コロナ禍により、雇止め・解雇などの話が行き交う中、一方で食品スーパーやコンビニなどではあぶれた人たちが職を求め、応募者数が増えているとも聞く。
まあ、実際には応募が来ても、猫も杓子も引っ掛からないような人や面接に無断欠席する輩も多いようなので、単に採用者側の負担が増えているだけ、というのが実態のようだが、それでも応募者が来るだけでもマシ!と思うお店もあることだろう。

そこで慢性的な人手不足で悩まされているお店に、少しでも解消出来るような方法をお伝えしたい。
一般的には
時給を上げる
働く回数の基準を下げる(週2回、2時間からなど)
交通費支給
まかないあり
年齢不問
経験不問・初心者歓迎
というところだろうが、時給を上げるのは非現実的だろうし、その他も出来る範囲でやるだけやっているというのが本音であろう。

 

そこで提案するのが「仕事範囲の限定化」である。

例えばコンビニなら、仕事範囲は

・レジ接客

・品出し・商品整理

・掃除・ごみ捨て

・ファーストフード調理

主だった内容は上記であろう。

これらをどれかに限定する。限定しやすいのは、掃除系と品出し系である。

非接客業務の方が単純作業でハードルが下がりやすい。

もちろん逆に接客オンリーでも良い、中には接客サービスとスピードには自信がある人もいるだろうからだ。

自分がコンビニで働いていた時、仕事範囲を限定する風潮は無かった。

雇った以上、全ての仕事を覚えさせ、出来るようになるのが当たり前だったから。

だから、あるフランチャイズ店の担当になった時、掃除専門の中年者を雇っているのを見て目から鱗が落ちる思いだった。

今の時代、掃除を専門業者へ委託する会社は珍しくないから、それを自店のアルバイトに取り入れても問題ないであろう。

その代わり、時給に差をつける。

全ての仕事範囲をこなす人は1,000円スタート。仕事範囲を限定化する人は950円スタート(最低時給を下回らないこと)などである。

募集条件には研修時給950円、正規採用1,000円と記しておき、面接の段階で上記のような採用形式もあるとしっかり伝えれば、嘘ではないから問題ないであろう。

店によって、限定化する仕事範囲はアレンジを加えればいいと思う。皿洗い・デシャップなどなど。その分、他の人の作業負担の軽減が出来るだろう。

大手になると、決まった教育プログラムがあり、満遍なくすべての業務を覚えさせる仕組みがあるため、仕事範囲の限定化の導入は難しいであろう。

しかし、最初は限定化しておいて、慣れた頃に業務範囲を広げ結果的にすべての仕事をしてもらうのであれば、双方にとってメリットがあると思う。

考え方の一つとして参考になれば幸いである。

 

 

 

 

商工会議所でセミナー開催したい人向け
2016年に公開したブログ「商工会議所セミナー営業編」25本を改訂し、「有料記事」としてまとめました。
当時、私がどう結果を出したのか営業術を公開します。
これは、セミナー営業編に関わらず、他商材の営業をしている人や営業マンを管理するマネージャーにも役立つ内容だと思います。
1,000円になりますが、そのぐらいの価値はあると思います。

街を見渡せば、どこもかしこもテイクアウトやっているお店ばかり。
従来から持ち帰りを展開しているようなお店(餃子の王将や吉野家、マクドナルドなど)まで更に強化しているものだから、ぽっと出の新米店にはなかなか厳しい状態である。
中には既に止めてしまったお店も多いであろう。
また、そこそこ売れるのだけど人を割くまでに至らない、片手間でやっているだけという風前の灯火のお店も少なくない。

そこでテイクアウト商品の売上を伸ばす方法を3つ紹介しよう
①メッセージカード添付
②テイクアウトメニュー表×SNS
③LINE公式アカウント

①特にデリバリーを導入している店に有効なのが、メッセージカードだ。

シンプルでも良いのだが、欲を言えば購入の感謝の気持ちと商品に込めた思いやお店の特徴などをつづるのが良い。
顔が見える店頭での販売でももちろん良いが、顔が見えない相手へ届けるメッセージカードはとても有効でありリピートに繋がる。
ウーバーイーツの画面では商品しか分からず、実際にその店へ足を運んだことが無いのにとりあえず購入してみたというケースは案外多い。
自分が頼んだ時も、とにかくカレーが食べたいと思い値段と内容が合う店、しかも自分が行きそうにない地域を選んだ。こうしたお店から、心のこもったメッセージカードが届いたなら、ちょっと寄ってみようかという気になりやすいだろう。
必ずしも全て手書きする必要は無く、名刺サイズで構わない。堅苦しく考えず、季節の話など盛り込むとか調理風景の写真をいれるとかでも良いだろう。

