延髄の迷路はモロに非・対称迷路を6つゴールしろ、ハイジ
延髄が中枢のものは、緊張性迷路反射(迷路は)、モロー反射(モロに)、非対称性緊張性頸反射(非)、対称性緊張性頸反射(対称)で、それぞれ統合時期は緊張性迷路反射(迷路を)から順に6M(6つ),5-6M(ゴール),4-6M(しろ),8-12M(ハイジ)

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延髄が中枢のものは、緊張性迷路反射(迷路は)、モロー反射(モロに)、非対称性緊張性頸反射(非)、対称性緊張性頸反射(対称)で、それぞれ統合時期は緊張性迷路反射(迷路を)から順に6M(6つ),5-6M(ゴール),4-6M(しろ),8-12M(ハイジ)
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変形性膝関節症
[はじめに]
◍変形性膝関節症は非炎症性で、進行性に可動関節、特に荷重関節を侵す疾患で、病理的に関節軟骨の変性・摩
耗による荒廃と関節縁の骨新生、つまり摩耗相と増殖相とが混在している。軟骨下骨硬化、骨棘形成、骨嚢腫を生じる。
◍45歳ごろより徐々に増加し、60歳以上の約50%以上が罹患しており、男女比は1:4で女性に多い。
◍中高年に生じる変形性膝関節症の大部分は内反変形を生じ、O脚となる。
◍変形性膝関節症は膝の疼痛を主訴とし、膝の機能低下により日常生活動作、特に歩行動作や階段昇降動作の遂行
に支障をきたしやすい。
変形性膝関節症のgrade
Grade0:正常
Grade1:骨硬化像または骨棘
Grade2:関節裂隙の狭小化(3mm以下)
Grade3:関節裂隙の閉鎖または亜脱臼
Grade4:荷重面の摩耗または欠損(5mm以下)
Grade5:荷重面の摩耗または欠損(5mm以上)
[原因]
◍一次性は原因が明らかではないが、加齢・肥満・大腿四頭筋の筋力低下などが関与している。両側の膝関節が侵
されることが多い。
◍二次性は、骨折(関節内・外)・感染症(化膿性関節炎など)・膝内障(半月板損傷・骨壊死)に続発するもの
である。
*大腿四頭筋力の低下は、片脚起立時に膝屈曲を生じる動揺(前方動揺)を招く。この動揺により、荷重は膝後方に集中しやすくなり、膝後方の軟骨が摩損しやすくなる。
[症状]
◍疼痛
▧関節腔内組織由来
a.関節辺縁の骨軟骨増殖による刺激
b.関節内線維軟骨や靭帯の退行性変化と断裂・嵌頓
c.関節包の伸張
d.滑膜組織の介入・ねじれ
e.二次性滑膜炎お化学的メディエーターの放散
▧関節周囲組織由来
a.腱・腱膜の刺激
b.筋のスパズム
c.神経の圧迫
d.露出した骨の圧迫
e.軟骨下の微細骨折
◍関節可動域制限(特に膝関節屈曲拘縮:膝蓋大腿関節部に生じた骨棘は徐々に大きくなり、可動域制限を障害して膝の屈曲変形へと移行する。)
◍歩行時の脛骨側方動揺性
◍筋力低下・筋萎縮(大腿四頭筋、特に内側広筋)
◍関節の腫脹・水腫
腫脹:滑膜の増殖→関節包に圧痛があれば滑膜の炎症。
関節水腫→関節液の貯留による場合は波動を触れる。
◍変形
◍脊椎の後弯変形
[治療]
1)保存療法:
◍温熱・寒冷療法
◍筋力強化:特に大腿四頭筋・ハムストリングス・股関節周囲筋。
アライメントを整え、膝関節の歩行時安定性を得ることにより、関節軟骨を保護し滑膜炎を予防・軽減する。
◍下肢の免荷:肥満改善
◍装具・足底挿板:アライメントの矯正と関節不安定性の改善。
◍消炎鎮痛剤の投与
2)観血的療法:
