滞在していたワイキキのコンドミニアムはクヒオ通り沿いにあり、そのクヒオ通りを東に少し歩いた所にゲームセンターがあった。
たまに夜遅くに散歩がてらこのゲームセンターに行って、色々なゲームをやっていた。
良くやったのは当時ブームだった、ストリートファイター2、通称ストツーだ。
私の持ちキャラはガイルで、しゃがみ中キックからのサマーソルトキックは最強無敵だった。( ̄^ ̄)ゞ
ゲームセンターには対戦用の台があり、その場にいる見知らぬ相手とのバトルが楽しめるようになっていた。
スーパーファミコンで、最高難度レベル8で最後の敵ベガまで一度も負けずにパーフェクトを達成し、スペシャルエンディングを何度も見ている私である。
そこいらの奴らには負ける気がしなかった。
とにかくこのガイルで勝ちまくって気分爽快であった。^ ^
ある日気分良く対戦していたら、対戦相手の白人の兄ちゃんが負けた腹いせに文句を言ってきた。
どうも、ガイルは強いから他のキャラで勝負しろこの野郎!汚いぞ!などと訳のわからない事をほざいている。
おまけに、日本人のくせにどうしてリュウやホンダを使わないんだ!?とか言っておった。
何を使おうが自由なのに、よほど悔しかったのだろう。
なんせ私の連続技でピヨピヨになったところに、飛び込み強パンチ→しゃがみ中パンチ→サマーソルトという必殺のコンビネーションを喰らってあっという間にゲームオーバーにさせられている。
腹が立つのも無理は無い。(~_~;)
私がキャラを変える気は無いというと、今度は、このゲームをやるな!などと言い出した。
あ~あ、そんなに悔しいなら練習して強くなればいいのに。(-。-;
その後その兄ちゃんに再び会う事は無かったが、このクヒオ通り沿いのゲームセンターも私のお気に入りの場所の一つだった。