②テイクアウトメニュー表は軌道に乗ってきたならA5サイズ程度で用意したい。
店内利用客へ配布するより、近くのお店へ配布したい。もちろん個人宅へポスティングでも良いのだが、近くにあるディーラーやクリーニング店、小売店など顔が見える相手へ配ること。この時代でも顔を合わせることが大事である。
企業へ配って法人需要を狙う手もあるが、それは店頭で大きく展開しているような店向けであり、信頼感という意味で取りやすい傾向にある。
あとは、店内や店外へ複数枚貼りだすこと。
1枚や2枚貼った程度では今の時代誰も見てくれないだろう。横一列2メートル程度貼ってようやく見てくれるレベルになる。
そして、SNSをしているなら、テイクアウト商品はもちろん、メニュー表も継続的にアップする事。購入したい人は拡大して見てくれるであろう。

③チケットやポイントカードで
「スタンプ10個で弁当1個無料」
「3枚集めておかず1品追加」
などはもう古い。多くのお店の場合、テイクアウトは利幅が薄く片手間でやっていることが多い、だからむやみやたらな割引は避けたい。そしてチケットやカードを作るのもお金や手間が掛かる。
そこでお勧めしたいのが、LINE公式アカウントの活用だ。
2年前はLINE@と呼ばれていたもので、今は名前・内容が変更されている。
それを登録し、自店のQRコードを店頭に貼りだす。その画面をお客様に見せてもらい、割引やポイントを付与するなどの活用をする。
最初は無料プランで問題ない、テイクアウトで20万円以下の売上であるなら猶更だ。
ただ、LINE公式アカウントの開始に抵抗があるなら、インスタなどのSNSで十分だろう。狙いはお店から離れていても定期的に読んでもらう事である。それには継続的な更新が必要であることは間違いない。
あるラーメン店はTwitterを週に1回、他愛のない情報含め更新しているがそれでも読んでくれる人はいるし、年間にすれば50回になるから情報がそれなりに溜まってくる。
まずは特定の人を囲い込んでいけば売り上げは作れるのである。

3つのポイントを挙げた、自身がやったことを含めまだまだ策はあるのでまた紹介したいと思う。


前回、テイクアウト商品について、売れるもの・売りやすいものなどコツがある旨を書いた。実際にやったことなどを紹介したい。
これは特にいままで売りの無かった居酒屋やレストラン、喫茶店がこれから始めるのに有効な考え方になると思う。

①メニューは10個以内(最低3つ)
②打ち出し方の工夫
③容器を揃える


売れるためのポイントは数多くあるのだが、3つに絞ってみた。

①メニューはそれ程多くなくて良い。
特に最初は5つあれば充分である。
前回も書いたように、総花的にメニューを揃えている居酒屋やレストラン系では何をメインにするか悩むところであろうが、今まで売れていたもの順に出せば良い。
居酒屋なら「唐揚げ」「ポテトフライ」「卵焼き」
ファミレスなら「ハンバーグ」「オムライス」「チキン南蛮」
喫茶店なら「サンドイッチ」「トースト」「ナポリタン」

といったところだろうか。
それらを組み合わせて、500円から1000円で組んでみる。
テイクアウトで気を付けるべきは、包材(容器と袋と箸・スプーン)で経費が掛かるという事。食材によっては醤油やタルタルソースがいるかもしれない。
だからその分を含めて値段設定する。
値段設定は分かりやすく、端数は揃える事
780円・880円・980円といった具合である。
自分的には50円刻みの方が釣銭管理やお釣り計算が楽である(実体験)。
メニュー選定で注意したいのが、「汁物」の回避である。
「味噌汁」「スープ」はもちろんだが、麻婆豆腐など容器を傾けると垂れやすいものは避けたい。
というのも、テイクアウトやデリバリーでクレームが多いことの一つが汁が垂れて、他の商品がダメになったというものだ。持ち帰る本人が気を付ける必要もあるのだが、不快感のもとになるのなら避けたい。
よって、ラーメンやうどんは麺が伸びることにもなるので向いていない商品群と言える。

