前倒しのコロナGW。「読書」で、市場原理主義一本槍で劣化した日本社会を考えたく思います。 | あと猫の寿命ほど。如露亦如電2024

あと猫の寿命ほど。如露亦如電2024

  2013年58歳の春に「うつ病」でダウン。治療に4年半。気づくと還暦を過ぎました。
  66歳になった2020年夏に「ああ、あと猫の寿命ぐらい生きるのか」と覚悟。世の中すべて如露亦如電です。

 

プンプン さて、今日は忙しい。

 なにしろ、しばらくの期間、社会は停滞的かつ流動的になるはずす。GWの1週間先倒し状況なので、来週分のあれこれを、今日処理する目処をつけねばなりません。

 去年の緊急事態の時は、マスクがない! アルコールもない! でも今しばらくの辛抱だ! 定額給付金も出たので多少は引き籠もり生活も良いかな? って感じでしたが・・・・、今年は政府も都も、政策破綻が見え見えで、コロナに負けているのに、オリンピックやるぞ! テレワークで頑張って! あと店は閉じてね。あ、お金は出さないから、みたいな責任放棄。ワクチンも秋まではダメそうだし(今年もインフルエンザが先になるのかなか? インフルエンザも気を緩めると、昨年~今年抑えられていただけに怖いです)。

 

ニヤリ 私のように「プチ終活」の者にとっては、いざ「長期休暇」となればやることはそれなりに多くて,さほど問題はないけど、働き盛りの人や学生は大変です。リモートなんてしょせんその場しのぎのバーチャルです(そろそろ偽物・疑似リモートなどが出てくるはず)。仕事だって自宅を会社に提供するようなもの、ワーケーション? この言葉はさすがに不評でしたが・・・。

 

ニヤリ とりあえず、この週末にはマイケル・サンデルさんの「これから「正義」の話をしよう」と「それをお金で買いますか」(共にハヤカワ文庫)を再読します。

 「それをお金で買いますか」、日本はすっかり社会福祉もせーセーフティーネットも「お金」で買ったり、利益を追求したりする社会になってしまいました。小泉政権が新自由主義を推し進め(竹中某などの怪しい人物が暗躍したり)、その次の民主党政権は、ないを思ったか「採算性」で社会を切り分ける、市場原理主義色が強い「事業仕分け」を試みた。この事業仕分けで「無駄」とされる基礎研究は「悪」とされ、もっと「悪」の公共に絡む利権や天下りは潜伏してしまいました(やがて、「桜を見る会」に、このゾンビたちはわき出してきますが)。民主党(立憲も国民も)このこと未だに反省していないようです。原発事故汚染の「実害」を「風評被害」と言い換えて、全体像がわからなくしたのも(これ、いまのコロナにつながります)、民主党政権です。今の政権は嫌だし、でも民主党は? という状況はつづいています。だからひっきりなし怪しげな政治団体や議員が生まれ続けるのだと思います。

 

ウインク とにかく勉強です。何歳になっても勉強。前倒しのコロナGWは、読書に努めます。

 

☆写真は1枚目が、渋谷区千駄ヶ谷の児童公園で見つけた「監視鳥」。遊具ですが、今の監視時代の象徴みたいに感じるのは、後ろのポスターのせい?2枚目はムラサキハナナ、これは明治通りの千駄ヶ谷JR陸橋の所に群れて咲いているもの(昨日も別の出しましたが)。「ムラサキハナナ」という、うん? と一瞬、それなに?思う名が良いです。紫花菜と漢字で書きます。3枚目はマンデルさんの本。これは今の市場原理社会の問題を考えるための入門書になると思います。沢山売れた本なので古書店でかなり安く入手できるはずです。