- ウィキリークスからフェイスブック革命まで 逆パノプティコン社会の到来 (ディスカヴァー携書)/ジョン・キム
- ¥1,050
- Amazon.co.jp
先日参加させていただいた「出逢いの大学カンファレンス 」で講師をされていました
慶應義塾大学准教授、ジョン・キムさんの著書です
「出逢いの大学カンファレンス 」での講演の中でもありましたが、
著者は19歳で自国を出て、世界中で活躍されているとのこと
これにはビックリというか、遊びほけていた私とは大違いで
その決断が、今となって活きてきているような印象を受けました
そんな世界をまたにかけて活躍されてきた
著者が指摘する「逆パノプティコン社会の到来」
ところで、「パノプティコン」ってなんだ
「パノプティコン」とは、日本語訳にすると「全展望監視システム」とのこと
何だかイヤなイメージですよねぇ、監視するとかされるとか
一方的な上から目線で監視されるみたいな、そんな感じでしょうか
ただ、それが逆転している
著書にも出てくるのですが、北アフリカの国々で革命が連鎖的に起きました
チュニジアからはじまって、エジプトなど他国に
どんどんと広がって大ニュースにもなりましたよねぇ
この情報共有につかわれたのが、FacebookだったりTwitterだったり
ウィキリークスも大きな役割を果たしたということです
今までは、革命というと強烈な指導者が立ち向かって
腐敗した政府を倒すみたいな
そんなイメージを持っていたりするのですが
いわゆる「ジャスミン革命」からはじまる連鎖的な出来事に関しては
その中核にあったのが、インターネット上の様々なツールだったというわけなんです
そう、今までは政府が監視するという感じだったのが
ウィキリークスによって、その腐敗した政治の実態を暴露され
または、大企業の賄賂をあばいてみたりして
市民側が監視する、そんな「逆パノプティコン社会」が
実際に到来してきているということを意味する
凄いことですよね
かつて、市民権を得るために人々は時の権力者と戦った歴史があります
日本でも、明治政府と戦って歯が立たないと悟った人々が
自由民権運動などを通じて、言論で戦ったことがありますが
いまや、それがインターネットを通じて行うという
蜘蛛の巣のようなネットワークを持ってすれば、完全に消し去ることはできないわけで
政府だろうが、時の権力者だろうが、大企業のトップだろうが
誠実さを求められるのは間違いないのではないかと感じます
また、インターネットの世界はフラットですから
上から目線で入っていった暁には、総スカンを喰らうことにもなりかねず
賛否両論あるウィキリークスも、世界中で使われているFacebookも
これからどんどんと浸透していくことになるのでしょう
誠実に生きる
そうはいっても人間だし、いろいろあるじゃないですかぁ~なんて
甘いことを言っていると、いつ何時に暴露され、ネット上で晒され
あぁ、考えただけでも怖いですよねぇ~
あとは、言葉についてもっと学ぶべきかと感じました
安易に発信しないこと
言葉は、何かを相手に伝えることができる、残すことができる
とても便利でありますが、時に言葉は凶器にもなりかねないものなので
気をつけねばというところでしょうか
看守塔にいるのは市民であり、監視されるのは政府であるという
「逆パノプティコン社会」の到来だ
いやいやいや、本当に誠実に生きなきゃですねぇ~
そう思うでしょう誰だってって感じがしましたね
- 全貌ウィキリークス/マルセル・ローゼンバッハ
- ¥1,890
- Amazon.co.jp
- 日本人が知らないウィキリークス (新書y)/小林 恭子
- ¥798
- Amazon.co.jp
いつも感謝します
本当にありがとうございます
【編集後記】
富士フイルム、画像安心保管サービス「マイフォトボックス フォトプレミアムサービス」を開始
富士フイルム株式会社は画像安心保管サービス「マイフォトボックス フォトプレミアムサービス」(利用料月..........≪続きを読む≫
いいですねぇ、こういうサービス
クラウド化がどんどん進んでいくのでしょうが、
万が一のときでも安心ですからね
「先の震災のような不測の事態にも備え、利用者の画像データを厳重なセキュリティシステムで管理された国内2ヶ所のサーバーに保管する。さらに、保存した画 像データを書き込んだDVDが12ヶ月毎に、画像データをプリントすることができる「フォトブック」作成クーポンが6ヶ月毎に届けられ、利用者の手元にも 画像データが形として残る仕組みとなっている。」
なるほど、いろいろ考えられているもんですね
- 富士フイルム日本型高収益経営の秘密/橋村 晋
- ¥1,680
- Amazon.co.jp