夫とは長い付き合いの末結婚に至ったのだけれど、

結婚が決まる前から義母は

私たちが住むところを自宅からスープの熱々の距離に勝手に決めていて

さらにテレビも冷蔵庫も一組の布団も運び込んでいた。

私がそこに遊びに行く事はほぼなかったが、家賃を払っていたのは夫だった。

なぜ遊びに行かなかったかと言うと、義弟とその彼女(現妻)が度々泊まっていたから。

初めて遊びに行った時なんて、義弟の彼女の歯ブラシやヘアゴムなんかが当たり前に置いてあったから、なんて非常識なんだろうと思ったものだ。

結婚が決まり、少しずつ家具を選んで置いていくと、こたつにはなぜか義母お手製のパッチワークのカバー。

ベッドにもパッチワークのカバー。

トイレにはスリッパ、キッチンには包丁と鍋とまな板、お風呂には椅子と手桶。

全て義母が置いていたもの。

本当にがっかりしたのを覚えている。

いやなに、選ぶ自由もないの?

夫は「準備してくれてラッキーじゃん」と。

パッチワーク…は人のものは素敵だなとか思うけれど………

「何日もかかったの〜」

「手間がかかってるのよ」

とか言われましてもって思ってたなぁ。正直、頼んでないし趣味でもない。これを使わなくちゃいけないのか……っていう落胆の方が強かった。

年代だけでなく好きなものは違うのだから、自分の好みをゴリ押しして欲しくなかった。


そしてまだ結婚前に夫の祖父が亡くなって、葬式の日に精進落としの様にお酒やちょっとした食事を振る舞うちゅうやどと呼ばれる会場に、後に私たちが住む場所を指定され、それも後の義父に「(夫の)会社の人達をまっすぐ帰らせるのはどうかと思うから、会社の人達だけ行ってもらうから」という事で

私も同じ会社だったということもあってか、残って配膳をして欲しいと。

会社の人は知っているからと請け負ったら、会社の人を押しのけて近所のおじさんおじいさんたちが押しかけてきた。

会社の人は遠慮して来ないし、義母が勝手にこたつを出したり私が買ったばかりの座椅子を使わせたりやりたい放題で、しかもまだ結婚前、婚約すらしていない私を、葬儀だと言うのに連れ回っては「うちの嫁」ってやるものだから

勘違いジジイたちが「ねーちゃんこっちで酌をしろ」だの

あれ持ってこいだの、ただの宴会、そしてコンパニオン扱いの私。苛ついて「ねーちゃんじゃねーよ」と聞こえないふり。

さすがに見かねた後の義妹と近所の女性が「あなたはやる必要がない。靴を持ってくるから裏から帰っちゃいなさい」と言ってくれて帰れたのは、葬儀参列後6時間後。

後日、義妹のいない時に義母から勝手に帰った事をチクチク言われたりして。

そこはありがとうじゃないの?

やってらんねーなと思うのは当たり前だよね?