると入管は「難民」でなく「特別在留許可」でお茶を濁してきました。これは1988年の民主化弾圧以降、一時の「民主化」時、そして去年の軍事クーデター以降も変化がありません。

 

プンプン 一方、クーデター前も、1988年以降の軍政にも最大限ともいえる配慮をし続け、それが日本の「軍政への影響力」になるかのように言い募ってきました。

 

キョロキョロ 日本政府は1988年以前のネ・ウィン独裁時代(ビルマ式社会主義といわれたが、内実は軍の独裁。でも「朝日新聞」の一部はじめ日本の「左派」も、このネ・ウイン時代を「微笑みの国」などと評価していた)、1988年の民主化運動の軍事弾圧以降、そして2011年の民主化への動き、2021年の軍事クーデター以降と、一貫して軍政を支えています(昭和天皇の「大喪の礼」時には軍政の求めに応じて日本語の「ビルマ」を「ミャンマー」と変えてしまいました←軍政が求めたのは「英語表記」だったのに)。

 

びっくり 現在、日本政府はビルマ軍政の軍人の「日本留学」を援助しています。その軍人達は帰国後にまた民主化弾圧を行います。このことを昨日(8月13日)の東京新聞「こちら特報部」で取り上げています。

 そして今日(日曜)のこちら特報部は見開き2面を使って、この軍政と日本政府の結びつきの中心となって機能している「日本ミャンマー協会」が絡む利権問題を取り上げています。

 そこには「日本ミャンマー協会の」の財政を支え、影響力が大きいとされる「日本財団」。その前身である日本船舶振興会時代からの関係性が示されています。

 

びっくり 船舶振興会はかつて笹川良一がその頂点に君臨し続けていました。いまはその「子孫」が「日本財団」の事業を受け継いでいます。その笹川氏は統一教会の別組織「国際勝共連合」の創設に岸信介氏とともに尽力し、名誉会長まで務めています。日本ミャンマー協会の現最高顧問に麻生太郎氏がいるというのも限りなくきな臭いのです。

 そういえば「アベノマスク」って、どの国で作られた?

 統一教会問題とビルマ(ミャンマー)軍政と日本の結びつきの問題(戦後のアジア利権問題)が、こんなところでも現れました。

 

ウインク 興味ある方は、東京新聞をご覧下さい。

 

☆写真は今朝7時の空。「台風一過」とはなりませんでした。新聞は昨日と今日の東京新聞「こちら特報部」のビルマ関連記事です。

 

↓去年のブログです。芥川賞受賞作を読んでいます。今年の受賞作は今日読む予定です。