これ知ってますか?

 今や「繊維メーカー」という言葉ではくくれないほどに、飛行機や自動車用素材、医薬品、電子材料などの幅広い事業をグローバルに展開する帝人。市場ニーズや経営環境が目まぐるしく変化する中、同社の経営改革を支えるIT部門をリードしているのが、IT企画室 室長の石川研一氏。IT部門を率いるうえでの課題やその解決法、リーダーに求められる資質などについて、ガートナー ジャパン エグゼクティブ プログラム バイス プレジデント エグゼクティブ パートナーの重富俊二氏が聞いた。●経営のスピード感を支えるITが問われている ——帝人は今年2月に、中長期経営ビジョン「CHANGE FOR 2016」を発表し、2016年度の連結営業利益を、12年度予想の350億円から1000億円にする高い目標を掲げている。これを実現するうえで、IT部門にはどのような期待がかかっているのか。 帝人は大きく経営を変えようとしている。過去の歴史を紐解いてみると、主力の素材がライフサイクルを終えるとき、会社全体でも大きな変革を経験している。例えば戦後それまでの主力商品だったレーヨンからポリエステルへ切り替えるときには、ここに全経営資源を投入した。これを当時の社長は、「蛻変(ぜいへん)」と呼んだ。芋虫が蝶に変わるように、姿を大きく変化させることだ。 今がまた新たな蛻変の時という意識だ。当社ではこれまで多角化を進めており、2003年以降は持株会社の傘下に、素材別のさまざまな事業会社を抱えている。しかし、取り扱う素材の種類や用途が複雑化する中で、素材は違うが売り先は同じであったり、また同じ素材でも売り先が衣料から工業用途まで多岐に渡っている。 素材別で事業を切り分けていると、お客さまからは分かりにくくなっていた。このため、事業会社を一度「帝人」にまとめ、事業、地域、技術、人材のポートフォリオを見直し「ソリューション提供型企業」へ転換しようという動きになっている。それに合わせ情報システムの統合も必要になってくる。 こうした大幅な組織改革にはITが欠かせず、われわれもこういった動きに主体的に関わっている。 経営層からは、組織のように目に見えるものであれば変えるべきことは直感的に理解できるが、システム構築には人手と多くのお金、そして時間も掛かるが効果が見えにくいといわれている。 しかし、経営側で望んでいることを情報システムで実現するのに時間が掛かると言えば、あっという間にIT部門が「抵抗勢力」になってしまう。これは避けなくてはならない。簡単ではないが、組織改革実現のためには情報システムの改革も必須で、担当役員と一緒になって成果を出すシステムを提案するよう知恵を絞っている。●これまでの多様な経験が今のネットワークに生きている ——今回のような全社的な組織改編に限らず、IT部門としては普段から事業部門の各ユーザーとのコミュニケーションが重要だが、手掛ける事業がアパレルから医薬品、自動車向けの工業用素材など非常に幅広いとなおさら難しい。社内の各部門とうまくコミュニケーションしていくうえでのコツはあるか? 確かに非常に難しい。ただ、わたしはこれまで社内ユーザー向けの仕事を経験しており、そのときのネットワークが今に生きている。例えば、1994年には、パソコンを全社員4000人に1台ずつ配布し、全員が電子メールやファイルサーバで情報共有をし、ワープロや表計算だけでなく、簡単なデータベースも使えるようにするというプロジェクトを担当した。 1年にわたり全拠点を回って教育を行うという全社規模のプロジェクトに関わることができたこと自体貴重な経験だったが、それだけではなく現場の人とのつながりができたことが大きな財産になっている。 その後には「QR(クイックレスポンス)プロジェクト」という、販売、物流系のサプライチェーンマネジメントシステムを構築した。糸の生産から織物にして納品するまでのリードタイムを90日から30日に短縮して在庫を減らすことができ、タイムリーな生産が可能になった。ここではモノづくりからお客様に届けるところまでのプロセスに関わることができ、経験の幅が広がった。 このような経験を重ねたおかげで、当時一緒に仕事をした人が、今社内のあちこちの事業部にいて、どこに行っても会話ができるので非常に助かっている。 