昔々、当時私は二十歳前かな?クラギの荘村清志さんが、ナルシーソ・イエペスのもとでの「修行」を終えてスペインから帰国して、一躍「ギター界のプリンス」みたいな感じでテレビに出まくっていた頃。
あるテレビ番組(NHKだったかな)で「これが私の食事」みたいな感じで、レタスを盛ったお皿に、オリーブ油とりんご酢と塩で作ったドレッシングをかけたサラダを紹介していました。
それを見た私。「リンゴ酢?オリーブ油?それどこに売っている?」って思いつつ、頑張って探して(1970年代前半ころは、リンゴ酢なんて一般的でないし、オリーブ油だって(いまは当たり前に、どこでも売っていますが)一応フランス料理人の家系(母方)の我が家にもありませんでした。
でも、頑張ってオリーブ油とりんご酢探し求めて、作りました。"西班牙風グリーンサラダ"。でもね、美味しくなかった。ドレッシングの作り方とか、野菜の処理とかできていなかったのです。
それに、成人してから二度スペイン旅行をした後で分かったけど。
あんな、適当なサラダ、スペインには無いですから(もっとしっかりと作ります)!
その味は少し変でもなつかしい
そんな昔の"サラダ記念日"
荘村清志さんの名誉のために、書きます。
昔の荘村清志さんは「名」が先行して腕はイマイチでしたが、老境を迎えている現在、「巨匠(マエストロ)」と呼ぶに相応しい名演奏家として活躍されています。
☆写真は、1991年5月にアンダルシアのアルメニュカルの街で食べた、アボカドとゆで卵のサラダ。2、3枚目は今朝のわがベランダのシソとバジル。猛暑でも良く育ちますが、育つ度にサラダ用などのために摘まれているので、少しいじけています。4枚目はサボテンのつぼみ。猛暑で咲きかけていた蕾が枯れ落ちましたが。次々と蕾が順番待ちしています。咲いたら花びらをサラダに散らしてみようかな?たぶん毒は無いはず。
↓去年の今日のブログです。「荒地詩集」「列島」を一通り読み終えて、黒田喜夫さんのことなど書いています。