「酔いどれスヌ子の麗しごはん」
彼女との付き合いはもう10ン年にもなろうという、その間にどれだけごはんを食べ、飲んできたか。数えようとしてやめたぐらいたくさんなんです。
美味しいものを食べに繰り出すのも好きなのだけど、スヌ子宅で(時には私のうちでも)ごはんやつまみを作ってくれるのがまた美味し楽しいのです。
そうやって、楽しく飲み食いしながら、「絶対、本を出したほうがいいよー!」なんて騒いでいたことが、ついに実現したかと思うと感無量です(私まで)。
スヌ子レシピの肝は組み合わせの妙!
ちなみに、章立てが飲み会ふうになってるのもスヌらしい構成。人が来た時は飲みながら料理をするわけなので、非常に正しい。
この最後の章がまた素晴らしい!人間、酔っ払ってから何を作れるかで、飲み会の楽しさは決まると言っても過言ではないのです。
黒豆とリコッタとか、カラスミとエシレバターとか、ちょっと組み合わせて美味しさが何倍にもなるのを発見しながらまた杯を重ねるのがいいのですよ。
料理が得意じゃない人は、ここを押さえておくだけでも人間の幅が出ちゃうと思うな。
1冊目の本にはその人の全てが詰まってるといいますが、まさにその通り。
もてなし上手になれちゃう本です。ぜひチェックしてください!
☆☆☆☆☆
1200円 小学館刊