心の平安を得ることが最大の利益
世界平和の祈りは、誰でも彼でも、一度に聖者の心境になれるというのではありませんが、いつの間にか、自己の脳裏に去来する業想念(恐怖、不安)の想いが薄くなり、憤怒や、悲嘆や妬みの想念が消え去ってゆくのであります。
これは現世利益の最大なるものであると思います。
私の思っている現世利益とは、お金が儲かるということや、病気が治る、ということではないのです。
心が平安になることが第一であると思うのです。
お金は儲かることもあり損をすることもあります。
病気は治ることもあり、また現われることもあります。
そうした現象の細かい現われを、いちいち気にしての信仰では、真実に現世利益を得たとはいえません。
真実の現世利益とは、この現世における自分や自分の周囲に、如何なる変化が起ころうとも、それは只単なる因縁の変化であって、その因縁がたとえ今、不幸や病気のように現われていようとも、それは今日以後の未来において、自己の本心を輝かすために、過去世の業因縁が消え去ってゆく姿である、この病気、この不幸によって、過去世からの業の借財払いをしたのだから、これからの生活はよくなってゆくのである、と思えるようになったほうが、揺るぎのない現世利益を受け得ることになるのであります。
『愛・平和・祈り』 五井昌久著 白光出版
感想・・・「人間万事塞翁が馬」であるとか「国敗れて山河あり」「栄枯盛衰」などのことわざにあるように、そのときの浮き沈み、お金のある、ない、病気である、健康であること等に心が把われると変化の激しい今を生きていると疲れ果ててしまうのです。
そんなとき「やっぱり頼りになるのはお金だよね」と言う人もいるのですが、いくらお金がたくさんあっても病気なったり、心配事に心が把われると意気消沈し、「やっぱりお金ではないよね」(笑)となるのです。
では、人間のほんとうの幸せとは何でしょうか?
それは五井先生がおっしゃっている、心の平安しかないと思います。
『世界平和の祈り』を祈ることが習慣になっていると、いつの間にか「私は幸せだなぁ」という心境になっているのです。
それは解決しなければならない問題は山積しているけれど、全然不安にならない、マイナス思考にならないという心境でしょうか?
この祈りに出会ってつくづく 「私は幸せだなぁ」と思うのであります(笑)
世界人類が平和でありますように
日本が平和でありますように
私たちの天命がまっとうされますように
守護霊さまありがとうございます
守護神さまありがとうございます