琉球、I(愛)ターン日記 -24ページ目

琉球、I(愛)ターン日記

なにを思ったか?単身沖縄にIターン!してしまった、オジサンの日記です。家族は、一人も乗って来ず、たった一人の生活で思ったこと、感じたこと、やったこと、などなど。

沖縄は風の島です。
風が吹き抜けます。なんでそんな事を?と思われるかもしれませんが、風向きが気になってしまうんです。
 あ、南西から東に変わって来た!とか、気になりませんか?那覇空港の進行方向が変わったかな?とか、台風が近づいた、とか。これも内地にずっと居たからか、風向きってだいたい決まっているんですね。変な方向から吹いてくるってことは、ほぼ無いんです。予想の範囲内なんですね、天気図をしっかり見なくても、この時期のこんな天気だったら、どっちから吹くとか。
 ところが沖縄に来たら、360度どっからでも吹くんですもん!え〜なんで?と、日に何度も思えるって、驚きなんです。すごく無いですか?自然の恵みがここにもあったなんて。
 変な人と思われたついでに、一番最初の体験を書いておきますが、西千葉の千葉大裏に借りた一軒家に住んで居た21歳の3月だったと思います。休みの日に寝坊していると窓全体がガタガタと音を立てて揺れたんです。風向きが変わったんだと思いました。1階の西南向きの窓際まで行くと、ガラスの木枠のスキマから漏れてくる重くてじっとりとした空気をはっきりと感じました。窓を開けるとガラスが結露しているのが見えました。しかも外側がです。一人身震いしたのを今でも覚えて居ます。
 それに似た体験ができる沖縄って最高ですね。風って良いですよね。んんん、共感は期待できないかな〜?
 沖縄に就職するにあたって、住まいを探していました。だいたいのエリアを決めてネットで検索した不動産屋に連絡しました。まぁ、ごく一般的なアプローチだと思います。それでまずは電話で話して感じが悪くなければ、お店を訪問して、ということになるかと思います。
 国際通りに面した2階に入るお店に入ると、カウンターがいっぱいあって、お客はわたし一人。少しビビりながら、先ほど電話で話した担当をお願いすると、居ないという。??時間を決めて場所を調べてわざわざやって来たのに、居ないってどういうこと?
 カウンターの人は別に悪びれるでもなく、引き継いでおります、物件はこれかコレです。と言ってます。なんか、居ないのが普通みたいです。インバウンドのテレアポインターだったってこと?変なことするなぁ。まぁせっかく来たんだから、話は聞いてみよう。
 「お客様は、これかコレで、レオパレスが良いですね。こっちは2階でこっちは3階です。今なら初期費用無料です。ラッキーですね。」
と言われます。「当社はレオパレスの営業代行のような契約ですので、他社に比べて破格の提案が可能なんです。」ふ〜ん、そうなんだ。で、家賃は?いくらなんだろう?「家賃は58,900円ですが、これがなんと62,800円になります。安いでしょう?」

ふ〜ん、えっ!高くなってるじゃん!

「あれっ?どういうことですか?」と訊くと、「当社は特別な契約を結んでいますので格安で、、、」??何言っているのかわかりません!

 その後よくよく聞いてみると、モロモロの中にこのお店の取り分が、約2,000円/月が入っているんですって。なぁんだ、初期費用無料って言っているけど、24回払いで仲介手数料を払っているじゃん!!

そのおかげで、契約しないですみました。よかったよかった。
沖縄のモノレールはゆいレールと言います。今や、各地にもあるモノレールですが、この那覇市のモノレールは素晴らしいです。何が素晴らしいかと言いますと、この街にしっかりと溶け込んでいるということです。
 他のモノレールを全て知っている訳ではないので、大きなことは言えませんが、まず、通勤電車という文化を沖縄にもたらしているということ、地域の足ということで、路線バスに変わる役目を十分に果たしていると思います。
 あと、斬新なQRコードによる改札方式が、ぶっ飛んでいます。内地から来た人は最初は必ず改札で困惑します。しかも3回です。それは、まず駅に来て、いつものように、どこにも止まらずに、そのまま改札を通ろうとしますが、そこで最初のエラーに遭遇します。そうです。交通系のICカード、SUICAやICOCAなどが使えないので、止められます。近くにいる駅員さんに、「使えません。切符を買って!」と言われて、何年かぶりに切符売り場に戻ります。それまでが1回目です。
 次は、最も恥ずかしいのですが、地元の人が、スムーズに通り抜けていく改札へ、今買った切符を持って近づいていきます。前の人に続いて、さぁ!あれ?どこに入れるの?切符を吸い込む口がない!!と立ち尽くすことになります。当然後ろからついて来た人は、迷惑そうな顔をします。ここでも駅員さんからヘルプが飛んで来ます。「そこの窓にかざしてください。切符を!」です。はぁん??? あー、QRコードをカメラで読み取るんだ!と納得すれば通ってもよし!です。
 お待ちかねの3回目は、最後、降車駅での改札口です。乗車駅と同じように、改札口に備え付けられているカメラに、持っている切符のQRコードを見せれば、通過できます。あー良かった!というところなんですが、駅舎を出て歩道橋の上を歩きながら不思議な気分になります。それは、手の中にまだ切符がある、ということです。駅の改札は回収までは仕事をしてくれません。わたしが初体験の時には、すぐ折り返して、返しに行こうかと思ったくらいです。そんなこともあろうかと、改札口の出口に、後付けで100円均一でも売っていないような小さなプラスチックのゴミ箱がくっついていて、ここに捨てることになっているようです。
 まぁ、いろいろ考えるとこの方式のメリットがあるみたいです。発展途上国に売り込んでいるようで、吸込み方式だと壊れやすそうだというのは想像できます。これが世界標準になるんだと思うと、またガラパゴス化現象の一つなんだと、感慨深くなります。