当分 韓国ドラマ「御使とジョイ(原題 어사와 조이」を見ておりました。

御史(オサ)とは、暗行御史の 御史 です。

 

今「あめんおさ」と打ったら、即効 文字変換で、「暗行御史」と出て、びっくりしました。

もう普通に認識されているということでしょうか。

 

 

 

暗行御史は、日本の水戸黄門のように、身分を隠して、地方を回り、調査するお役人ですが

裁判権も施行したようです。

水戸黄門さまは 葵の御紋をお持ちでしたが、

暗行御史は 馬牌(マペ)でした。

馬が3頭縦に並んでいて、これを提示されると、馬を無条件で借りられる…みたいなことを言っていましたね。

 

 

また、水戸黄門さまは

「静まれぇ!お控えおろう!このお方をどなたと心得る!」の一言で、身分を明かしましたが、

暗行御史は

「暗行御史がやってきた~」という歌(?)と大勢の官僚と共に、顔を隠した状態で登場されます。

 

どちらも見慣れると

待ってました♪

と拍手してしまう場面です(^^♪

 

 

それはさておき

両班という身分にもかかわらず、料理が好きで、人に食べさせるのも好きなある青年が、

祖母の切なる頼みで科挙に合格し、役員になりましたが、興味なし

(自分の作った)弁当が好評で、同僚からも弁当を分けてくれと頼まれる始末

 

そこへ突然暗行御史を指名され、地方へ下りていきます。

その場所は、今でも美食の地として知られる 忠清道

 

何を食べようか、今でいう食べログ(?) 、ミシュランの☆付けのような情報をもとに

心軽く出かけます。

 

そうはいっても、事件に直面すると、暗行御史として、調査に乗り出します。

過去に派遣された暗行御史が一人も戻ってこない地域

 

事件解決に なかなか手間取りますが、無事解決

 

その中に

清に連れ去られた女性の話

その清から戻ってきた女性がどのように家庭に迎えられたのかという話

清から戻った人たちが作った村とそこへの迫害

嫡子と庶子の扱いの差

外地部の登場

女性の離婚と再婚(捨妻制度)

身分を超えた結婚

免賤制度

などが、詰まっていましたね。

 

 

特に清へ人質として連れられ、10年過ごした世子が、

戻ってきたとき、新しい技術と思想を持ってきました。

それを気に入らなかった王様が 世子を殺害した

という歴史があります。(昭顕世子の話)

 

清へ人質に連れられた経緯は、

まず日本の豊臣秀吉による文禄・慶長の役により、明へ応援を頼んだのですが

日本が引き上げたあと、

明が衰退し、清が新しく台頭してきました。

朝鮮王朝は、応援してくれた明を捨てることができず、なかなか清を受け入れることができませんでしたが

それに業を煮やした清が、攻めてきたのです。(丙子の乱)

降伏のしるしに、王様(仁祖)は三跪九叩頭(さんききゅうこうとう)をさせられ、

世子は人質に連れ去られました。

 

 

 

映画「南漢山城」の最後のあたりで

王様が三跪九叩頭(さんききゅうこうとう)されている場面がありましたが

なかなか胸がえぐられる場面でした。

 

 

 

それはさておき、

事件が完全に解決した途端、両班の青年は辞職しました!

喜びの舞を踊るシーンは面白かったですね。

 

それから何をするのかというと

なんとマントゥクックのお店を開くといいます!

 

色々食べてみたが、一番美味しかったのがマントウクックだったから

それを提供したい♪

人々がおいしいと食べてくれるその姿を見るのが幸せだ

 

 

「ご飯は愛だ」という言葉を聞いたことがありますが、

ここにもそれを見た思いでした。

 

 

 

 

↓ソウル人気プログランキングに参加中です。↓

ソウルランキング
ソウルランキング 

 
↓こちらにもポチっとといただけると嬉しいです。↓
 にほんブログ村 にほんブログ村 海外生活ブログへ