偶然回したチャンネルで、韓国映画「高速道路家族」が出ました。
(日本での公式サイト☆)
~ネタバレ含みますから、ご注意ください。~
高速道路にある休憩所、サービスエリアで
不法に寝泊まりしながら、人にお金を借りて食べていく家族のストーリー
私もサービスエリアを幾たびか利用したことがあり、
なんとなく想像はつきました。
トイレはほとんどが座るタイプなので、ちょっと広く大きいです。
冬になると、温水もでるし、暖房も入るので、暖かいです。
大部分はペーパータオルではなくて、ドライで手を乾かします。
でもやっぱり、大型トラックや自動車などが行きかう危ない所
子供が行ったり来たりするのを見るのは、ひやひやします。
大型トラックやバスなどは、あえて遠くの場所に配置されていて
どの車もちゃんと場所を守っているのに…
父親が「妻の実家へ行っての帰りですが、財布をなくしてしまって、帰れません。
申し訳ないですが、少し貸していただけませんか?」と
サービスエリアに寄った、見知らぬ人から借ります。
再び会うことはないので、もちろん 借りっぱなし
貸した方も 負担に思うほどの金額ではないので、そのままにするのでしょう…
ところが、ある夫人は2回出くわし、このままではいけないと、警察に申告しました。
警察は父親だけ拘束し、妊娠の妻や子供達は帰らせました。
身分証明書もなく、学校にも行けなくて 文字も知らない、家もなく 放浪している彼らは
どこへ帰ればいいのでしょうか?
この申告した夫人が、その状況に心を痛めて自分の家に連れ帰りました。
後になって妊娠の妻が 拘束された夫に会いに警察に行きましたが
警察はかえって驚いて「家に帰ったのではないのですか?住所も分からないし電話もないしで、こちらも手の打ちようがありませんでした」と言いました。夫は脱走していたのです。
夫は、家族が申告した夫人の家にいることを知り、訪ねて
「一緒に行こう。前のように生きよう」
と言いましたが、妻は断ります。
「行って。再びこちらに来ないで。私はここにいます。」
その後 色々あって その夫人の家に放火されて
夫もそれに巻き込まれて亡くなります。
多分サスペンスというのは、
この妻の「出て行って」という言葉がホントになってしまった
という部分ではないかと思いました。
この部分の記憶があいまいなんですが、
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この父親は、学校の放火の犯人だという濡れ衣をかぶせられた上に、
投資の詐欺にあってすべてを失ったみたいです。
そしてその放火で犠牲になったのが、先ほどの夫人の息子だった…
互いにそれを知っているのかは、ちょっとわかりませんでしたが、
因縁といえば 因縁だな…と思いました。
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ずしりと重く、簡単に感想を言えるものではありませんが
見たことを記録する意味でも、書いてみました。