惡の華 | たろすけ日記
クラスの美少女・佐伯奈々子に密かに想いを寄せる春日高男。ある日の放課後、出来心により彼女の体操着を盗んでしまうが、その様子は嫌われ者の女子・仲村佐和に目撃されていた。窮地に陥り、仲村からの無茶な要求に翻弄される中、意外なきっかけから佐伯と付き合うことになり、春日は恋心と背徳の自己矛盾に苛まれる。そんな彼に呼応するかの如く、佐伯も内に秘めた意思を徐々に示すようになる。

現実社会の閉塞感に自己認識を見出せず、遣る瀬無い自我を抱える3人の中学生のアイデンティティは互いに交錯し、儚い逸脱へと向かっていく(Wikipediaより)。

1巻の表紙。クソムシとは?
物語の序盤で、仲村が教師に対して言い放った暴言。

学校の教師に平然と「クソムシが!」と叫ぶ佐和。「クソムシ」ってどんな意味かと言うと、ドロドロした内面を隠し、外面ではまともぶってる奴らのことです。

ボードレール「悪の華」をコツコツ読んでる主人公春日高男。ちなみに私は読んだことない。この本を持って帰るのを忘れた高男は放課後こっそり教室へ。

偶然だった、高男が恋してる奈々子の体操着があったのだ!高男はこっそりと奈々子の体操着を持って帰ろうとする。自らの行為に罪悪感はなかったのか?

翌日教師から奈々子の体操着が盗まれたとの報告が。

実は誰もいないと思ってた教室に佐和がいた!佐和は高男が奈々子の体操着を持って帰るのを見ていたのだった。

佐和は高男に放課後図書室に来るよう強要してくる。逆らえない高男。

佐和は高男に盗んだ奈々子の体操着を着ろと言ってきて押し倒してこう言う。自分も「変態」だと。ここで佐和の言う「変態」とはいわゆる異常者のことでなく、「変態」=「内面を隠さないありのままの自分」と認識ください。

たまたま奈々子が荷物運んでるのを見た高男は手伝ってあげるとそのまま荷物を持ってたところ、思わず転びそうになるのを奈々子が必死になってしがみつき高男を支える。

ひょんなことから初デートの約束を勝ち取る高男。嬉しいのは山々だがこの場面を佐和が見ていた!

デートの前に私と会うことを強要してくる佐和。高男は断れない。おまけに盗んだ奈々子の体操着を着てくることと言ってくる。

一体どんなことが待ち受けてるのか?嬉しいはずのデートも佐和の存在で滅茶苦茶になりそう・・・。
(2巻に続く)