②メニューが決まったら、次は打ち出し方である。
神戸牛とかブランド力のある食材を使っているなら、それを前面に押し出しやすいが特に明確なものが無い場合でも問題ない。
「外はカリッと、中はジューシー」
「スパイスが効いてます」
「もっちりした食感が癖になる」
などシズル感が伝わるような表現にしてPOPなどに書き出す。
単に「唐揚げ弁当」というより、頭に何かキャッチフレーズを付けるのだ。
これは他店のテイクアウト商品を参考にしてアレンジしてみるのが良い。
避けたいのは、「弁当系」を販売するときに「おかず」をあれこれ詰め込むことである。メインで魚フライ、副菜に煮物・おひたし・たまご一切れ、漬物、ひじきといった具合に幕の内弁当的に入っていると、苦手な食べ物が入っていたら買われない可能性が高い。一見、色々入っていて売り手側からはお得に感じるのだが、買い手側からすると食べられないものがあって残すのは勿体ないという思いがあるからだ。
もう一つの失敗事例として
「唐揚げ&エビフライ弁当」
「エビフライ&ヒレカツ弁当」
「ヒレカツ&魚フライ弁当」
「魚フライ&ロースかつ弁当」
といった具合に、主菜をあれこれと組み合わせることは良くない。
上記のように展開すると
「唐揚げとロースかつ」の組み合わせは無いのか、「おかずを入れ替えて欲しい」「エビフライは1本抜いて、唐揚げを1つ増やして欲しい」などアレンジメニューの希望が一杯出てくる。
だから、メインを絞って副菜でウインナーやポテトサラダを加えるぐらいで良い。
テイクアウト商品は分かりやすいのが一番である。
(ここで言っているのは、飲食店が店内のお客さんも捌きながらテイクアウト商品も売るシーンを想定している、テイクアウト専門店なら考え方は異なる)

③容器はそれほど大きくせず揃える事
持ち帰る人のことを考え、気遣いをしたい。
用意しているビニール袋の大きさも加味し、容器の種類は最小限にする。

大きさがどれもバラバラだと、袋の中で倒れて中身がこぼれる、崩れるの原因になる。
特に汁物系を販売しているお店なら猶更である。
特に今後デリバリーを展開もしくは委託しようとしているなら、先程記述したようなクレームを避けるため気を付けたいところである。
それに容器の種類を減らした方が、調理する人は入れやすいし、発注者は在庫管理がしやすい。少し高めの価格設定まで用意したい場合は、大きい容器を用意するよりも2つに分ける考え方にしたいところだ。
容器は温めることを考え、耐熱性のあるものが良いが、もしそうでないなら販売時に他の皿に移すよう一声かけることを忘れないようにしたい。

既にテイクアウトを始めているが、思いの外利用者が伸びないお店の参考になれば幸いである。
コロナ禍により「テイクアウト」を導入した飲食店は多いと思う。
私はとある外食チェーンに出入りしているが、1年前からテイクアウト強化を掲げ、1年が経とうとしている。当初の利用より10倍以上の売上金額になっているため、その手法をお伝えしたい。

①「テイクアウトやっています」ポスターを店前に大きく掲示
②「テイクアウト」専用メニュー
③「テイクアウト」専用窓口・売場の設置


成功させるポイントは数多くあるのだが、3つに絞ってみた。
①ポスターの掲示は、どこでもやっているかもしれないが、ポイントは「大きく」ということ。A1サイズやスタンド看板などとにかく大きく、だ。
町を歩いていると、結構控えめにA4サイズやそれ以下で「テイクアウト始めました」など書いてあるが、どこもかしこもやっているので今更珍しくない。

大きく、というのはテイクアウトに自信があることの現れである。ここはお金を掛けて大きくしよう、店前だけでなく店内も有効である。
デザインを凝る必要は無し、白地に黒文字でも良い。遠くからでも見えるように貼ること。

②専用メニューの開発は店によって必要だ。
というのも、牛丼店やハンバーガー店なら持ち帰りしやすいメニューだからそのままでも問題ない、せいぜい持ち帰り専用容器を用意する程度で済む。
しかし、普段テイクアウトをしないような居酒屋・食堂系だと、まずメニューに悩んでしまう。
この機会に売りを明確にし、専用メニューを打ち出す
居酒屋や食堂だと、たいがいあるのは「唐揚げ」「卵焼き」「ハンバーグ」といったところだろう。とにかく店の主軸になっている商品なら上記以外に何でも良い。
テイクアウトに組み入れやすい商品を詰め込もう。
商品名はシンプルにするのも売れる秘訣だ。主菜があれば副菜は2つで十分だ。
この商品作成については、売れるもの・売りやすいもののコツがあるので、次回紹介したい。

