録画しておいた映画「トロイ」を見ました。

ネタバレ含む勝手な感想です。


小さい頃、ギリシゃ神話にはまってよく読んでいたんですが

その中のひとつに「トロイ」に関する話がありました。


神様達がパーティーを開いていると、一人の神様が

「この金のりんごを一番美しい女神に」と置いていきました。

候補に挙がったのは

大神の奥さんと、戦の女神、そして愛と美の女神です。

そして三人とも譲る気はまったくありません。

神様達は困りました。

そして、一人の人間の王にその判断をゆだねることにしました。

三人の女神は、それぞれ自分を選べば

「権力」「勝利」「美しい女性」を与えると約束します。

悩んだ王は愛と美の女神を選び、美しい女性を手に入れますが、

その女性がある国の王の奥さんだったので戦争に発展してしまいます。


当時は、もう名前からして勝敗決まってるのに・・

しかも人の奥さん取っちゃだめじゃん∑(゚Д゚)

でも神様公認だからいいのかなぁ

それに神様ついてるし、戦争にも勝つんだろうな(´ω`)

などいろいろ思っていたものです。


映画では、さすがに神様は出てきませんでしたが

トロイアの王子パリスが

スパルタの王の弟の奥さんと駆け落ちしたのが原因で

戦争が起こったのは同じでした。


そしてパリスが主人公と思わせて、勇者アキレスが主人公です。

でも名前がΣ(´Д`;)

ここをやられると、どんな人も死んでしまうという意味でつけられた

アキレス腱の由来の人が主人公じゃ結末は・・

でも最初からラストへの心構えができてると思えばいいのかもしれません。


映画は当時がとてもよく再現されてるんだろうなぁと思わせる映像です。

とくに小道具が素敵でした。

トロイアの王が着ていた緑の服と青の服がすごく鮮やかに染められていて

こういうポーチかなにかがほしいと思いました(´ω`)

あと男の人がネックレスを着けてるんですが、

貝をつなげた凝ったものから、

皮ひもに金属片をつけたシンプルなものなどさまざまですが

とても素敵なデザインです。


像に文句はないんですが、パリスに不満爆発です(`ε´)

思いっきり若気の至りな行動のせいで戦争が起きたわけですし、

いいとこなしだったのにアキレスに止めを刺すとか(`ε´)

しかも最後にちゃっかりゲットした奥さんと逃げ延びれてそうでした。

一応途中で反省の色をみせたからまだよかったですが

なんだかパリスの一人勝ちみたいです。国は滅びましたけど。


展開に不満でしたが、この映画は史実を元にしてるのだから

変えようがなかったのかも(;´ヘ`)


気になってwikiを見てみたら、なんとパリスは既婚者だったのに

キレイな奥さんをゲットするために別れていたそうです。

ますますだめだこの人(´д`lll)

でもこの戦争で致命傷を負い、傷を治せるのは元奥さんだけと言われ

頼みに行きますが、断られて命を落とすそうです。


奥さんだけが治せる、というのはちょっと無理がある気がするので

きっと昔の人も、どうなのこの人・・と思っての

後からつけられた展開だったのかもしれませんが

ちょっとすっきりしました(´ω`)