今頃は大きな仕事の追い込みだったのだが、都合がありキャンセルになってしまった。しょうがないので、Netflixで韓国ドラマをたくさん見ている。
今年は後コラム2本ほど、アントニオ猪木さんの追悼記事と、竹島に関する小噺を書いて今年は終わりかなぁ。
こんなことになるとは思わなかったよというのが11月だったのだけど、本当にこんなことになるとは思わなかったことが起きた。
妻の会社の移転が正式に決まっていて、土日になると妻が出かけていた。引っ越し候補地を探していたみたいだが、こういう時の妻はひとりにするに限る。
歩いて、見て、想像して、臨界点を迎えたころに「どうしたの」と話しかければよい。
その日がつい先日来た。
目星をつけたマンションが3軒あるので一緒に見て欲しいという。だが予想を超えていたのは、その日の夜に本命のマンションとの仮契約をすまし、手付金を払い込んでしまったことだ。
2年後に建つマンションなので、まだ工事中。
帰りに学生時代にふたりで通った焼肉店に顔を出す。25年ぶりだったがオーナーは覚えていてくれて、いっしょに記念写真を撮り、サラダをごちそうになった。たっぷり焼肉をいただいた。
学生のころはお金がなかったのでスープばっかりだったけど、今はちゃんと肉を食べられるようになった。
今のマンションは賃貸に出して運用するという。70歳くらいまでの皮算用が出来てしまった。今のマンションはもうすでにローンも完済していてその心配はない。
ひとつの大きな仕事を犠牲に、大きなことが変わった11月。がっちりと安定していく自分の人生の先行きが不思議でならない。