③テイクアウトをやっていることを押し出すために専用窓口や売場を作りたい。
普段は飲食店として店内で接客していると思う、テイクアウト希望者は、店内に入ってレジやカウンターで注文をするスタイルが一般的なところであろう。
理想は店前にテントやテーブルを出して、売り子を一人立たせ商品を積み上げて販売する事だ。遠くからでも目に付くし、通りがかりの人がふらっと立ち寄って買う可能性がある。商店街でよく見かけるスタイルである。
自前の土地でやっているなら、テントを出そうが問題ない。
しかしそうでないなら、店の前にテーブルなどを出してよいかは、商店街なりその土地の人に確認を取ること。多くの場合、歩道での露天販売は認められていないからだ。
この方法の欠点は、そこに人手を取られてしまうことだ。最少の人数で回しているお店にとって、大した販売力が無いなら余計に痛い。この辺りは先行投資と捉えるのかよく考えたい。
もう一つの手段は、専用窓口の設置である。店の間口が広く、窓が開口できるならそこで注文のやり取りをするのが理想だ。POPでテイクアウト専用窓口はこちら、と誘導出来る。
そうでない間口・設計でない場合は、レジ上の天井から「テイクアウトご希望の方はこちら→」とつるしPOPを垂らそう
これも大きく、がポイントである。スポットライトでそのPOPを明るく照らすのも手である。とにかく演出が大事である。

小技としては、テイクアウトメニュー表を作成し、手配りしたり近隣へポスティングする手もあるが、それは軌道に乗り始めた時でいいだろう。
現在テイクアウト検討中もしくは開始間近のお店も参考になれば幸いである。
3月に変動時給を取り入れることをブログに書いた。
時給1000円で雇っているアルバイトを、月により1200円~1500円前後まで変動させるというものである。

私のブログを読んでいる人はそれほど多くないが、顧問先の方々はたまに見てくれているので
「面白い意見だ」
「導入してみた店の実績・効果を知りたい」
「そこまで時給をあげることは無理」
などなど、自店で取り入れるのはハードルが高いが、他の店の導入結果が知りたいという感想だった。

ここで話変わって、自分のことを言うとまず
「問題の本質は何か」
「やるべきことは何なのか」
「正しいことをしよう」
「利益第一、次にモラル」
「優先順位を明確にする」
「対話重視」
という信条やコンサルティング姿勢がある。
いや、自分は「コンサルティング」というより「寄り添う」「バックアップ」「後方支援的に陰で支える」というのが好きである。
そもそもあまりコンサルティングという言葉が好きでないが、それ以外の言葉が思いつかないから使っている節がある。
そして、本質を突いたぶっちゃけトーク?が好きである。

この場合、出来るアルバイトの人たちを動かした方が利益が取れるという趣旨である。
私のような意見は、その辺の本やブログではまず見掛けない。
何故なら、ここまで本質をついてぶっちゃけてしまうと批判に晒されるから。
悲しいことに私のブログは昔は1万アクセスから数千アクセスまであったが、今となっては影も形もない(涙)ので、ここまで破天荒な意見も言えるのだと思う。
これは「店員の私語を止めさせる方法」を読んだことのある人ならわかると思う。

さて、ここまで話を引っ張った後であえて言おう。
変動時給の導入は、飛び道具に近い効果を持ち、飛躍的に店の売上や利益の向上をもたらす」ものであると。
そして「自分勝手なアルバイト達を動かすには、コミュニケーション力もさることながら、交渉術が必要になる」と。

それもそうだ、要はニンジンをぶら下げて働いてもらうわけだ。
その代わり、高い時給を用意する。
良く働く人間には、高いお金を払い、それほど働かない・最低限しか動かない人間には最低時給で十分、これは誰もが納得しやすい普通の理論ではないだろうか。
これが変にヒューマニストな評論家からすれば、アルバイトでそんなに差をつけるのはどうなのかとか、最低時給で働かせてやる気になるわけが無いとか論するが、店の経営が遊びではない以上、的を外れた意見である。