こうした自分の経験からも、IT部門と事業部門とのコミュニケーションの重要性は実感しており、IT企画室では、前任者の時代から事業部門とのつながりを強化しようと、ユーザー側とIT側の担当者の人事ローテーションを行っている。事業部で普段使われている言葉と、IT側の言葉を互いに理解することで、IT部門は相手が何を要求しているかが分かる身近な存在になっている。 ——IT企画というと「計画を立てるまで」、という印象があるがどのような取り組みをしているのか。 2001年に、帝人のシステム子会社、帝人システムテクノロジーと、日商岩井のシステム子会社であるインフォコムが合併し、わたしも翌年に新会社のTG(テイジン)システム部に異動し、2004年から2年間はTGシステム部長を務めた。そこでは帝人の会計、購買調達、人事給与などの更新を担当した。 このときの経験から、大型プロジェクトでは特にユーザー側のプロジェクト管理をしっかりやる必要があると強く感じている。どんなに良いアイデアでも、実現しないと役には立たない。企画の役割の中には、システムの実装を円滑に行うことも含まれる。それは、ユーザーの啓蒙や教育活動があって初めて成立するもので、課された役割は非常に幅広いと感じている。●かつての電子メール導入ほどの大変革を起こせるだろうか ——仕事を進めるうえでのこだわりや、大切にしていることは何か? 何事にも情熱的に取り組むこと、論理的にものごとを整理して考えること、継続することなどを意識している。そして、仕事を楽しくやること。「楽しく」というと若い人は勘違いするかもしれないが、「楽しい仕事」と「仕事を楽しくやる」のは全く違う。 若いときに先輩社員から「仕事は楽しくやれば、何倍も力が出るんだ。だから楽しくやるぞ!」と言われた。実際その通りで、情熱を持って仕事に取り組むと、大きな成果が出る。そして成果を出すことの楽しさを実感すると、さらに仕事に取り組むことができる。これは後進にも体験してほしい。 ——経営環境やテクノロジーの変化が非常に激しい時代だがこれからのITリーダーに必要な資質とは、どんなものだろうか? 難しい質問だが、かつて全社員がパソコンで電子メールを使い始めたことによってワークスタイルは大きく変った。以前は1日中電話にしがみついて仕事をしていたり、ファックスを毎日山のように送っていたし、届いていた。これが一切なくなった。 ITが、ワークスタイルを根本から変えることができたひとつの例だ。これに匹敵するようなことを、その後わたしたちはできただろうか。今、スマートデバイスやSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)などの新しいツールが出てきているが、ひょっとするとこれが、電子メール以来2回目のワークスタイル変革の起爆剤になるかもしれないと考えている。IT部門としてこうした変革を起こせるものを社内に提案したいし、メンバーにも常に新しいことにチャレンジするように伝えている。 映画や漫画の世界にしかなかった夢のようなテレビ電話も、今のスマートフォンでは実現されている。少なくとも、10年前の自分には想像もつかなかったことが、コンシューマーの世界では起こっている。たくさんの方向にアンテナを張り巡らせ、こうした変化を敏感に受けとめ、常に自分の仕事につなげようとする感性を持ち続ける必要がある。対談を終えて 石川氏との対談で、霞が関にある帝人株式会社の東京本社を訪問した。案内された部屋には現在の事業内容を象徴するように多様な製品が陳列されていて、ビジネスの複雑さを先ず直感した。そして、さらにビジネスが「蛻変」しようとしている今、「ITはもっと何かできるはずだ」とビジネスや改革に積極的にチャレンジする姿を熱く語った。 そんな今の石川氏を支えているのは、IT部門だけでなくビジネスの現場でITを担当していた経験を通して身に着けた、ビジネスとITを結び付けるコミュニケーションの力ではないだろうか。「情熱」「楽しく」と「論理的」「継続」、一見すると矛盾するような氏の言葉が印象に残っている。 CIO、情報システム責任者の役割はどんどん拡がっています。そこで奮闘する皆さんの人としての姿(だから、等身大なのです)を連載して伝えたいと思います。今回はその第1回目でした。今後ともよろしくお願いします。 【聞き手:重富俊二(ガートナー ジャパン)、文:大井明子】(ITmedia エグゼクティブ)


