「草迷宮」を訪ねた小旅行。2006年3月の思い出の写真です。 | あと猫の寿命ほど。如露亦如電2024

あと猫の寿命ほど。如露亦如電2024

  2013年58歳の春に「うつ病」でダウン。治療に4年半。気づくと還暦を過ぎました。
  66歳になった2020年夏に「ああ、あと猫の寿命ぐらい生きるのか」と覚悟。世の中すべて如露亦如電です。

 

 “修行中の小次郎法師が、諸国一見の途次、相州三崎まわりをして秋谷の海岸を通った時の事である。”

 

 と、泉鏡花の「草迷宮の舞台(幻想の)になった、「「秋谷」に行ってみたい、って思ったのが2006年の春3月21日。こんなときは(方向音痴の私は不安なので)散歩友達も連れて行こうと、「逗子あたりで美味しいもの食べよう」なんて嘘で誘って、秋谷にいってみました。

 

ニコニコ 秋谷の渓谷、ほんのわずかな流れだけれどありました。

 そして、そこはちょっとした異界。草迷宮を書いたとき、泉鏡花が見た秋谷あたりは、田んぼ/草原が広がっていただろうけど、いまはすっかり宅地化していて、「昔」を思わせるのはこの辺りだけかな?って思いつつ散歩。

 

キョロキョロ 葉山海岸通りに面した熊野神社の前のバス停は「子産石」。

 子産石も「草迷宮」に登場しています。

 

ニヤリ 結局、この日の「散歩」は、一通り「秋谷」を見学した後、葉山の小洒落たレストランで食事して(ナビゲーター役の友人には私のおごり? いや割り勘だったか?)、バスを乗り継いで横須賀までいって・・・、たしか早咲きの桜を楽しんで・・・・、思い出すほどに迷宮的な小旅行でした。

 

ウインク コロナ・オミクロン株の感染拡大が甚だしい中、今日は「散歩」の場を昔の記憶の中に求めてみました。

 

☆写真は2006年3月26日の「草迷宮」写真。上から2枚目と6枚目は再掲載です。最後の写真、アライグマ?注意の道路標示。このころはまだアライグマの「害獣性」はそれほど知られていませんでしたが、このアライグマが三浦半島の在来動物を危機に陥れているのです。写真はNIKONのクールピックス5400で写しています。

 

↓ここにも、秋谷渓谷と子産石、熊野神社の写真あります。

 

↓去年の今日のブログです。東京五輪にもの申しています。