タイトルに「変動時給を導入するための大前提が2つ」と書いたが、それを説明しよう。
①高い時給の基準
②時給を下げる勇気
この2つだ。

①から解説しよう
前回、二つのコースから選んでもらって、一つが例えば時給1000円で、普通レベルに働くこと、もう一つが時給変動制として最低が1000円、上限1500円ぐらいと書いた。
便宜上、普通レベルがAコース、変動制がBコースとしよう。
Aコースは普通に働くのだから、今までのアルバイトに求めているものと同じで良い。しかしBコースは基準が必要である。
私の見解では、経営者側・店長側になり、Aコース側の人をまとめるのはもちろんのこと、高いレベルで仕事をして欲しいという「右腕」「分身」である。
言われなくても動く、気を利かせる、マニュアル以上の仕事をするというレベルである、そして①の手本になるようなアルバイトである。
これを明確に示さなくてはならない。
しかし、はっきり言って、明確になんて出来るわけない、数字で表せるものでもない。だから、私が上記に書いた「コミュニケーション能力より交渉術が必要になる」という理屈が活きてくる。
もし、Bコースの人が何かミスをした、期待値通りの仕事をしなかった場合、文句を言うのは経営者側・店長側ではなく、Aコース側のアルバイトである。
それも当然、高い時給を貰っているのに自分の働きぶりより悪ければ、そこを突いてくるであろう。だから、そんな意見を言い出すAコースのアルバイトをどう押さえ込むのか、経営者側・店長側にコミュニケーション能力や交渉術が必要である。
交渉とは、そんな文句を言い出すAコース側のアルバイトをBコース側に引き込むことである。そして、Bコース側のアルバイトの働きぶりが大したことが無いなら、時にはそれを叱咤するコミュニケーション能力である。
また時には、Bコース側のアルバイトが能力的に無理があるなら、②の時給を下げる勇気である。
下げるのが難しい、辞める機会になる可能性もあるからだ。この辺の対処がきっちり出来るコミュニケーション能力・交渉術が必要だ。
この変動時給は毎月変えることが前提だから、毎月一定の日にしっかりコミュニケーションを取って時給交渉することも必要である。
Aコース側のアルバイトも、それなりには働いてもらわなくてはならないから、やはりコミュニケーションは取らなくてはならない。
何故、コミュニケーションなのか、それは人には承認欲求があるからだ。承認欲求を満たしたいために人は動く。

ずっと経営者・店長が変わらないような個人店では、自分で雇ったアルバイトだからコミュニケーションはやり易いと思う。
店長がコロコロ変わるような、大手企業の複数展開するチェーン店では、導入は難しいであろう。

自分としては、アルバイトと言えど、能力が高く、モラルを持った学生やフリーター、リストラされた元社会人経験のある壮年や主婦さんをもっと効果的に使って欲しいという願いもある。それが結果的に店の利益向上や経営者側の身体的・心理的負担の軽減につながると思うからだ。

自分は、パート・アルバイトを雇用する小売・外食・サービス業界経営者・店長らに対し、何か心の支えだったり、低迷する売上・利益の向上に役立つことを提供したいと思っている。自店で使えることが無いか、何かヒントになれば幸いである。

ただ、手を焼いているアルバイトを多く抱えている店が多いのではないか、店長を悩ましやすい「意識高い系」バイトの攻略法を次回お伝えしよう。

日本年金機構からのお知らせより


現在は、パート・アルバイトの方でも501人以上規模の企業で勤務する週の所定労働時間が20時間以上など一定の要件を満たす方は、被保険者(短時間労働者)になります。
それが、
令和4年10月から
101人以上規模の企業
令和6年10月から
51人以上規模の企業
で勤務するパート・アルバイトの方も同様の要件を満たしているなら、被保険者になる
とのこと。

企業の負担が増える一方で、パート・アルバイトの側からしたら将来の年金給付額が増える可能性があるということ。
しかし、健康保険料と厚生年金保険料の控除がされることから、手取り金額が当然減るため、この辺りをどう考えるかです。
国としては少しでも徴収したいという姿勢の表れだと思います。

企業規模でパート・アルバイト先を選ぶという動きにもなるかもしれません。
社会保険に加入したい人は51人以上の企業を選ぶ、
加入を望まない人は50人以下の企業を選ぶということも考えられます。
周知が広まれば、そうなるかもしれないと思いました。
今回の「従業員の私語を止めさせる方法」は変動時給を取り入れることを紹介する。
時給1000円で雇っているアルバイトを、月により1200円~1500円前後まで変動させるのである。
詳しく解説する。

