またね | KAZのブログ

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闘病生活を送るミュージシャンの卵たちの支援活動を行うボランティア音楽プロデューサーKAZのリハビリ日記。

励まして下さい

フォロワーの方、たまたま通り掛かり足を止めてくれた皆さん、こんにちは


最近のマイブームは

オーストラリア産のぶどうです💞


種なしで皮のまま食べられて

しかも安くて甘くて美味しいの

皆さんもスーパーで見掛けた際には是非試してみて下さいませね♪


さて

最近のブログで体調の事ばかり書くもんだから

それを読んだミュージシャン仲間らが心配し連絡をくれてましてね

有り難いですよ


そんな中

ある若いミュージシャン仲間から恋愛の話になりまして


初デートで相手の脈ありなしを知るにはどうすればヨイか

ってな質問を受けたのだけど


ぶっちゃけ相手に聞けばヨイだろ、って思うんですが

シャイボーイな彼にはそれが出来ないみたいで



経験上

駅で別れる際、例えば改札に入りホームへ向かう相手がこっちに振り返りバイバイすれば脈ありだと考えてます


↑ホンマかいなえー



車の免許を持っていないのでドライブデートに誘った事がない


必然的に駅での待ち合わせが多くなるんですが

デートの際の駅での待ち合わせって良いよね



昔の話で申し訳ないのですが


まだ金沢に暮らしていた頃(独身時代ね)

彼女捜ししていた俺に友人が知り合いの女の子を紹介してくれる事になったんですよ


しかしその女の子は京都に暮らしてまして

金沢から京都は特急で1時間半くらいの距離なので、ワクワクして会いに行ったんですよ



しかしほぼ初めてに近い京都

右も左も分からない街な訳ですよ


で、食事でもと言う話になり

何処が良いか何処にしようか、って迷ってた俺にその子は『カズさんの好きなお店で良いですよ~💞』って優しく接してくれたんですが



初めての街で好きも何もないし

何処にどんなお店があり

どんな料理が食べられるのも分からない訳です



しかしそんな俺の目の前にですね



餃子の王将が現れたんですよ


救世主です


餃子の王将なら金沢にもあるから良く知ってる!


となり、お店に入り~のメニューを見~のしましたらですね


その子

ムスッとして

『初めて会った子と王将なんだ•••』


って言ったんです


あの言葉は衝撃的だったな


別に食事代を安くしようとか他意はないのよ


俺からすれば初めての京都でしかもまだ若かったから敷居の高いお洒落なお店は怖かったの



なので、餃子の王将なら何度も来た事があるから決めただけなんだけど

その子からすれば気に入らなかったんだろうね



じゃあ!

地元のお前がどっか連れてけよ!

って思ったけど

友人から紹介された子ってのもあり言い返せなかった


その後

金沢に帰る時間になり京都駅で列車を待ってたんだけど

俺を見送る事もなくその子は帰って行きました



『バイバイ』も『またね』もなかったな



金沢に向かうサンダーバードの中でふて腐れながらビール飲んでた俺は色々考えましたよ



金閣寺のてっぺんから突き落としてやれば良かったぜ


とか


熱々の酢豚を頭から被せてやりゃ良かったぜ


とか



でも

これも相性と言うか縁なんだなって思ったんですよ


こういう子とは例え最初は上手く行ったとしても

いずれはダメになるだろうな、ってね



初デートでの食事といえば


都内にはハードロックカフェってお店があったんですが(今はないのかな?)

