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37人が思いを馳せる、書物と人間の未来形ってことで
様々なジャンルでご活躍のみなさんによる、これからの「本」について語る著書
もう少し突っ込んでみると、電子書籍と本のこれからについて
語られている一冊といっていいのではないかと思います
iPad が発売され、Galaxyなどのタブレット端末も世に出回るようになり
アマゾンのキンドルや、ガラバゴスなども出てきて
いよいよ、本も電子化されていくのではなかろうかということに
自然と議論がなっていくのでしょうが
ここらでいろんなことを語り合うというのは、とてもいいことのように感じました
日ごろ、何も考えずに書店 に行って本を買ってくることが
未来永劫続くとも限らないことでしょうし
いくら電子化が主流とはいえ、何も語られることなく
今まで紙でつくられていた本が、自然となくなり電子化され
無意識のうちに、その流れを受け入れるというのも何か違う気がして
とってもいい機会を与えてくれる一冊ではないかと思います
みなさんが電子書籍が本格到来してくるのを前に
本がこれからどのような道のりを辿っていくかなどを
議論しているのですが
そのほとんどの方の意見が、本はなくなることを想定していないことのように思えたのが
とっても印象に残りました
本のよさって、私も気づかされた想いだったのですが
たとえば、ミステリー小説を読んでいて
犯人じゃないかと怪しい人物が登場してきたとして
それが、まだ最初の方だと
その人物はダミーで、本当の犯人がいるのではと推測できるが
それが、最後の方だと
こいつが犯人じゃないのかなんて思いながら読み進めることができる
そんな楽しみ方もあるのでしょうが
電子書籍では、その量感を味わうことができないがために
そこまでの感覚はないですよねぇ
本を読んでいるときの右手と左手に持っている
その感触で、自分がどのくらい読んできたかを直感で分かるものですが
その楽しみは、確かに電子書籍では無理ですもんね
そんな楽しみ方もあったなぁって、改めて思ったりもして
その他にも、まだまだ本のよさというのは
私たちの気づかないところでたくさんありそうで
電子書籍と上手に共存していきそうな、そんな気がしてきました
何でもかんでもデジタル一辺倒ってことにもならなそうかな
本が好きって方も、そのよさを再認識できるのではないかと感じました
自称・読書家のみなさんは、ぜひ一読してみてはいかがでしょうか
- 電子書籍の時代は本当に来るのか (ちくま新書)/歌田 明弘
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いつも感謝します
本当にありがとうございます
【編集後記】
あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いいたします
私のこの年末年始は、まさに寝正月でした
ウィルス性結膜炎にもなり、風邪もひき
ろくに外にも行かず、ただただ体調回復に努めたという感じ
仕方がないですね
今日から仕事始め、いつもの生活が始まります
お正月気分をいかに早く抜き切るかで、1月の勝負は決まります
頭の切り替えを早くしていきたいものですね
今年もよろしくお願いいたします
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