これはパート・アルバイトを雇用する小売・外食・サービス業界経営者・店長向けに書いたものである。自店に照らし合わせて読んでもらえば幸いである。
これから解説することは、私語を止めさせる方法だけでなく、モラルやスキル(接客サービス、品質管理)の向上にも直結する内容である。

基本的には時給を一度設定すれば多くのお店では、ほぼ変わりはないだろう。
店によっては研修時給が設定され、それは地域の最低賃金に近い金額であり、数か月勤務かつ一定の水準になれば上げていると思う。
例えば、大阪府の令和2年10月1日時点での最低時給は964円(特定産業は若干異なる)である。
タウンワークである大手ファミレスを見ると研修時給964円、修了後970円とある。
多くの店では大概この時給から変わらない、研修制度がしっかりしているようなマクドはじめ大手チェーンは「職責」「ランク」が上がることで時給50円UPなどしている。
が、それは一定の明確な基準が設けられている会社の話で直営店ならまだしもFC店・個人経営店なら上げることは無いであろう。

時給を上げれば店の利益がその分圧迫されるし、所詮アルバイトだから安く使うのは当然、文句は言うまいとタカをくくっているからだ。
アルバイトもそれが分かっているから、頑張っても仕方がない、なら最低限(にも満たしてないが)の仕事だけして勤務時間が終わるのを待とうという発想になる。
しかし経営者側・店長側からすれば安い賃金でいっぱい働いてもらうために、あの手この手で時には強引に、時には褒めておだてながらパート・アルバイトを動かしているのである。

こうした背景があるのは、自分は直営店の店長経験も経営者も、アルバイト(学生・社会人含む)の経験もあるから分かっている。
しかし大人になってからアルバイトして分かったことは、「能力の低い人間と同じ時給であることに腹が立つ」ことだ。
言い換えれば「仕事が出来ない・要領の悪い人間と同じ時給に設定されているなんて、自分の能力が軽視されているとしか思えない」ということだ。
だったら、社員やリーダーになればいいという声も出てくるだろうが、そうした制度のない会社ならどうしようもないし、会社を辞めるしか選択肢が無いということになる。
そもそもそうした不満を持つ人間はアルバイトは出来ないと言われたらそれまでだ。

ということは、私語をするアルバイトの中には上記のような発想を持つ人間がいるということである。
一口にアルバイトと言っても、モラルやスキルを持った学生・フリーターも存在する。元社会人経験のある壮年や主婦さんもいる。
今の時代、アルバイトと言っても学生のみならず幅広いから(特に昨今のコロナ禍により退職者は増えている)、そうした意識の高い人間をフル活用したほうがいいのだ。

だから冒頭に挙げた変動時給制の導入だ。
毎月評価により時給を変える。
これは募集時・採用時にしっかり告知・説明する。
既存で働く人にも告知すること。
時給1000円のお店があったとする。
まず、二つのコースから選んでもらう。
①時給1000円・・普通レベルに働いてもらえる
②時給変動制(最低1000円、上限1500円ぐらい)・・経営者側・店長側が求めることは全てやってもらう、言わば①側の人のリーダーになる
の2コースだ。
②の時給の上げ幅は、業種や規模、経営状況によるから一概に言えないが、明らかに違う金額が良い。100円しか違わなければ、求める仕事量によるが普通に働いた方が楽だと思うからだ。最低でも1200円というところだろうか。
これは単なるリーダー手当では無い。経営者や求めるレベルまで仕事をして欲しいという「右腕」「分身」である。
言われなくても動く、気を利かせる、マニュアル以上の仕事をするというレベルである、そして①の手本になるようなアルバイトである。
多くの店は上記のことも最低時給もしくは+100円程度でやらせようとするが、それは無理がある、大した時給でないなら結局辞めてしまうし、人目のつかないところでだらけたりしてしまう。
経営者側からすれば、要は利益がしっかり出れば良いのだから、優秀な人間にはしっかり給料を出して、店を支えてもらうという意識の改善が必要である。
ただ、人は慣れてしまうと楽な方に逃げる性質もあるから、この時給制度は一か月毎更新である。上げたら上げっぱなしでなくてよい。働かない人間に高い時給を出すなんてことはしなくて良い。「右腕」「分身」の能力に満たないと思えば、時給を下げればよい、下げたところで皆と並ぶだけである。
ここで重要なのは、頑張ったら上がる、頑張らなかったら下がるという風土を身に付けてもらうことだ。
自分なら、半年ぐらいはスタート時給で働いて、慣れて来た頃に変動制で働いてみたい。で、難しそうだと思ったらまた元の時給で良いと思う。
別にこの制度は、10円20円アップの時給制度を否定しているわけではない。むしろ併用してもらえればよい。
経営者が10円や20円アップしかしないのは、下げることをしないからである。だから大幅に上げられない、そんな風習はやめればよいのにと思う。
自分は上がる人もいれば下がる人がいても良いと思う。その方がやる気のない、私語ばかりしている人が淘汰されるからだ。
時給の上げ方について、何かヒントになれば幸いである。