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もう少し探してみようかな。
こんなの見つけました。

 システム開発・管理運営業務を手掛けるインフォメーション・ディベロプメント(ID、東京都千代田区)は11日、シンガポールに今月中に現地法人を設立すると発表した。同社の海外法人としては中国・上海に続き2カ所目。東南アジアにおける日系企業向けITサービスを強化する。 現地法人の名称は「インフォメーション・ディベロプメント・シンガポール(IDシンガポール)」。資本金は150万Sドル(約9,570万円)で、IDの全額出資子会社とする。7月に営業を開始する予定。 日系企業による東南アジア進出が加速していることから、ITサービスに対する域内でのニーズに迅速かつ柔軟に対応できるよう現地法人を設立した。ソフトウエア開発、データセンターにおけるシステム運用管理、IT基盤の設計・構築などのサービスを日系企業向けに提供する。 IDの広報担当者はNNAに対して、「ITサービスを提供する上で重要な公共インフラが整備されていることや、日系企業や欧米企業も東南アジア事業を展開するに際して統括拠点を置いていることなどからシンガポールを選んだ」と説明した。 同社は、今年2月に域内で日系商社や製造業などを対象にパソコン(PC)サポートや社内LAN構築・運用・保守サポート、情報機器販売サービスなどを提供する日系KAWATECと業務提携を結んでいる。今後も同社との協業を積極的に進めるとともに、シンガポールを拠点として周辺諸国に事業を拡大していくことで、3年後の東南アジア事業売上高を10億円にする考えだ。 IDは中長期的経営指標として、15年までにグループ全体の売上高を200億円にする目標を掲げる。円高の長期化や海外経済の減速などの経営環境を勘案し、中国や東南アジア、米国、英国などでの事業拡大を重点戦略の一つと位置付けている。 同社の2012年3月期連結決算は、純利益が前期比18.4%減の3億6,500万円、売上高が1.9%減の161億3,700万円だった。


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いろんなタイプがあるんですね。
新しいのがほしいと思って探しています。

週末アキバ特価リポート:  ゴールデンウィーク前後はセールが過熱すると同時に、夏に向けた季節モノの取り扱いが増える時期でもある。ツートップ秋葉原本店のレジ前には、4月末から「ガリガリ君用カキ氷製造器」(780円)や「ガリガリ君瞬冷パック」(100円)など、クール系アイテムが多数並んでいる。【拡大画像や他の画像】 同店は「PCパーツと全然関係ないんですけど、季節モノは本部の仕入れ担当が入れてくるので、現場で箱を開けたときは『ああ、またかぁ』という感じでした。まあ、夏場にはふさわしい商品ですし、街を巡回しながら使ってもらえたらと思いますね」と話していた。 夏といえばアウトドアの季節でもある。そこで注目したいのがパソコンショップ・アークだ。セールコーナーにスポーツバイク向けの部品を並べており、「自転車部品取り扱い有りマス」のPOPを掲げている。EASTON製のバーテープ(980円)や、Vittoriaのタイヤ「OPEN CORSA EVO CX」(4380円)、ITランナー扱いのスマホホルダー「AIR IN Waterproof Cellphone Bag」(2980円)など、PCパーツショップではあまり見慣れないグッズが並ぶ。 同店は「ある担当の趣味で実験的に仕入れてみようということになりまして。常連さんからは『あれ、何屋になったの?』と言われたりしています(笑)。ただ、並行輸入で仕入れた部品も多くて、割安ということで自転車が好きな方にも徐々に注目されるようになってきました。ジャンルは大きく離れていますが、同じDIYということで、興味を持ってもらえれば」と語る。●黒鉄が8980円! ASUSTeK製G41マザーが2999円!——週末のお宝 大型連休明けでも美味しい特価品はとまらない。TSUKUMO eX.で見かけたのは、オウルテックのE-ATX対応PCケース「黒鉄 OWL-PC720」だ。2009年6月に2万円強で登場した高級ケースが、8980円の放出特価となっていた。「かなり巨大なので持ち運びが大変だと思いますが、マザーボード固定部だけ背面から抜き出せる仕様でメンテナンス性も高いですし、ハイエンドマシンを組むならオススメですよ」という。 また、フェイス秋葉原本店には、ASUSTeKのG41マザー「P5G41C-M LX/T」がスポット入荷していた。DDR2/3両対応で、価格は2999円だ。「新品がレア化しているLGA 775マザーで、しかもASUSTeK製という、美味しい商品です。古いパーツを再利用したり、マザーを交換したりするなら狙い目ですよ」とプッシュする。 さらに、同店のBTOマシン用にベゼルを赤く染めた、特殊仕様のパイオニア製DVDドライブ「DVR-217J」も単品で売られてた。価格は4980円だ。「ウチでしか扱っていない超レアなドライブです。マシンのカラーリングにこだわる人にぜひ注目してもらいたいですね」。


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これもいいけど、まだまだいいのがありそうです。