高配当株に注目が集まる中、日経平均高配当株50指数が算出開始以来の最高値を更新しました。配当権利付き最終日に向けた買い需要や金利上昇を背景に、バリュー株への投資が活発になっています。
日本経済新聞 2025年8月26日(火)17面 投資2
高配当株価指数が最高値
配当取りで先回り買い
【概要】
8月25日の東京株式市場で、「日経平均高配当株50指数」が2017年の算出開始以来、最高値を更新しました。
背景には、以下の要因があります。
-
配当取り需要:9月末を配当基準日とする銘柄に向け、配当を得ようとする投資家の買いが活発化。特に権利付き最終売買日(2025年は9月26日)を前に「先回り買い」が広がっている。
-
金利上昇の影響:長期金利が17年ぶりの水準まで上昇する中で、バリュー株や高配当株に資金が流入。金融株や資源株などの上昇が目立つ。
実際に、7月末からの指数の上昇率は7%と、日経平均株価(4%高)を上回りました。個別銘柄では、三井金属(+53%)、NTN(+26%)、INPEX(+14%)などが大きく上昇しました。
【感想】
「日経平均高配当株50指数」、やっぱり色々な指数があるものだなと改めて感心しました。
【日経平均高配当株50指数とは】
-
概要:日経平均株価の採用銘柄から、配当利回りの高い50銘柄を選び算出する株価指数。
-
開始時期:2017年1月に算出を開始。
-
特徴:安定した配当を重視する投資家にとって参考となる指標で、配当利回りに注目している点で日経平均株価とは性質が異なります。
-
利用目的:配当収入を重視した投資戦略の指標として注目されるほか、ETFや金融商品のベンチマークとしても利用されます。
実際の構成銘柄はこちら(日経平均高配当株50指数のページ)から確認できます。
私はこれまで、個別株の取引では株主優待を軸に投資してきましたが、最近は配当やインデックス投資にも関心を持ち始めています。今回の記事でこの指数を知ることができたのは大きな収穫でした。
記事を読む限り、9月の配当権利付き最終日までは株価は下がりにくいように思います。ただ、個人的には10月ごろに全体的な株安が来るのではと予想しているので、今のうちに現金比率を高めておき、「日経平均高配当株50指数」の構成銘柄から狙って買う準備を進めています。
また、日経平均プロフィルでは他にも様々な指数を確認することができ、とても勉強になりました。投資初心者の方も、一度チェックしてみる価値があると思います。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
出典:日本経済新聞 2025年8月26日(火)17面 投資2
【関連記事】
【免責事項】
※本記事は、特定の銘柄や金融商品の売買を勧誘・推奨するものではありません。
※投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。
※掲載している情報は、信頼できると判断した資料や情報に基づいていますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。
※将来の株価動向や配当金の支払いなどを保証するものではありません。








