何年か前に引越してきた一家は
近所付き合いはほぼ無い。
ばーさんは元気いっぱいで毎朝毎夕杖を片手に歩き回り、時にはむしり取った花などの戦利品を振り回しながら帰宅する。
ある時にそのばーさんが救急車で運ばれて、普段は影の薄いお嫁さんがにっこにこでゴミ出しをしていたのが印象的だったが
数日後には再び散歩に励むばーさん。そしてまた姿を見なくなった嫁様。
ばーさんは弱々しく杖をついてゆっくり歩いていたかと思えば
突然杖を振り回しながら速歩きを始める。
つまりは元気になった。
人の庭に平気で踏み込むような人だが、見つかると慌てて弱々しさを演じ、何も聞こえませんよーという顔でいなくなる。
そんな中、私の目の前で、裏のお宅のひろーい敷地を横切るばーさんの姿を発見。
ジロジロと花やら作物やらを物色している。
話もしたことがない人の敷地によ?あり得ないわ…
推定年齢90歳。
長生きしそうな予感。