夫が高校まで続けていたスポーツの重鎮は、数年前までは何かと夫を可愛がってくれていた。

今は年齢もあって表に出ることは無い。

今から20年ほど前に、そのスポーツ関連でお祝いごとがあり寄付集めのため夫に声がかかった。

その際、奥様と一緒に書類を持って我が家においでになったのだけど、挨拶をし書類と手土産を私に託し、片手を上げながらすぐさま車に戻って行った。

運転をしてきた奥様も外に出て私にお辞儀をした。

偉ぶらず、礼儀正しい姿。

素敵な御夫婦だと思った。

また他の要件で、夫たち何人かで重鎮のお宅にお邪魔する事になり、手土産に関して「何を持ってきたら良いか分かるか?それは妻の喜ぶものだ」と注文されたと言う。

それは夫たちが恥ずかしい思いをしないための教育だと私は感心した。


話は変わり先日のお祭りの件、夫に頼み込んだ男性は私が聞いてないと話した際に、なせか不貞腐れて挨拶もなしに何処かに行ってしまった。

その態度に、その場にいた次男ですら不快感を示した。

夫は自分がやるから私に話さなくても良いと思っていた様だし私や次男、そして義父母は手を出さなかった。

すると翌日の夜、夫に頼んだ男性が、夫しか飲まないビールを二本持って来た。

夜、

玄関先で、

大きな声で、

夫さんに!とわざわざ言い。

器の大きさ云々の前に、人としてどうなんだいと疑問に思うのと同時に、人に厳しいようでいて社会というものを言葉にして教えてくれていた重鎮の気配りを思い出した。


できる人は違うものだなぁ

私も息子たちが恥ずかしくないよう、教えられることは伝えていかねば。