はい、呼吸に魅了された奇特な方はこちらでーす。
そんなにんげんいるかわからないけれど、おまけとして書いておきます。
実はゴリラはちょっと特殊な仕事をしていたことがあって、お寺にお手伝いをしに行くことがありました。
入社したときは同期がいなかったので、ひとりでお寺に住み込みで働かせてもらうなんて研修もやりました。
そんなこんなで、座禅というものに触れる機会がちょっとだけありました。
今回は呼吸を追い求める諸君のために座禅の話とかします。
さて、座禅のイメージってどんなかんじですか?
ゴリラは、すこしでも身じろぎしようものなら棒でぶっ叩かれる野蛮な競技だとおもってました。
座禅怖すぎ…将来僧になって結婚してほしいとはとても思えない。グレッヂでぶたれそう。
そんな椎名林檎さんのファンもいるんじゃないかと思います。
そんなことありません。基本ぶたれることはないです。
修行僧の方の行う座禅と、一般の方が参加する座禅会は全く別物です。
皆さんが想像しているのは修行として行う三日三晩ぶっ通しで座禅し続けるガチのやつです。
修行をされている方の中には、座禅しすぎて筋を違えたり、疲労骨折してしまうこともあるらしいです。(ゴリラが聞いた話)
ぶっ叩く棒は「罰策(ばっさく)」といいます。これは座禅の時だけでなく、悪いことをしたときにも師匠にこれでぶっ叩かれます。
知り合いの僧侶の方のお話では、「兄弟子より先に頂き物のメロンに手を付けた弟弟子が、罰策が折れるまで叩かれた」りとガチで怖い話を聞きました。
その弟子は、夜中に寺から逃げ出し大捜索になりましたが、他県のスーパー銭湯でくつろいでいるところを捕まえられたそうです。(ここ笑いどころですよ。周りは爆笑でしたがゴリラは愛想笑いをしておきました。)
あとバリバリの武闘派のお寺では、罰策がすぐに折れてしまうので、二枚重ねてガムテープでぐるぐる巻きにして補強しているそうです。
叩くときも平たい面で叩くのではなく、剣のように面積の狭い方で殴られるためにめちゃくちゃ痛いんだとか…。
案外、お寺社会は武闘派だし体育会系です。
怖い話は止めにしましょう。
さて皆さんが、近所のお寺などで開かれている座禅会に行くときなどは、そんな怖いことは起こりません。
皆さんが座禅をしているときに皆さんの前を和尚様がゆっくり歩いてきます。
座禅中に寝そうになったそこのにんげん、和尚様が前に来たら合掌してお辞儀をしましょう。
そうすると和尚様があなたの肩を手で触って、叩かれても痛くない場所を確認します。
それから棒で両肩を優しく叩いてくれるでしょう。
こちらは「警策(きょうさく)」といいます。
あくまで、参加者側がお願いしなければ和尚様は叩くことはありません。
安心しましたか?では呼吸の話をしましょう。
座禅を続けていると、1分で呼吸が1回とかの深い深い呼吸になってくるそうです。
ここまでくるとプロ並みですが、15~20分程度でも心が落ち着き、体がポカポカしてきます。
時計を見るのが億劫な人は線香が一本燃え尽きる時間と思っておきましょう。
頭は冷静だけれども体はアイドリング状態に入っているという面白い感覚になります。
ゴリラは普段との感覚の違いがおもしろすぎて思わず声を出してしまい笑われました。
ゴリラは思いました。これって理想の体調ではありませんか?
ストレスから解放され、いつでも全開で動ける状態になれたということです。
和尚さまが落ち着いていつも解放されて見えるのは、呼吸にヒントがあったということですね。
肺活量こそがにんげんのポテンシャルを限界まで高めるのに重要な要素だとゴリラはおもいます。
さあ、なるほどと思ったあなたは座禅をしてみましょう。
次回は「ひとりでできるもん、座禅の作法」です。
東京事変を聴きながら、ゴリラでした。