10月15日、世田谷ものづくり学校内で行われた「世界の多様性プロジェクト」
一体どんな内容?
↓FaceBookページに写真があります。廃校になった小学校の教室で開催されました!
http://www.facebook.com/youlabo
貧困ビジネスについて語り合いました。
1.途上国と日本の貧困の違い
途上国;絶対貧困国である(1日1ドル以下で生活する人が存在)
日 本 ;相対貧困国である(平均年収の半分以下で生活する人が存在)
ちなみに、絶対貧困(1日1ドル以下で生活する人)は世界に10~12億人。1日2ドル以下に引き上げると、なんと世界の半分の30億人が該当するのだそうだ。
分類は違うけれど、日本にも貧困は存在する。しかも、相対貧困の率推定16%くらいと、アメリカに次いで世界2位だとか。
2.途上国と日本の貧困ビジネスの違い
では、両者の貧困ビジネスを比べてみましょう。おさらいで、貧困ビジネスは、貧困につけこんでお金稼ぎをするビジネスです。
(1)絶対貧困におけるビジネス(途上国)
「お金のためなら臓器を売るよ!」臓器売買、人身売買(売春含む)、越境仲介、代理母、レンタルチャイルド。。。
(2)相対貧困におけるビジネス(日本)
免許証偽造、生活保護費搾取、生保天引き、名義貸し、偽装結婚(1回30万円だそう)、風俗。。。
こうして見てみると同じ貧困ビジネスでも中身が違います。
簡単に言うと、(1)絶対貧困ビジネスは、対個人の商売で、(2)は国の制度や既存の組織構造からお金を取る商売。
構造が違うのはなぜか?ということで次の議論へ。
3.背景の違い
(1)スラムがあるかないか
絶対貧困にはスラム(不法住居)が存在する。
相対貧困にはスラムは存在しない。
(2)支援の有無
絶対貧困国には彼らに対する支援がない。
相対貧困国には、生活保護等国から個人への支援がある。
(3)人とのつながり
絶対貧困の人たちは、家族で住んでいたり、町に出て交流したりする。支援がないから助け合って生きていくしかないから。
相対貧困の人たちは、家族と縁を切っていたり、社会から離れている。
(4)死因
絶対貧困における死因No.1は、下痢と感染症。
相対貧困における死因は脳挫傷が多かったりする。
などなど。
このほかにも、絶対貧困ビジネスと相対貧困ビジネスの違いについて議論していましたが、気が付くと相対貧困の話題が中心に。
この集まったメンバーで「どうにかしよう!」というプロジェクトではないが、こうして参加者38人38色の考えを聞き、個人として何をしていけるのだろうと考える機会になっている。
雑感だけど、相対貧困に対して今までほとんど考えたことがなく、だから、バングラデシュでも子どもたちに日本の貧困について質問されても答えがすぐに出てこなかったりしたんだなと。
バングラのスラムの人たちとは触れ合ったり、お話したり一緒に笑ったりしていたのに、日本ではそんなことイメージしたこともない。
そんな自分の視点の偏りに気づかされました。
まあ、でも、私はやっぱり貧困国のスラムや農村がいいなあ。
そこに行かなきゃ、絶対に見ることも出会うこともできない人たちがいるから。
考え得る範囲で、境遇が一番違うだろう人たちと、笑いや感動を共有するってのが、私の目標だから。
(以前の日記より抜粋)
ちなみに、この日講師をしてくださった石井さん。
「どうして貧困にスポットを当てているの?」→人間が一番丸裸になっている現場だから。
とのこと。
その動機は、「おもしろいから」。
「おもしろいから」っていい考え方だな。
たとえば、
「なんでそんなつらい環境で仕事するの?」
→おもしろいから。
うん。