1週間前に、あわや入院寸前まで

病状が悪化したばあちゃんに会いに

沼津に行く予定で有休取ってたけど、

現在、施設でコロナが蔓延してるらしく、

(ばあちゃんは陰性)

来週にずらすことにした。


ってことで映画を見ようと飯田橋映画

まずは朝8時半から営業している

おにぎり専門店『むすびや』で腹ごしらえ。



魚卵に飢えてたので、

鮭いくらと明太子の、ダブル魚卵で。

 

 

 

朝9時50分からのギンレイホール、
今日は邦画2本立て。

 

1本目は「寝ても覚めても」の

濱口竜介監督・初の短編オムニバス。

 

2021年のベルリン国際映画祭、

コンペティション部門に出品され、

銀熊賞(審査員グランプリ)を受賞した。

 

 

親友が「いま気になっている」と話題にした男が、

2年前に別れた元カレだったと気づく、

「魔法(よりもっと不確か)」

 

50代にして芥川賞を受賞した大学教授に

落第させられた男子学生が逆恨みから彼を陥れようと、

女子学生を彼の研究室を訪ねさせる、

「扉は開けたままで」

 

仙台で20年ぶりに再会した2人の女性が、

高校時代の思い出話に花を咲かせながら、

現在の置かれた環境の違いから

会話が次第にすれ違っていく、

「もう一度」

 

それぞれ「偶然」と「想像」という

共通のテーマを持ちながら、

異なる3編の物語から構成される。

 

 

 

3話とも心地のよい長さ。


驚き、笑い、起承転結、ちゃんと回収。

 


映画鑑賞後、

「この物語の捉え方はあなた次第ですので。」

みたいなのは苦手で、

でもこの作品は誰が見ても分かりやすい結末なのに、

余韻が残る。

小説がきちんと映像化されたような、しっくり感。




主人公はどこか風変わりで、

でも芯があって、

こういう友だちがいたら人生楽しい。


長回しのセリフが多くて、
でも日常会話なのに、

どことなく異世界。



一話目からおもしろすぎて、

こんなにおもしろかったら2話目でがっかりするじゃん、

と思いきや、全然超えてくる。

 

3話目までまったく残念がらせない。

 


特に最後の3話目は

朗らかな気持ちさせてくれて、とても嬉しい。



この監督の他の作品も絶対見たい。

今年一番面白かった映画。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★★★★★★★★★★