遠い星110(帰郷編Ⅱ40) | たろすけ日記
俺も初めての大丸でのポケモンセンター。ぬいぐるみとか文具品とかいろんなグッズが所狭しと並んでいる。

「うわぁ、可愛いね」裕美が手にしたのはピカチューのぬいぐるみ。

「これはポケモンで一番人気のピカチュー。俺ゲームとかはほとんどしなかったけど、可愛いキャラが多いから今でも人気あるよ。映画も毎年出してるみたいだし。ピカチューは知ってるよね?」

「ううん、ピカチューがこのキャラって知らなかった。・・・でも、ねぇ、そのピカチューの隣にいる猫とか子豚さんも人気あるの?」裕美はピカチューに合わせて並んでいるキャラを指して訊いてきた。でも、俺も知らなかった。

「ゴメン、ピカチュー以外は知らないんだ、情けないけど。人気あるのかどうかも分かんない」

「可愛いキャラとかカッコいいのとか怖いのとかいろいろあるけど、よくこれだけのキャラ作れたね。覚えられないよ、これだけあったら」

「ポケモンのキャラがどの位あるのかは俺も分からない。裕美が興味あるんだったらDS貸してあげるよ。途中までしかやってないけど何故かゲームは集めてる」

「そのDSのゲームで何本位出してるの?」

「さぁ、ブラックとかホワイトは覚えてるけど、その前にもレッドとかいろいろあったね。もっとも覚えてない。最近はゲームする時間もないしね」

「私のせい?」

「全然!ゲームするより裕美と過ごした方がずっといいもん。東京のレオパレスに置いてあるから、次持ってくるよ。裕美だったら家帰っても寂しいだろうし、多分俺以上にのめり込むんじゃないかな?」

「うん、じゃ貸してね。あと、記念にこれ買っちゃう」裕美が手にしたのは何かのキャラのキーホルダーと小皿2つ。お揃いだ。俺にも買ってくれるのか?

「へぇ、また可愛いキャラやね。2つってことは俺にももらえるの?」

「そう!初めて来たポケモンセンターで忘れられないものになると思うんだ。何年か経ってこれ見たとき、これここで買ったんだって思い出したら、懐かしくなるよね?」

「凄い思い込みやね。・・・買ってあげよか?」

「ううん、これは私が買うの。いつも鮫君ばかりに出させてるから。それと居酒屋も今回は私が出すね」

「いいよいいよ、元々言いだしっぺは俺だし、これまでのデートだってお金使わないデートばっかりで心苦しく思ってたしね」

「ううん、今回の飛行機代もホテル代も、電車代も出してくれてるんだから、その位出させて。私のほうが心苦しくなってくるよ」

「でもな、デートって元々男が出すもんだって、それが当たり前に思ってたからね。裕美に負担させるのは男として情けないって気がするし」
(続く)
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