特別養護老人ホームにいる母に、ちょくちょく電話しています。
今日も電話しました。
電話では、いつも一緒に歌を歌います。
今日も「歌おうか」と声をかけると
「歌おう」と母。
そのあとがいつもと違いました。
わたしが「何がいい?」と聞き、
母は「なんでもいいよ」と答えるのがいつものパターン。
でも今日は、母から曲名を言ってきたのです。
「ささぶどう」って。
・・・ささぶどう・・・その歌は知らないな・・・
聞き返しても、やっぱり「ささぶどう」って言うのです。
母には脳梗塞の後遺症の言語障害があり、言葉の出にくさがあります。
そこで、ちょっと歌ってもらいました。
メロディを聴けばわかるかもしれない。
母は歌ってくれました。
♪ささぶどう~ささぶどう~ささぶどう~♪
・・・メロディを聴いても、わからないや。
しかたなく、「その歌は知らない」と素直に伝えました。
母は「知らないの?」と不思議そう。
けれど、「シャボン玉を歌おうか」と言うと、素直に応じてくれました。
二人とも知っている歌がいいからね。
そして、「シャボン玉」と「月」を歌いました。
楽しい時間でした。
母にはちょくちょくハガキを送っています。
最近のハガキはこちら