2002年、留学のために日本にやってきました。
来日前には中国深圳の日系企業で5年間働きました。
その5年間でビジネス上による日中文化の違いや日本人中国人における考えの違い、
そして同じ漢字による誤解事例などなどを既にいろいろと経験してきたので、
日本に来てから余りカルチャーショックを感じずに留学を無事におわえました。
しかし、カルチャショックに陥りになったのは来日8年後の時でした。
日本人と国際結婚した私は、出産に当たって、
中国文化・中国人の考えで、考えたのが一因でした。
中国では、出産後には「坐月子」との文化があり、
出産後のお母さんは1ヶ月以内にゆっくり静かに休むことが基本です。
赤ちゃんの面倒や家事などは基本的に男性側の両親がやります(中国は男系社会のためだと思います)。
(現在は“産後ケアサービスセンター”という高級サービスを利用したり、ベビーシータを雇用したりすることも珍しくないです。)
ところで、自分の出産後に、当たり前だと考えたこの“待遇”がまるで昼夢のようでした。
夜泣きされて、ひどく睡眠不足の中で、赤ちゃんの面倒はもちろんのこと、家事もやらないといけない酷な現実の前に、
一層中国式の産後の“待遇”に憧れてしまうのでした。
……
日本のお母さんは本当にすごいと思います。
産後のことだけではなくて、
子育ての中でも「スーパーお母さん」のパワーは凄まじいと日々思っています。
時々、お腹が膨らんでいるお母さんは、前後とも子供を乗せている自転車に乗っている姿を目に映ると、
思わず胸が熱くなり、心の中で「偉大なスーパーお母さんだな」とつぶやいてしまうほどです。
言い換えれば、日本のお母さんは本当に大変だなとも言えるのではないでしょうか。
(日本社会においてこれは普通の事だと言えるので、当事者らはそう思っているかどうかわかりませんが)
……
ま“カルチャショック”を減らすために、
日々の生活を楽しんで、その違いを細かく観察してしっかりと理解していきたいです。