父のはなし | 笑えばきっと福も来る

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トホホなぐうまま(母)と
ネコのわた子さんの
ゆるゆるのんびりな日常です。

なんとかなると思いつつ、なんとかして生きてます。
今日も1日のびのびと。

2月4日に父が亡くなりました。
間質性肺炎を患い、最後の最後まで胸の苦しさと闘いました。
最後は母、娘(ワタシと姉)、孫たちに囲まれて眠るように、全てから解放されるように静かに息を引き取りました。
そして本日、父の火葬・葬儀・納骨・忌明け・百か日までの法要を済ませてきました。
(このへんでは一般的)

お悔やみをいただいた方、通夜・葬儀等においでくださった方、今日地元紙のおくやみ欄に名前が載ったので、「新聞見だら名前載ってんだもんびっくりしたべやっ!」と駆けつけてくださった方、本当にたくさんの方々に見送っていただきました。
心より感謝いたします。
本当にありがとうございました。

冠婚葬祭って、めんどうで嫌いな事なんです。
でもたかだか4~5日の間でしたが、父の交友関係から初めてお会いする方に父の話を聞く機会があり、意外なほどに家族の知らなかった父の顔を見たような気がします。

家族からすれば気ままでのんべぇで賑やかなことが大好きで、孫がかわいくて、声がでかくてうるさくて、めんどくさい父で、余計なことばかりして、どちらかといえば嫌いな人ではありましたが、母のことを最後まで気にかけていた優しい人だったんですな。

斎場ではとにかくバカなことをしまくって、父、いえ、ジジイの前では爆笑することを心掛けていました。
普段と変わらないバカな家族が送ってやることが一番なんじゃないかと。
通夜でも、火葬でも、忌明け会場でもバカなことばかり話して爆笑。
挙句の果てには夜中に「おい、ジイ!その辺にいるんだべ?いたらロウソクの火、上にのばしてみなよ」なんて、ジイと炎を使って会話をしていました。
だって甥っ子が「俺、山に登りたいんだけど、そん時はついてきてクマ避けしてけろな」って言ったら、風のない部屋で炎がひゅううううっと上に細く伸びてユラユラ揺れるんだもん。いるとしか思えないし、夜中に地震がくれば自宅の廊下をドカドカ走り回るしと、病気の苦しさから解放されて一緒になって遊んでるような気がします。
こんなエピソードは数知れず。
追々家族の笑い話にしようと思います。

こんなジイでしたから、四十九日まで家の中を走り回りそうです。
足音がうるさい人なので折を見て注意しようと思います(笑)

斎場の方にも本当にお世話になりました。
我が家の葬儀一切を担当してくれた方、家族全員がファンになるくらい素敵な方で、最後の最後まで親切に対応してくださいました。

今日は午後から雪の予報でしたが、全てが終わって斎場を後にしようと身支度をし始めたあたりから本格的に降り始めてきました。
今日から、別な意味でバタバタしますが、まず今夜だけはのんびり寝ようと思います。

本当にありがとうございました。

明日からいつもの感じで更新です。