面白い、は難しい。 | 38度線の北側でのできごと

38度線の北側でのできごと

38度線の北側の国でのお話を書きます

 白いというのは難しい。特に朝鮮半島については。

 

 右側の人たちが韓国、北朝鮮が面白いという時は、たぶんに蔑視が散りばめられている。さげすむような笑いというか。

 

 左側の人たちはただひたすらに委縮している。「あなた、過去の歴史的経緯を考えてものを言いなさい」と嗜めるように、諭すように話す人もいる。

 

 ◯◯は面白い。〇〇を国名としたとき、例えばアメリカやフランスが面白いということには頷けても(もしくは全然面白くないけど、愛想笑いをしたり、あの国のどこが面白いの?と反駁したとしても)、◯◯に韓国や北朝鮮。特に北朝鮮が入ると緊張するのだろう。

 

 過去の歴史への引け目や、蔑視、怒り、両国に横たわる諸問題、何となくの不気味さ。そしてそれらをないまぜにしたもの。それが複雑に絡んで笑わないのはもちろん、口にしない方がいい、そして見なかったことにする。そんな存在になっていないかと思う。

 

 だから敢えてぼくは言いたい。北朝鮮は面白いぞ、と。あんなドタバタエピソード満載の国、なかなかない。

 

 そんなトークライブを1月19日に神保町でやります。