もうお亡くなりになったご近所の爺様

私たちが引っ越してくるまではご近所にお友だちがおらず、奥様と娘さんの三人での暮らし

こちらの義父母は人当たりがよく世話好きなため、すんなりと仲良くなって、義父母のお友だちとも遊んだりしていた

気がつけば王様のように、人の家に勝手に上がり込んだり私に命令してきたり、私の子供をくれと言ってきたりやりたい放題な自我が爆発していた


そんな爺様にも病魔が巣食い、入院して手術、しばらくは元気で動き回っていたけれど血尿が出て重い疾患が発覚、90歳を超えているから、痛み止めを使いながら好きなことをして過ごす方が良いのではと医師に言われながらも手術を選んだ

術後、動くなと言われても好き勝手に過ごす爺様に拘束具がつけられた

そこで爺様は

この俺に何してんだ!

おれは地主であの役をやったり表彰されたりして偉いんだぞ!

許さないぞ!

と暴れたらしい


地主なのは、先祖様がどんな事情か知らんけど土地を占領したからで、あなたの力量ではない

役をやったのは持ち回り

表彰もその類


あぁ、そんな風に偉ぶっていたからお友だちがいなかったのね

周りの人は「あの人は長男だから特別扱いだった、親に言われて泣く泣く継いだと言ったけれど、棚ぼたよね」と言う


学歴とか役職で人を見るとか偉そうにするとか、人としての器は小さいよなぁ


最後は認知症になって、だめだと言われている車を運転して人様の家の塀にぶつけてバックすることも出来なくなった

足がおぼつかないのに庭仕事をしようとして尻餅をついたら起き上がれなくて、娘さんだけでは起こせないからと助けを呼んで

その後すぐに亡くなった

本当にわがままな人だった


どんなに自分を立派な偉い人間だと思っていても自分から言うものではないな