転職10年戦士の底辺転職者による転職のアドバイスと各種転職サイトの比較 | ぽよぽよ、その℃-uteな生き様 〜そして男達は東へ向かった〜 第2部・前編
このたびGreenで転職を成功させたところGreenから最後のお願いとして他の苦しんでいる転職者のために是非アドバイスをしてあげてほしいと頼まれた。
他人にアドバイスできるような人生を送っている人間ではないのだがその文章に自分としても共感するところがあったため、10年間転職活動をし続けた者として少しでも世の中で苦しんでいる転職者にアドバイスができるならと思って役立ちそうな情報をブログに書くことにした。



実際に転職できるかはともかく好きな企業に履歴書送るだけの転職活動は無料の宝くじみたいなもので完全にやり得。
しかも宝くじよりはるかに当たりやすく多くの学びを得られる。
よほど現職に満足してる一部の層以外は全人類もっと転職活動した方が良いと思ってる。



転職活動は素で明るい人以外はしっかり台本作り込んで何百回も声に出して練習して人格ごと演技するのが1番良い。
今はコロナ対策でオンライン面接が多く入室のマナーとかそういうの必要ないので、顔の演技にのみ集中できて転職者にはやり易い環境だと思う。
相手のQにAを返す、質問が聞き取れなければ謝ってもう一度どういう質問だったか尋ねる、というような最低限の会話ができれば実は高いコミュニケーション力はいらない。

慣れてくるとわかるがどの企業でも質問されることはだいたい決まってる。
そのため「自己紹介」「自己PR」「職務経歴」「学生時代の話」「退職理由」「志望動機」「長所と短所」「成功談と失敗談」「キャリアプラン」「周囲からどういう人間と言われるか」「逆質問」などは徹底的に作り込んで準備しておく。
だいたいどれも1分以内で十分だと思われる。
自分の情報や熱意を伝える必要がある自己PRと志望動機でもせいぜい2分までで、一度にそれ以上長く喋ってしまうのは独りよがりな印象を与えてしまうため危険。
この部分は一つ一つの項目について細かいコツがあるもののそれらを書いていくと膨大な量になってしまうため割愛する。

とりあえず自分の考える自分の良さをアピールするのではなく、常に相手の立場になって今回の求人募集でどんな人材が欲しいかを考えてそこに刺さる部分を集中的にアピールするということを意識するのが超重要。
最初は大変だが一度全体的なひな形ができれば少しアレンジするだけで全企業に使い回せるようになるため一気に楽になる。
企業によってこれ以外の少し珍しい質問をされることもあるが(「入ってからやってみたい仕事」「あなたの目から見た弊社の課題」「あなたを〇〇に例えると何」など)、そこで試されているのは即興である程度会話できる能力であって返答内容で大きく結果が変わることはないと思う。

逆質問は企業によって修正しなければならない部分なのでこれといった正解がなく1番難しい。
ただ言えることは転職の場合そこまで質問の個数はいらないんじゃないかということ。
俺は最大でも3つまでしか聞いたことないし1つしか聞かないで選考通過することもよくあった。
むしろ質問の回答をもらった後に感謝して終えたり派生して別の質問に繋げたり逆質問がないことをやんわりと伝えたりする会話能力の方がよっぽど大事。
(例:「ありがとうございました。〜というお話を聞いて入社意欲が益々高まりました」「ありがとうございました。それでは〜ということでしょうか」「ありがとうございました。その他の点については面接の中で十分にご説明いただけたので質問はございません」など)
ただし逆質問0個で終えるのは限りなく微妙な空気になるのでできるだけ避ける。
実際のところどうなのか知らないが熱意という点から好印象ということはないだろう。
面接中に逆質問が0個にならないよう事前に3個は必ず用意しておこう。