「従業員の私語を止めさせる方法」PDF
詳しい手法が書かれています。気になる方は読んでみてください。href="https://stat.ameba.jp/user_images/20191021/16/goodstore1/3d/39/p/o0750075014620240185.png">




私語をする理由

それは気持ちの浮つき・仕事に対する姿勢の無さ、と言ってしまうのが一般的なところであるが、少し違った側面からアプローチしてみよう。

単に上記を従業員に指摘したところで、そもそも仕事に対する熱量が違う事が多いのだから、こちらが空虚感に襲われるだけだ。

・従業員同士の連帯感の醸成

・個人のプライドや自己アピール

・真面目に仕事する気恥ずかしさ

私語をする理由は上記だと思っている。

 

詳しく解説しよう。

この場合の従業員とは、多くの場合パート・アルバイトと呼ばれる人たちだ。

一般的に小売り・飲食・サービス業は、週に数回働くパート・アルバイトで多数を占めている。

いわゆる社員は店長一人だけ、もしくは店長と副店長(肩書は色々あると思うが)など数人で回していることが多い。

50坪程度の居酒屋なら、経営者兼店長(いわゆるオーナー)と週に5日働く期間契約社員と他はパート・アルバイト15人程。

某ファミレスチェーン、店長(入社4年目・27歳)と中途で入社した副店長(入社3年目・30歳)、新卒社員(23歳)の社員3人体制とパート・アルバイト20人程。

入社年次や年齢は勝手に空想したものだが(笑)、こんな感じの組み合わせが多いのではないか。

それを思い浮かべて考えてみて欲しい。

 

パート・アルバイトの人数比率が高ければ、まず同じ境遇同士で仲良くしようと思う、そしてガミガミうるさい社員たちは共通の敵にもってこいだ。人は共通の敵を作ることで連帯感を高めやすくなる生き物だ。

これはどんなに面白いオーナーであっても店長であっても、時には厳しいことも言わなくてはならないのだから、当然である。

場合によっては新卒社員はパート・アルバイトの年齢に近く職業意識が低いことも多いから味方になりやすいが、それでも一線を引かれることは珍しくない。

だから、連帯感を高めようとパートアルバイト同士でコミュニケーションしようとする、それを職場外でやってくれれば良いのだが、顔を合わすときは当然職場なのだからそれが「私語」になる。

 

ここからが重要な話

そして、人はグループの中にいた時、自分をランク付けし、少しでも上へ、もしくは自分を安泰もしくは安全な場所に置きたいと思う

ランク付けを上げようとしたとき、仕事を頑張る方向に持っていけばよいのに、自分の趣味や得意なこと、嗜好で自己アピールし、相手のマウントを取ろうとする。これは高校生や大学生など人生経験の浅い人間はそうした行為に出やすい

それも当然、彼ら彼女らは仕事の能力は無いので、仕事でアピールの仕様がないからだ。

そしてオーダーの取り方に臨機応変が効かない、クレーム対応が出来ない、電話がキチンを受けられない、出来ないのだから一生懸命やって失敗することを恐れ、真面目に仕事をすることに対し気恥ずかしさを感じる。若いなりに仲間内の中でのプライドがあるから、一生懸命やっているのに出来ないなんてことになったら、グループの中で低く序列されてしまう。だから仕事にそっぽを向く。

それでもパート・アルバイトの中で自分の地位を上げるために、自分の得意なことなどで私語をしてマウント競争に励むのである。

また仕事中に「私語」をするという背徳感も連帯感を生みやすい。

 

さて、ここまで心理が分かれば対処のやり方はある。

単に仕事のやる気がないとか素質が低い、とか思慮深さの無い分析をしても仕方が無いのである。

なら、それを逆手にもしくは上手に使ってみる

実際に使った手法をお伝えしよう。

 

