彼岸花は不思議なことに、名前の通り、彼岸の前後で

花を咲かせます。

 

今年は、こんなに暑い日が続いていたのに、季節を間違

わないものなのだなぁと驚かされます。

 

彼岸花は短日植物だと記しているサイトもありますが、

気温が花芽形成や開花に影響を与えていると記している

サイトもあります。

 

この時期、花だけ咲いて、花の後に葉が出てきて、冬から

春にかけて光合成をします。その葉も初夏には枯れてしま

って、暑い夏は地中で休眠しています。冬に落葉樹が落葉

したり、草が枯れたりしている間に、太陽光線を浴びて

養分を蓄えるわけです。だから、木陰のようなところでも

彼岸花は育つわけです。

 

花をどうやって咲かせるかという話ですが、地表に葉っぱ

が無い状態から花を咲かせるので、日照時間よりも地温の

影響のほうが大きいのではないかと素人ながら推測します。

 

 

彼岸花は、縁起が悪いと言って忌み嫌う人がいます。

お墓に植えられていることも多いので、死の世界を連想

させるからかもしれません。ちょうど彼岸に咲くのも

関係しているでしょう。

 

地中からスーッと伸びた花のためだけの彼岸花の茎の、

ほの白い感じもまた不思議な印象を与えます。

 

曼殊沙華 一むら燃えて 秋陽つよし 

そこ過ぎてゐる しずかなる径(みち)

 

私の好きな歌人の一人、木下利玄さんの短歌です。

 

明るい秋の陽ざしや華やかな彼岸花があるにも

かかわらず、どこか悲しさがあるように感じられます。

 

曼殊沙華 木下利玄さんの短歌 | 塾講師の家事日記 & 下総で遊ぶ

 

そもそも、日が短くなる秋は、いくぶんセンチメンタル

な気持ちになる季節でもあります。

 

木下利玄さんの初夏の短歌 ↓

牡丹花は 咲き定まりて | 塾講師の家事日記 & 下総で遊ぶ

 

 

 

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