ウサ夫は実家に行くと最初に行く部屋がある。


じいちゃんがいる部屋だ。


ウサ夫
「じいちゃん、来たよ。」






じいちゃん
「おう、ウサちゃん。

あ、かめちゃんも来てくれたのか。

嬉しいなぁ〜。


今日はお休みなんだろ?一杯飲もうや。」







ウサ夫
「じいちゃん、ごめん。

今日は母さん達に呼ばれてるから

飲めないんだ。」







じいちゃん
「そうかぁ…呑めないのかぁ。

じゃあ、これ持ってけ。」







じいちゃんはウサ夫にお小遣いを渡してくれた。




 

ウサ夫
「じいちゃん、嬉しいけど、貰えないよ。」









じいちゃん
「ウサちゃんにやるんじゃないよ。

かめちゃんにあげるんだよ。」








ウサ夫
「じいちゃん、ありがとう。

僕もカメコも働いてるから大丈夫だよ。




それにお小遣い渡すと

また母さん達に怒られちゃうよ。」







じいちゃん
「そうかぁ…。

それじゃあ代わりに…。」




じいちゃんは金の丸い缶を開けて、




じいちゃん
「はい、チョコレート」


 




ウサ夫 カメコ
「じいちゃん、ありがとう」




じいちゃん
「今日は良い日だな。

ウサちゃんとカメちゃんに会えた。



またどんどん来るようね。待ってるよ。」




人生の大先輩にこんな事を言うのは失礼だが、

ウサ夫のじいちゃんは大変可愛らしい方なのだ。






ウサ夫はもちろん、

私もじいちゃんが大好きなのだ。



ウサ夫の実家で唯一心が安らぐ場所は、

じいちゃんのいる部屋だ。










じいちゃんの部屋を後にして

義母達のいる居間に向かった。





今日は義母に話があると呼ばれて来た。

恐らく敷地内同居の件だろう。




義実家の意向もあるだろうが

敷地内同居がまだ

完全に決まったわけではない

とウサ夫も言っている。











一生を左右する問題なので、

私達の考えもしっかり伝えなければいけない。



今は貯金もない。

中古やマンションなどの
選択肢も考えている。


将来的にはマイホームも欲しいが、
今はまだ自分達には早いと思っている。




(そして、これは口には出せないが、
私は敷地内であれ同居はしたくない…)






義母達と意見が食い違うかもしれないが、

冷静に話し合おう。





そんな思いで居間のドアを開けると













「あんた達、
一体何考えてるのよ(怒)!!」








メドューサ現る!!

目を見たら石になるだろう…。

やっばー…