初デートでこのお店に行きまして

相手の子は何度も来てるようなんだけど俺は初めてだったの


で、彼女がハンバーガーがオススメと言うのでハンバーガーを一緒に頼んだんだけど



そのお店のハンバーガー

お皿の上にバラバラに並んでるの


つまり

バーンズやパティ、トマトやピクルスなんかが重ねた状態じゃなくバラバラなの


ハンバーガーと言えばマクドナルドだった俺は一瞬

『ハア?』ってなったんだけど

この店じゃこれが普通なんだろうと思いパティやバーンズをフォークとナイフ 使って別々に食べたんですよ



そしたら彼女

『ナ二してんの?』ってキョトンとした顔なの



どうやらこのお店のハンバーガー

バラバラに並べられたバーンズやらパティを客側が重ねて食べるらしい のね



厨房で重ねてこいやムキー



とキレそうになったが


『あ、あ~、そうなんだ•••』


と返すしかなかった



本心では

『教えてくれても良いだろ!』


だったが•••



確かあれはハードロックカフェ上野店だったと思う


帰りの上野駅の改札口に着くや否や彼女はそそくさとホームに吸い込まれるようにして帰って行った


『バイバイ』も『またね』もなかった


悲しくなった俺は

都はるみの、上野発の夜行列車降りた時から~♪じゃないが

青森行きの夜行列車に飛び乗り日本海で身投げしたくなった



しかし

こんな俺にも素敵な想い出はある



金沢時代

一目惚れした女の子を食事に誘ったのであります


その子が

『行った事のないようなお店に行きた~い』


と言うので


行き付けのバニーガールバーに連れて行こうかとも考えたが

そういう店は野郎一人で行くもんだと思い断念



金沢の繁華街、片町に店を構える生姜焼きの名店に彼女を連れて行ったのであります


名店とは言えこじんまりした店なの

汚いし壁中油でギトギトなんですえーん


しかし味は抜群に旨い


資産家の家に生まれた彼女は

恐らくは今でいう三つ星レストランみたいな店しか知らないに違いない


お着物姿の店員が出迎えるような高級店しか知らないに違いない


俺が無理してそんな店に連れて行こうもんなら食い逃げの現行犯で捕まるに決まってる


人間

身の丈に合わない事はするもんじゃない



と言う訳で生姜焼きの店に連れて来たんですが


彼女はすっかり気に入りましてね、そのお店


『こういう汚い店好き~💞』


となりまして


出来ればもっと小さな声で言って欲しかったが俺はとても嬉しかった


店主のムッとした顔をよそ目に

俺はとても嬉しかった


彼女を見送る金沢駅の改札


彼女はニコニコした顔でこう言った


『次は私が大好きなお店に連れて行くね💞』



クドいようだが彼女は資産家の娘


銭ならたんまりあるはず


きっと豪勢に振る舞ってくれるに違いない


高級焼肉店か!?


ズワイガニや高級魚がズラリ並んだ高級寿司屋か!?

 

と妄想と股間を膨らませた俺だったが


後日

彼女が連れて行ってくれた店は



餃子の王将だった



かつて王将で嫌な思いをした俺を救ってくれたのは彼女だった



今宵の逸曲


NATHAN EAST(ネイザン•イースト)


FINALLY HOME


ネイザン&小田和正

世界的セッションプレイヤーのネイザンイースト。これまでにエリック・クラプトンやフィル•コリンズ、日本でも小田和正やユーミン等のレコーディングに携わり、その数は優に1000を超える世界最高峰のベースプレイヤーである。
優れたベースプレイヤーとしてだけでなく作曲家としてもフィル•コリンズ&フィリップ•ベイリーで大ヒットした『イージー•ラバー』を手掛けた。
常にニコニコした表情で演奏するデンゼル・ワシントン似のネイザンはこれまでに三枚ほどのソロアルバムを発表。
今回ご紹介の『FINALLY  HOME』はメロディを聴けばピンと来るでしょうが、小田和正の『またね』をカバーしたナンバー。
オリジナルを超えるカバー曲と言うのは滅多に存在しませんが、ネイザンのこの曲は本当に素晴らしいと思います。
是非、部屋の灯りを落とし聴いてみて下さい。


『君は最後に何を見たんだろう

それは楽しかった記憶だろうか

それとも絶望だろうか

君は最後に何を見たんだろう

それは愛する誰かだろうか

それとも絶望だろうか•••』


海に消えて行った魂と
残された家族や友人にいつかやすらぎが訪れますように•••



https://youtu.be/f5kprV1h9XI