ここまで頭で理解できていてもコミュ障はそれを実行するプレイヤー的能力がまったく追いついてない状態なので、とにかく最初のうちは下手な鉄砲作戦で面接受けまくって場慣れすることを重視すべし。
少し間違えた返答してもすぐに修正すればいくらでもカバーが効くので、リラックスして楽しむ気持ちを意識することが大事。
ただミスはカバーできるといっても面接始まって数分の第一印象が合否に大きく影響を与えることは事実なので、序盤の基本的な会話で絶対に変なミスをしないことも大事。
そのためやはり自己PRは1〜2分でしっかりしたものを作り込むべし。
オンライン面接なら朝早く起きて応募した企業にスーツ着て出向くような労力もかかってないので、面接時の緊張も落ちた時のダメージも8割減くらいに感じる。
なので現職に不満のある人はコロナ禍のうちにガンガン転職活動するのがオススメ。



不採用通知も100回200回くらいの時期はキツくて毎日自殺を考えたり奇声をあげてベッドから起き上がれなくなったりすると思うけど、なんとか惰性で生き延びていくと2000回超えた辺りから感覚が麻痺してきてショックを受けなくなる。
もちろん感覚が麻痺してきても最終面接まで行って落ちたりするとさすがにショックは受ける。
でも最終面接まで行けるようになっている時点でもう転職活動のゴールは近いのでそう考えて踏ん張ってほしい。
自分は最終的に5000〜7000回くらい不採用通知を貰ったので低スペコミュ障引きこもりの転職はそれが当たり前だと思って心が折れないように頑張ってほしい。






転職サイトでは今回利用させていただいて転職成功したGreenはかなりオススメ。
特にITゲームメディア系などで比較的若者が興味ありそうな良質な企業の求人が多いイメージ。
エンタメ好き新しいもの好きなら良い求人が必ず見つかると思う。
運営も対応の遅い企業に注意しましたと連絡を送ってくるなど管理がしっかりしていて好印象。
他にはマイナビ転職やエン転職、リクルートエージェントやindeedが使いやすく実際に企業と面接できることも多かった。
以下は底辺転職10年戦士による各種転職サイトの感想。

・マイナビ転職
・エン転職
どちらも似たような評価。
とても使いやすい良質な転職サイト。
求人の質も比較的良い。
新着求人をチェックしているとびっくりするような面白い企業の求人があったりする。
求人の情報が詳しくわかりやすく掲載されていて助かる。
新着の求人を眺めているだけでも企業の情報が知れて面白い。

・DODA
掲載されている求人は多いし使いやすさもそこそこなんだけどマッチング成立と送られてきても応募して面接にたどり着けることがほぼない。
DODAへの応募だけで2000回くらい不採用通知送られてきた気がする。
求人の質は玉石混交。

・リクルートエージェント
利用し始めたのが遅く4年前くらいからの利用だったが、良質な求人が多く面接までたどり着くことも多かった。
エージェントのフォローもあり優秀な転職サイトなのでオススメ。
でも昨年頃にサイトが改変されて少し使いにくくなった。

・indeed
indeedそのものからの応募というより転職サイトを網羅した検索エンジンとして非常に優秀で転職活動の晩年はお世話になった。
またindeedそのものからの応募も意外と面白い求人が多く内定をいただくこともあった。
すべての転職者に積極的に活用することをオススメしたいが、リクルートエージェントの良質な求人などは引っかからなかったりするため過信は禁物。

・リクナビネクスト
昔からある転職サイト御三家(マイナビ転職・エン転職・リクナビネクストのこと。俺が呼んでるだけ)だがUIが使いにくいし魅力的な求人がないし面接にも行けない。
転職活動の晩年になるほど利用しなくなった。
正直オススメしない。

・engage
ここを利用したいというより気付いたらここに飛ばされていたため仕方なく利用するみたいなサイト。
ログイン周りの仕様が使いにくく求人の質もそこそこ。

・ビズリーチ
底辺転職者を相手にしてない感じがする。

・Wantedly
意識高い転職者と企業の雑談コミュニケーションツール。
不必要に個人情報の開示を求められるし時間の無駄だった。

・linkedin
使ってない。



・タウンワーク
・バイトル
主にレアバイトだけ応募してた。
本当に仕事なくて家賃払えなくなりそうだった時にバイト探した。
稀にアルバイト以外の正社員求人もあったりする。

・ハローワーク
残念ながら絶望的にまともな求人がない印象。
多分一度しか利用してないと思う。




少しでも誰かの役に立てば幸いです。