まず仕事の仕方を1人に集中して徹底的に教える、マニュアルがあるなら1時間それを読ませて、後で心に残ったこと、これから自分が気を付けようと思うことなど述べてもらう。

インプットからアウトプットの流れである。

人は伝えようとする時、要点を覚える、思い出す事に意識が向く。

そこでそのパートアルバイトがどんな事に興味を持ったのか覚えておく。

そして、その適性を見ながら○○名人を作り出し、それを表彰もしくは壁に貼る(告知)することである。

電話応対名人・テーブルセッティング名人・POP書き名人・刺身盛り付け名人などなど

ジャンルは何でも良いが花形に見えるようなものがいい。

そして立ち振る舞いを教えるのである。

単に○○名人に仕立て上げたのなら、余計に調子に乗って私語をするだけだ。

名人ならではの自信とプライドを与え、自らがその分野ではリーダーとして仕切らせるように仕向けるのである。

これがトイレ清掃名人、食器洗い名人とかあまり裏方の仕事にすると本人はプライドが持てないし、詰まらなくなってしまうだろう。

このやり方は時給の設定の仕方とリンクするのだが、今後私語の撲滅と意識の変化と合わせ解説したいと思う。

 

私語をする=仲間内でのランク付け=若さゆえの小さなプライド=仕事に自信が持てない・一生懸命やりたくない

という図式は、どこのビジネス書でも語られることが無いが、覚えておくべきである。

 

REQUの商品ページにて、「従業員の私語を止めさせる方法」を販売中です。

お悩みの経営者さん・店長さんはぜひ読んでみてください。

感想やご意見もお待ちしております。

違う商品を持ってこられて、指摘したら逆切れされた

皿を下げて欲しいと言ったのに今忙しいと言われた

ふてくされた態度で対応された

など接客態度などが悪いといったクレームをお店へ直接で無く電話やメールで受けた時、あなたのお店はどの様に対応しているだろうか。

 

直接お客様より言われたのなら、言われた当人は勿論居合わせた社員・アルバイトも事態が理解しやすい。

例えば、ブッフェスタイルのお店で補充が全くされず、商品が無い状態であり充分に食べることが出来なかったと言われたなら、その状況を見れば、苦情の内容はすぐに理解できるであろう。

しかし厄介なのは、店舗を利用した後で本社やお店ではない営業所に電話やメールが来た場合である。

特に大手チェーンになれば、本社などにお客様センターや問い合わせを受け付けるホームページが用意されており、お客さんも上司に報告してやろうという気持ちでお店ではなく、そういったところに苦情を言う傾向がある。

そして、電話を受けた本社の人間は状況が把握出来ずに、苦情をそのまま受け止め、謝罪や最善と思われる対応をする。

その後、現場(お店)の責任者へ事実確認し、場合によってはその責任者からお客様へ謝罪・お詫びを入れているだろう。

お客様への対応は終わっても、真の問題解決はこれからである。

それは、クレームの対象になった社員・アルバイトの是正指導・教育である。

優等生的な手法は

①静かな場所(事務所・バックヤード)で

②2人(複数人ならその全員)で

③その事態が起こった原因と理由を聞き

④どうするべきだったかを考えさせ

⑤再発しないような策を挙げさせる

というところであろう。

要は、冷静にゆっくり話ができる場所で膝を突き合わせて、個人の意見を尊重し反省を促すものである。

ハッキリ言おう、こんな手法で改善出来るのはよほど意識の高い社員・アルバイトだけで、意識の低い若い学生バイトやフリーターには(学生バイトやフリーター全てが意識が低いと言っているわけでなく、この層が多いという意味である)全く響かない、むしろめんどくさそうに表面的に反省してますモードを見せるだけで、結局責任者が見ていなければ、何ら接客態度は変わらず再び同じようなクレームを引き起こすであろう。

 

しっかり反省してもらい心に響かせるには

①同じ事態を想定し、模擬対応させる、出来るまで何度でもやらせる

②同じクレームを受けたら減給制裁をすることを伝える(減給制裁は労基法の基準で)

③事務所・バックヤード壁にクレーム内容を掲示し、全員が共有する

④そのクレームが起こらないような仕組みを考えさせる

といったところだろう、他にもっと心に刺さる手法もあるが、非優等生的な手法として紹介した。

 

クレーム対応は私も色々してきたが、本も相当数出版されているので、それらを読んで対応策を複数持っておくのがいいと思う。自分の引き出しが増えれば、お客様に合わせた対応がしやすいからだ。