日本取引所グループ(JPX)は、生成AIを活用した新たな企業情報検索サービスを年内にも始めます。投資家が質問を入力するだけで、東証の開示情報をAIが解析し、関連資料を一覧で提示する仕組みです。

 


日本経済新聞 2025年7月9日(水)1面 

 

4000社分 AIで探しやすく

 決算短信など開示情報

 東証、関税の影響も一覧

【概要】

日本取引所グループ(JPX)は、生成AIを活用した企業情報検索サービスを年内にも開始する予定です。投資家が専用サイトに質問を入力すると、東証の「TDネット」に掲載された上場企業約4000社の決算短信などをAIが解析し、該当資料を一覧表示します。

このサービスは、トランプ米政権の関税政策や地政学リスクなどで不透明な事業環境にある企業の業績への影響を、投資家が迅速に把握できるようにするのが狙いです。たとえば「トランプ関税の影響に言及した企業は?」といった曖昧な質問にも、生成AIと「ベクトル検索」技術を使って対応します。

当面は無料提供されますが、将来的には有料化も視野に入れています。

JPXはこうしたデータ関連事業を収益源に育てる構想を持っており、2022年には関連機能をJPX総研に集約。海外の証券取引所でも、英ロンドン証券取引所が金融情報会社リフィニティブを買収するなど、同様の動きが広がっています。


【感想】

まず、上場企業が約4000社って事に驚きました。
私たちは、その4000社の株を買うことができるってことですよね?
全然調べきれてないですね。自分が調べたことがある会社なんて100社以下じゃないかな?

 

そもそも「TDネット」なんて初めて聞きましたし。。お恥ずかしい。

知らなかったことは仕方がないので、TDネットを検索してみました。

 

適時開示情報閲覧サービス(TDnet)

  • 提供元は『日本取引所グループ(JPX)』で、東京証券取引所をはじめ複数の国内金融商品取引所が共同で運営しています。
  • 利用者は、東証の公式ウェブサイトにアクセスするだけで、約31日分の最新開示情報を無料で閲覧できます(過去10年分は別の無料サービスでも閲覧可能)
  • 会員登録や課金なしで、決算短信やIR関連資料などを誰でも閲覧できます 。


TDnetにアクセスしたら無料で見ることができました。

【TDnetの画面】

検索や資料のダウンロードも可能なので、個別銘柄の調査や最新情報の確認にとても便利そうです。
詳しい人が見れば「ちょっとした企業分析」や「ニュースの裏取り」にも活用できるようです。

なんか、これが無料って凄いような気がします。

上級者はこうやって情報を集めているのでしょうか?

 

ちょっと中を覗いてみると、

16:00    66130    G-QDレーザ    「100億宣言」掲載のお知らせ

↑これが目に入りました。100億宣言ってインパクトありますよね?

クリックするとpdfファイルが開いて資料を見ることができます。

こちらのWebサイトでも詳細を確認できます)

『今後 10 年間で売上高 100 億円企業への成長を目指す『10 by 10 to 100』ビジョンを掲げております』

だそうです。凄いですね!

今日の終値は 233 円 前日比+10(+4.48%)でした(2025年7月9日終値)

株価も上昇していますね。

市場がどう反応するのか、注目です。明日は今回の情報を受けてさらに上がるのか?楽しみです。

 

だいぶ話はそれましたが、こういった情報が4000社分もあり、TDネットを通じた企業情報の開示は年約15万件、100万ページ超に上るそうです。

これを個人が監視して、探して、分析するのは不可能だと思うので、今後、生成AIが無料で使えるのなら試してみたい気持ちでいっぱいです。

 

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

出典:日本経済新聞 2025年7月9日(水)1面 

 

【2025.7.10追記】

記事を書いた翌日の終値を確認してみました。

終値は245 円 前日比+12(+5.15%)でした(2025年7月10日終値)

出来高も増えてましたし、株価も上がってました!

TDnetって面白いですね!

そしてやっぱり株式投資において、情報って大切だと再認識しました。

 

 

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