「あ~スッキリした~・・・あっ!!」
気を利かせてトイレに去ったのだと思っていたブライアンは、用を足してすぐタバコを吸いに戻ってきた。
どうやらただ本当にトイレに行きたかっただけみたい。
彼は、カウチの上でわたしとデイブが抱き合っており、さらに私が泣いている状態に動揺を示してはいたが結局そのまま私の横にどかっと座ってタバコに火をつけた。
「
寒いな~」
独り言をつぶやいて、なんとなくこの場を和ませようとするブライアン。
「・・・・あー。アメリカにくる前に失恋した事、思い出したら泣けてきちゃった~。」
わたしはとっさに思いついた台詞を口にした。
”日本で彼氏に振られて傷心なわたしはデイブに慰められた”という状況である。
「ありがとう、もう大丈夫だよ、デイブ」
といいながら、彼の腕をほどく。
「あ、うん。」
デイブはまだ何か言いたそうだったが、腕を解き、泣いているわたしの背中をさすってくれた。
いくら酔ってても、今の状況でしかも付き合い損ねた男の子の腕の中で泣いているなんてちょっとダサすぎるという意識はまだはっきり残っている。しかもそれを彼の友達に見られて慰められたりした日には・・・・恥ずかしすぎる!!
今回は恋愛のタイミングが合わなかっただけであって、私が被害者なわけでもなんでもないんだから、そこのとこはっきりさせなくっちゃ。
デイブとブライアンがタバコを吸いながらたわいのない話をしている間、わたしはネブラスカの星空の下で思考をめぐらせていた。
「CDが終わったよ。寒いし、中入ってもう一回だけドリンキングゲームしようか♪」
ブライアンが、タバコの火を消しながら言う。
「うん。最後のドリンキングゲームは派手なのにしよう!!」
「あっ。。。いいのがあるよ。。。」
デイブはすごいことをひらめいた!という顔をした。そんな彼にわたしとブライアンはオーバーリアクションで答える。
「な~に~!!!????」
*3人とも、酔ってます。
つづく→