◍高位脛骨骨切術(hightibial osteotomy)内反・外反変形を伴うときに変形を矯正し、荷重面を均等化する。
◍人工膝関節(total knee arthro plasty:TKA
[理学療法]
◍筋力増強
膝関節周囲では、膝関節伸展筋力が低下しやすく、その筋力低下が関節への負荷を増し痛みを生じるため、さらに筋力低下が進行する。その悪循環を断ち切るためにも筋力増強訓練は重要である。膝関節周囲の筋力増強以外に、股関節周囲の筋力増強も重要である。股関節周囲の筋は外転筋で大腿筋膜張筋が、内転では鷲足を通じて、屈筋では大腿直筋、伸展ではハムストリングや鷲足を通じて膝関節の補強を行っている。
一側下肢で立位をとるとき、膝関節には内反ストレスが生じる。股関節外転筋である大腿筋膜張筋は骨盤の安定と同時に、膝関節内反ストレスに対抗する。
◍関節可動域訓練
日常生活では、膝の伸展制限が問題となることが多い。特に、膝伸展制限が強度となると、大腿四頭筋に過度の伸張が加わり十分緊張が保てなくなり、エクステンション・ラグの原因ともなるため、筋力増強訓練とともに、可能な限り伸展制限の改善に努める。
◍装具
外側楔:O脚変形に用いられる。踵骨に回内を強制することにより、下腿が直立化する。これにより、FTAは変化しないものの重心線の移動を生じ膝内側の負荷が軽減する。
[はじめに]
◍変形性膝関節症は非炎症性で、進行性に可動関節、特に荷重関節を侵す疾患で、病理的に関節軟骨の変性・摩
耗による荒廃と関節縁の骨新生、つまり摩耗相と増殖相とが混在している。軟骨下骨硬化、骨棘形成、骨嚢腫を生じる。
◍45歳ごろより徐々に増加し、60歳以上の約50%以上が罹患しており、男女比は1:4で女性に多い。
◍中高年に生じる変形性膝関節症の大部分は内反変形を生じ、O脚となる。
◍変形性膝関節症は膝の疼痛を主訴とし、膝の機能低下により日常生活動作、特に歩行動作や階段昇降動作の遂行
に支障をきたしやすい。
変形性膝関節症のgrade
Grade0:正常
Grade1:骨硬化像または骨棘
Grade2:関節裂隙の狭小化(3mm以下)
Grade3:関節裂隙の閉鎖または亜脱臼
Grade4:荷重面の摩耗または欠損(5mm以下)
Grade5:荷重面の摩耗または欠損(5mm以上)
[原因]
◍一次性は原因が明らかではないが、加齢・肥満・大腿四頭筋の筋力低下などが関与している。両側の膝関節が侵
されることが多い。
◍二次性は、骨折(関節内・外)・感染症(化膿性関節炎など)・膝内障(半月板損傷・骨壊死)に続発するもの
である。
*大腿四頭筋力の低下は、片脚起立時に膝屈曲を生じる動揺(前方動揺)を招く。この動揺により、荷重は膝後方に集中しやすくなり、膝後方の軟骨が摩損しやすくなる。
[症状]
◍疼痛
▧関節腔内組織由来
a.関節辺縁の骨軟骨増殖による刺激
b.関節内線維軟骨や靭帯の退行性変化と断裂・嵌頓
c.関節包の伸張
d.滑膜組織の介入・ねじれ
e.二次性滑膜炎お化学的メディエーターの放散
▧関節周囲組織由来
a.腱・腱膜の刺激
b.筋のスパズム
c.神経の圧迫
d.露出した骨の圧迫
e.軟骨下の微細骨折
◍関節可動域制限(特に膝関節屈曲拘縮:膝蓋大腿関節部に生じた骨棘は徐々に大きくなり、可動域制限を障害して膝の屈曲変形へと移行する。)
◍歩行時の脛骨側方動揺性
◍筋力低下・筋萎縮(大腿四頭筋、特に内側広筋)
◍関節の腫脹・水腫
腫脹:滑膜の増殖→関節包に圧痛があれば滑膜の炎症。
関節水腫→関節液の貯留による場合は波動を触れる。
