私が死んで、もし猫に生まれ変わって
次男の足元にやって来たら私だって分かってくれる?
そんなへんてこな質問を投げかける母。
「多分、眼力が強いなー!ってビビるけどすぐ分かる」と次男。
眼力って…
普段はそうでもないけど、見開いて次男を見ると怖い怖いと言うのでよくやってるのです。
気が長くて平和主義で、猫を愛している次男の飼い猫になれたら嬉しいなと思ったら泣けました。
義父母の飼い猫が天国に旅だってから丸2ヶ月が過ぎました。コロナ禍にあって学校が休みだった次男は、甲斐甲斐しくお世話をし、代わりゆく姿を涙を堪えながら この子はこの子だから と普段と変わらない態度で接していました。
とうとう動けなくなった朝、次男が名前を呼ぶと力強く尻尾を振りました。
しかしそのすぐ後、静かに旅立ちました。
次男を待っていてくれたのかな…家族はみなそう思いました。
次男は涙を堪えたまま「ありがとうね、愛してるよ」と言いながら、優しく優しく撫でていました。「手を洗ってくるね」と洗面所で泣いていたのを知っています。
火葬の際も同行して、お花を沢山手向けました。
次男の誕生を見守ってくれていたあの子は
成長した次男に見届けられ、最期を迎えました。
今も次男は毎朝、遺影に挨拶をしています。
優しい子に育ったなぁ…
あの子は
とても美しい猫でした。