私の住むいわきは東北にあって
雪は滅多に降らないし、海風の影響で夏は風が涼しい。
海も山も川も田も畑もあって
ゴルフ場もたくさんある。
関東以南から仕事でしばらくこちらに居た方数人も、こちらに家を建てたりして楽しんでいる。
それが、あの震災で危険な場所のように言われ
それでも7年の間にたくさんの救いがあり
みな元気になってきた。
そんな中でも、やはり震災いじめの様なことが繰り返され、辛い思いをしている人がいる。
長男が首都圏の大学に通う事が決まり
私と長男はそれに関して話し合った。
長男は「何も悪いことはしていないし、
なんなら検査もして放射線に汚染もされていない証明もある。堂々としているよ」と言った。
長男は私が思っているよりもずっと覚悟を決めて居て、安心して送り出せた。
けれど、やはり新しい友人たちに初めて話す時には、悲しい事も考えたそうだ。
もしかすると離れてしまうかも知れないと。
しかし、「あ〜、いわきって行ったことあるよ〜。良い所だよね〜。」と誰かが言い、
「そうなんだ〜、俺も行ってみたいな〜」とまた誰かが言った。
長男は「その時に、みんなに知ってほしいと思ったんだ。俺の生まれた所はみんなの生まれた所と同じように良い所なんだって。
だから、いつかは友達を連れて帰ろうかと思うよ」と。
良い友人に囲まれて、長男は幸せだ。
都会的では無い、男前じゃない、オシャレでもない、そんな無い無い尽くしな仲間たちは
とても優しい気持ちの良さがある。
人を馬鹿にしたり、学歴をひけらかしたり
異性を意識してばかり…そんな子は居ない。
取り敢えずは安心した。
あとは事件とか事故とかに巻き込まれるなよ〜とだけ。
まだ始まったばかりの学生生活。
充実した日々を送れますように。