◍変形
◍脊椎の後弯変形
[治療]
1)保存療法:
◍温熱・寒冷療法
◍筋力強化:特に大腿四頭筋・ハムストリングス・股関節周囲筋。
アライメントを整え、膝関節の歩行時安定性を得ることにより、関節軟骨を保護し滑膜炎を予防・軽減する。
◍下肢の免荷:肥満改善
◍装具・足底挿板:アライメントの矯正と関節不安定性の改善。
◍消炎鎮痛剤の投与
2)観血的療法:
◍高位脛骨骨切術(hightibial osteotomy)内反・外反変形を伴うときに変形を矯正し、荷重面を均等化する。
◍人工膝関節(total knee arthro plasty:TKA
[理学療法]
◍筋力増強
膝関節周囲では、膝関節伸展筋力が低下しやすく、その筋力低下が関節への負荷を増し痛みを生じるため、さらに筋力低下が進行する。その悪循環を断ち切るためにも筋力増強訓練は重要である。膝関節周囲の筋力増強以外に、股関節周囲の筋力増強も重要である。股関節周囲の筋は外転筋で大腿筋膜張筋が、内転では鷲足を通じて、屈筋では大腿直筋、伸展ではハムストリングや鷲足を通じて膝関節の補強を行っている。
一側下肢で立位をとるとき、膝関節には内反ストレスが生じる。股関節外転筋である大腿筋膜張筋は骨盤の安定と同時に、膝関節内反ストレスに対抗する。
◍関節可動域訓練
日常生活では、膝の伸展制限が問題となることが多い。特に、膝伸展制限が強度となると、大腿四頭筋に過度の伸張が加わり十分緊張が保てなくなり、エクステンション・ラグの原因ともなるため、筋力増強訓練とともに、可能な限り伸展制限の改善に努める。
◍装具
外側楔:O脚変形に用いられる。踵骨に回内を強制することにより、下腿が直立化する。これにより、FTAは変化しないものの重心線の移動を生じ膝内側の負荷が軽減する。
ガランとした妖精の迷路をぼ~っと視て緊張しながら迷っていた!『対称じゃない!』と、把握した。
出世から2ヶ月で現れる反射は、ガラント反射、陽性支持反応、迷路性立ち直り反応、BOH(頭に作用する体の立ち直り反応)、視覚性頭の立ち直り反応、緊張性迷路反射、非対称性緊張性頸反射、手掌把握反射。

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甲状腺機能亢進症
[はじめに]
甲状腺とは、喉頭から気管上部の間の前側にある。蝶の形をした重さ約20gの内分泌腺。内部には多数の腺細胞(濾胞細胞)で囲まれた濾胞がある。
内分泌ホルモン ◍サイロキシン
◍カルトシトニン
サイロキシン:アミノ酸にヨード*が結合したもの。
*甲状腺ホルモンの合成。海藻・魚に多く含まれる。
細胞代謝(新陳代謝を促進)を亢進、神経系の成長分化を促進する。
腎臓に対しては、糸球体濾過を促進し、水の再吸収を抑制するので尿量は増え、代謝産物の排出
が増加する。
カルシトニン:濾胞の外側にある濾胞旁細胞から分泌されるホルモンで、血清Ca濃度を低下させ、骨からのCaPを放出抑制し、骨新生を促進させる。
[甲状腺ホルモン過剰状態の診断]
◍甲状腺ホルモン過剰による熱産生の増加
◍組織の交感神経感受性の亢進
[特徴]
甲状腺ホルモン過剰による熱産生の増加:暑がり・発汗・食欲亢進・体重減少(熱産生による体力の消耗)
組織の交感神経感受性の亢進:動悸・心悸亢進・体動時息切れ・震え・多動・不眠
情緒不安定・眼瞼の攣縮・軽度の眼球突出
[原因と諸検査]
①バセドウ病:血中に抗TSH*受容体抗体が存在する。しかし、抗甲状腺マイクロゾーム抗体や抗サイログロブリン抗体が陽性である場合には自己免疫性甲状腺疾患があることは確かなので、抗TSH受容体抗体が陰性でもバセドウと推定される。
