私の職場に知り合いを紹介して、共に働くことになった。
私と同じ、不安障害を最近発症してしまった彼女に、安心の中で仕事をしてもらいたいなと思い、私とシフトを同じにしてもらった。
日中、一人で居られないという彼女。
いつも優しくて温かな彼女に、自分は人のため社会のためになっているのだと思ってもらいたい、成功体験を重ねてもらいたい!
私にそう思わせるだけの人徳のある友人。
なので職場にわがままを言ってシフトを合わせてもらった。
私が一緒だから安心だ、働くのが楽しみだと言ってくれた友人の、少しの支えにでもなれたら私はうれしい。
人の振り見て我が振り直せ
とは、良し悪しどちらにもあるんだなと痛感する。
人にやさしくできない人が、人からの思いやりを得られるか?
私が今の仕事を始めた時、誰一人として親切にしてくれなかった。
全く知らない環境にお願いされて入ってみたら優しさのない世界だった。
手を差し伸べる なんて言葉は皆無で、みんな楽をしたい人たちばかり。
人と接する仕事なのに、とても横柄な態度で驚いたし、人格を疑った。
そんな人達も、今では残っているのはおばあちゃんだけ。
次々と新しい人に変わっていくたび、おばあちゃんは先輩面をするけれども仕事を教えるのはできず。
私は自分がされてきた冷遇を繰り返したくないから、どんどんと話しかけて、仕事のコツを伝えて効率を上げる努力をしてきた自負心がある。
有り難いことに、一部の人を除いてはスムーズだ。
みんなで築いてきた環境なら、友人も不安が少ないだろう。
親切は人のためならず
大人になったからこそ大切なこと。
それを教えてくれる友人に感謝。