連休の真ん中は、マイルス・デイビスのマラソンセッションを聴いて過ごしています。 | あと猫の寿命ほど。如露亦如電2024

あと猫の寿命ほど。如露亦如電2024

  2013年58歳の春に「うつ病」でダウン。治療に4年半。気づくと還暦を過ぎました。
  66歳になった2020年夏に「ああ、あと猫の寿命ぐらい生きるのか」と覚悟。世の中すべて如露亦如電です。

ニヤリ 緊急事態宣言下の東京は、「なにがなんでも10連休」みたいな感じです。連休でコロナ検査数が減っているから、当然公表される感染者数は抑えられます。でも、街は人がいっぱいだし、近県との行き来も適当で「東京に来ないで下さい!」「家から出ないでください!」っていっても、人々は各自それぞれ「必要性」があって(必要性を見いだして)動くものなのです。

 

ウインク 昨夜から、マイルス・デイビスを聞いています(焼酎=宝焼酎でお茶割)とか飲みながら。

 

 マイルス・デイビスは良いです。聴き始めると、ず~っと聴いてしまいます。そして、「あ、もういいや」と思うまでになって、聴かなくなります。でも、数年経って、また聴くと、「あ、やっぱりマイスルスは良いな」と思って聴き入ってしまいます。そして聴きすぎてまた・・・。45年以上この繰り返しです。

 今日は1956年のマイルス・デイビス五重奏団(マイルス・デイビス:tp、ジョン・コルトレーン:ts、レッド・ガーランド:p、ポール・チェンバース:b、フィリー・ジョー・ジョーンズ:ds)による伝説的マラソンセッションを伝える「WORKIN’STEAMIN’RELAXIN’COOKIN’」の4アルバムを朝からかけっぱなし。

 昼過ぎたらビール飲もう!って思っています。存在自体が「不要不急」のような私は、自宅自粛に励みます。

 

 マイルスをはじめて聴いたのは、高校生の時、17歳かな? 渋谷の百軒店の「SWING」にJAZZと太宰治好きの友達に連れられていって、マイル初体験(有名な「道頓堀劇場」がオープンしたころですで、私は今思うと残念にも「劇場」には入らずに終わりました)。

 当時(1972年ごろ)のマイルスといえば、モード奏法から劇的に進化した8ビートの「サイケ」で凄いクロスオーバー電気音楽。百軒店は渋谷のJAZZ喫茶街でしたが、どの店からもマイルスの大音響音楽が漏れ聞こえていました。 

 難し! どうやって、この音楽に接すればいいかわからない私・・・・。ただ、その大音響のなかに身を沈めるのみでした。

 やがて、何年かすると、マイルスは活動を休止し、私は彼らのもっと若い頃のレコードを聴くことが多くなり、そしてこの「マラソンセッション」あたりのマイルスが好きになりました。このセッションで無名のサックス奏者であるジョン・コルトレーンがマイルスに見いだされたのですが、CD聴くと、コルトレーンが初々しいです。

 

☆写真のCDジャケットは、上からSTEAMIN’、COOKIN’、WORKIN’、RELAXIN。2枚目の写真は、1987年夏の渋谷の「中央街」。