*TSH:サイロトロピン(甲状腺刺激ホルモン)
②機能亢進性腺腫:TSHが抑制されるために腺腫以外の部分の甲状腺組織は萎縮し機能低下に陥る。ヨード欠乏により機能亢進性腺腫が多発している甲状腺に、ヨードが供給され、過剰にホルモン合成が行なわれたために生じた。
③TSHの分泌亢進:異所性産生性甲状腺刺激物質としては、胞状奇胎のさいのhCGをRIAで測定することで診断できる。多量のhCGはTSH受容体に結合し、TSH同様の効果を甲状腺細胞に及ぼし、甲状腺機能亢進症を呈する。奇胎の摘出によって初めて正常化する。
1)バセドウ病
①発症のしくみ
TSHとよく似た働きを持ち、自分の甲状腺に作用する抗体(自己抗体)が体内にできる。自己抗体は、TSHの働く部位(TSH受容体)に作用し、あたかもTSHが増えたときと同じように甲状腺を刺激する。このTSH受容体刺激抗体と呼ばれる自己抗体が体内から消えないかぎり、甲状腺ホルモンはつくりつづけられる。そして、血中に過剰に分泌され、全身の細胞で甲状腺ホルモンの過剰性を引き起こす。自己抗体は原因不明。若い女性に多い(中年でもみられる)。
②症状
◍甲状腺がはれる(前頸部の腫大)
◍食欲亢進
◍体重減少(食べてもやせる)
◍暑さに弱くなる
◍異常発汗
◍手・指の振戦
◍動悸
◍息切れ
◍疲れやすい
③治療
◍抗甲状腺剤
◍手術療法
◍アトソープ療法
2)バセドウ病以外の甲状腺機能亢進症
⑴甲状腺内に原因のある甲状腺機能亢進症
▧機能性腺腫
甲状腺機能亢進症状をきたすものと甲状腺機能亢進症状をきたさないものがある。
腫瘍のサイズによる。直径3cm以上の腫瘍では通常甲状腺機能亢進症状が出現する。
本症が占める割合は少ない。
▧中毒性多発結節性腺腫
機能性腺腫が多発したもの。女性に多い。
▧卵巣甲状腺腫
きわめてまれな病態。卵巣の奇形腫の中で、腫瘍内に過機能性甲状腺腫が含まれているときに起こる。手術により摘出が望ましく、手術後は甲状腺機能亢進症状は消失する。
⑵甲状腺外に原因がある甲状腺機能亢進症
▧TSH産生下垂体腫瘍
まれな疾患で、男女の比率は1:1である。下垂体の良性腺腫である。
治療は薬剤・手術。
▧下垂体型甲状腺ホルモン
レセプターなどホルモン応答機構の異常が原因で、ホルモン作用の発揮されない疾患。
▧TRH過剰症
TRHは下垂体のTSHおよびプロラクチン分泌を促す。いくつかの組織に認められる。
▧胞状奇胎
日本では、200回の妊娠に1回の割合で出現する。多くの患者は、臨床的に甲状腺機能亢進症を欠いているが中には著しい体重減少や頻脈をきたす場合もある。
▧悪性絨毛上皮腫
60000回の妊娠に1回の割合で発症し、胞状奇胎から続発する例が約半数。悪性腫瘍であり、骨盤・肝・肺・脳に転移してしまっていることが多い。
[はじめに]
甲状腺とは、喉頭から気管上部の間の前側にある。蝶の形をした重さ約20gの内分泌腺。内部には多数の腺細胞(濾胞細胞)で囲まれた濾胞がある。
内分泌ホルモン ◍サイロキシン
◍カルトシトニン
サイロキシン:アミノ酸にヨード*が結合したもの。
*甲状腺ホルモンの合成。海藻・魚に多く含まれる。
細胞代謝(新陳代謝を促進)を亢進、神経系の成長分化を促進する。
腎臓に対しては、糸球体濾過を促進し、水の再吸収を抑制するので尿量は増え、代謝産物の排出
が増加する。
