涼しげな夜風が


儚く散り逝く桜を


艶やかに染め


物想いにふける


夜を彩る


いまだ


色の無い夜に


ほんの少しだけ


淋しげな夜風と


桜の花びらが


薄く儚げな色をつけた


春を待つのか


夏を想うのか


夜風と桜を愛でる


月だけが


理解しているのか


理解していないのは


わたしだけなのか