「誰にでもできる事とできねェ事がある。お前にできねェ事はおれがやる。おれにできねェ事をお前がやれ!!!」
(出典:ワンピース)
このセリフは、「ワンピース」の43巻414話に書いてあります。
「サンジVSジャブラ」で、エニエスロビー編のジャブラ戦前ですね。
~エピソード~
既にジャブラと闘い、惨敗して落ち込むウソップに対してサンジが放った言葉です。
このサンジの言葉を聞き、ウソップは自分自身の役割は戦闘で勝つことでも、ましてや自分が戦うことではないことに気づきます。
一番のこの闘いの意味は、「ロビンを助け出すこと!」。
その後、ロビン解放のキーマンとして大活躍します。
サンジは直前にカリファに敗北しており、その尻拭いをよりにもよってナミにさせてしまいました。
女を蹴れないという自分のポリシーのため、自分のフォローをナミがしてくれたので、自分に出来ることとして、男をぶちのめす覚悟を持ってジャブラへ挑んでいきます。
自分とウソップを重ねて、自分に対して言い聞かせるような言葉でもあるのではないでしょうか。
「ワンピース」に関しては、以前にこちらの記事で少し触れてますので、ご参考までに!!
では、
もう一度!!
「誰にでもできる事とできねェ事がある。お前にできねェ事はおれがやる。おれにできねェ事をお前がやれ!!!」
(出典:ワンピース)
一人一人、必ずその人にしかできない「役割」というものはある。
「私は、あの人のようにできない。。。」
「私じゃなくても、いいんじゃないかな。。。」
などなど、他の誰かと自分を比べてしまうことってあると思います。
確かに、共存社会で生きている私たちにとって周りとの足並みを揃えていくことは大切かもしれません。
自分よりもテキパキ何でもこなす人、成功している人をみると
「劣等感」を抱き、
自分と同じような状態、レベルの人を探して、
「安心感」を求め、
最終的には、
自分よりも少しでも劣っている、不幸な環境の人をみて、
「優越感」を得ようとしてしまう。。。
しかし、そもそも
生きとし生けるものの中で、
全く同じような「存在」というのはありません。
皆、一人一人全くことなった「存在」であるのに、
なぜ、「他の存在」と「自分」を比べてしまうのでしょうか?
そもそも、同じ存在でないのに、どうして求めてしまうのでしょうか?
遥か昔より、人類の進化により共存社会の中で生きている感情・知恵を持った人間だからこそ、
「自分の役割」をみつけるより、
「自分がするから意味がある役割」だったとしても気づかず、
「他の誰かと比べることばかり」してしまう。。。
このサンジの言葉から、
↓ ↓ ↓ ↓
・「一人一人みんな違った役割があるんだ、ここに居ていいんだ」と思わせる優しい言葉。
・不得意のことがあってもいいじゃないか。何でもできるような奴なんていない、得意なことで役に立てるならそれでいいじゃないか。
・闘いが不得意で自信がないウソップを勇気づけてくれる魔法の言葉です。
・この言葉を聞いて、真に「自分らしく生きよう」と思わせてくれるような一言。