カルシトニン:濾胞の外側にある濾胞旁細胞から分泌されるホルモンで、血清Ca濃度を低下させ、骨からのCaPを放出抑制し、骨新生を促進させる。
[甲状腺ホルモン過剰状態の診断]
◍甲状腺ホルモン過剰による熱産生の増加
◍組織の交感神経感受性の亢進
[特徴]
甲状腺ホルモン過剰による熱産生の増加:暑がり・発汗・食欲亢進・体重減少(熱産生による体力の消耗)
組織の交感神経感受性の亢進:動悸・心悸亢進・体動時息切れ・震え・多動・不眠
情緒不安定・眼瞼の攣縮・軽度の眼球突出
[原因と諸検査]
①バセドウ病:血中に抗TSH*受容体抗体が存在する。しかし、抗甲状腺マイクロゾーム抗体や抗サイログロブリン抗体が陽性である場合には自己免疫性甲状腺疾患があることは確かなので、抗TSH受容体抗体が陰性でもバセドウと推定される。
*TSH:サイロトロピン(甲状腺刺激ホルモン)
②機能亢進性腺腫:TSHが抑制されるために腺腫以外の部分の甲状腺組織は萎縮し機能低下に陥る。ヨード欠乏により機能亢進性腺腫が多発している甲状腺に、ヨードが供給され、過剰にホルモン合成が行なわれたために生じた。
③TSHの分泌亢進:異所性産生性甲状腺刺激物質としては、胞状奇胎のさいのhCGをRIAで測定することで診断できる。多量のhCGはTSH受容体に結合し、TSH同様の効果を甲状腺細胞に及ぼし、甲状腺機能亢進症を呈する。奇胎の摘出によって初めて正常化する。
1)バセドウ病
①発症のしくみ
TSHとよく似た働きを持ち、自分の甲状腺に作用する抗体(自己抗体)が体内にできる。自己抗体は、TSHの働く部位(TSH受容体)に作用し、あたかもTSHが増えたときと同じように甲状腺を刺激する。このTSH受容体刺激抗体と呼ばれる自己抗体が体内から消えないかぎり、甲状腺ホルモンはつくりつづけられる。そして、血中に過剰に分泌され、全身の細胞で甲状腺ホルモンの過剰性を引き起こす。自己抗体は原因不明。若い女性に多い(中年でもみられる)。
②症状
◍甲状腺がはれる(前頸部の腫大)
◍食欲亢進
◍体重減少(食べてもやせる)
◍暑さに弱くなる
◍異常発汗
◍手・指の振戦
◍動悸
◍息切れ
◍疲れやすい
③治療
◍抗甲状腺剤
◍手術療法
◍アトソープ療法
2)バセドウ病以外の甲状腺機能亢進症
⑴甲状腺内に原因のある甲状腺機能亢進症
▧機能性腺腫
甲状腺機能亢進症状をきたすものと甲状腺機能亢進症状をきたさないものがある。
腫瘍のサイズによる。直径3cm以上の腫瘍では通常甲状腺機能亢進症状が出現する。
本症が占める割合は少ない。
▧中毒性多発結節性腺腫
機能性腺腫が多発したもの。女性に多い。
▧卵巣甲状腺腫
きわめてまれな病態。卵巣の奇形腫の中で、腫瘍内に過機能性甲状腺腫が含まれているときに起こる。手術により摘出が望ましく、手術後は甲状腺機能亢進症状は消失する。
⑵甲状腺外に原因がある甲状腺機能亢進症
▧TSH産生下垂体腫瘍
まれな疾患で、男女の比率は1:1である。下垂体の良性腺腫である。
治療は薬剤・手術。
▧下垂体型甲状腺ホルモン
レセプターなどホルモン応答機構の異常が原因で、ホルモン作用の発揮されない疾患。
▧TRH過剰症
TRHは下垂体のTSHおよびプロラクチン分泌を促す。いくつかの組織に認められる。
▧胞状奇胎
日本では、200回の妊娠に1回の割合で出現する。多くの患者は、臨床的に甲状腺機能亢進症を欠いているが中には著しい体重減少や頻脈をきたす場合もある。
▧悪性絨毛上皮腫
60000回の妊娠に1回の割合で発症し、胞状奇胎から続発する例が約半数。悪性腫瘍であり、骨盤・肝・肺・脳に転移してしまっていることが多い。