マシンとフリーウェイト | 人生を楽しむ為に!

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トレーニングの記録や旅日記。
冬はスキーや温泉の記事なんかも。
パワーリフティング、ウェイトリフティング競技経験あり。
アメリカゴールドジムでウィダートレーニングメソッドを習得。
現在は仕事と健康の為に日々トレーニングに励んでいます。

私が筋力トレーニングを始めた頃は最近あるような洒落たマシンなどほとんど無く、全身のトレーニングをほぼバーベルやダンベル、いわゆるフリーウェイトを使って行っていた。

最近ではウェイトスタック式のマシンはもちろん、プレートローディング式のハンマーストレングス、可変抵抗式のマシンなど、様々な器具が出回っている。

私は現在フリーウェイトに加え、これらのマシンも使って色々なトレーニングを行っているが、よく周りの人から、どちらでトレーニングするのがいいんですか?などという質問を受ける事がある。

答えは、両方!である。そもそもマシンかフリーウェイトどちらかを選択する必要など全く無い訳で、色々な刺激を筋肉に与えてやる為にも双方の長所を活かしてトレーニングするべきではないかと思っている。

よく初心者はマシンで、本格的にやる人はフリーウェイト、という間違った認識をしている人がいる。

私は逆で、初心者には自分でリフティングの軌道やバランスをコントロールする能力を覚えさせる為にあえてフリーウェイトを使わせている。

どんないい加減に動かしても真っ直ぐ挙がるマシンでは正しい筋肉の使い方などマスターするのは困難だからだ。

例えばレッグプレスを行う場合、どんな悪い姿勢で左右の脚のどちらか片方で押したところでマシンが軌道を確保してくれるので真っ直ぐ挙がってくれる。

ところがバーベルでスクワットをする場合はそんな訳にはいかない。

左右、前後バランスをコントロールしながら、かつ骨盤の使い方などをしっかりと行わなければ力強く全身を使った正しいスクワットをするのは不可能である。

脚に限らないが、このように自分の意思で、自分の骨格や筋肉でバランスを取りながら正しい筋肉の使い方をマスターしている人がその感覚でマシンを使って初めて効果があると思っている。

私はマシンでトレーニングしている人のフォームを一目見てその人の技量がわかる。

マシンは安全!などという考え方がまかり通っているが私はそうは思わない。

むしろ関節に負担がかかるような間違ったフォームでトレーニングしても軌道が外れないので危険な場合すらある。

フリーウェイトの場合は自分で軌道を
修正したりする事ができるおかげで正しいフォームを覚える事ができる。

私はマシンでトレーニングする場合もあたかもフリーウェイトを使っているイメージで行っている。

そうじゃないと効かないような気がするからだ。

しかしマシンには長所もある。

正しい筋肉の使い方ができる人であれば軌道が外れないのでダイレクトにターゲットである筋群に爆弾を落とす事ができるのだ。

おまけに独りでトレーニングする場合も比較的安心して追い込む事ができる。

ウェイトスタック式のマシンでは素早く重量変更が可能なのでディセンディングセットなどを行い易いというメリットもある。

車に例えるとフリーウェイトはマニュアル車、マシンはオートマチック車といった感じだろうか?

まずはマニュアルで正しい操作を覚え、オートマチックの便利さも取り入れる!という感覚である。

どの部位を鍛える場合も、いいイメージでその筋肉の感覚に敏感になり、質の高いリフティングを心掛けるべきだと思っている。

私のポリシーの一つなのだが、いいイメージがいい運動、いい運動が結果的にいい形、いいフォームになるという事を理解して欲しい。

熟練者のフォームを真似るのはいいが、形ではなくどういう感覚で行っているのかという、運動のイメージを持つべきだ。

あの有名な元知事も現役の頃言っていたが、形態は運動に従う!である。

フリーウェイトで正しい筋肉の使い方をマスターすればマシントレーニングの効果も段違いだ。

以上の事を理解した上でマシンとフリーウェイトを上手に使い分けてトレーニングに励めば効果もかなり期待できるのではないだろうか!

ところでまだ年が明けて一度もトレーニングしていないのに偉そうに語ってしまってスミマセン!

不器用な男ですから!

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同郷の健さん、渋すぎるぜ~!