感想・・・今、私は「地底人に怒られたい‼️」というタイトルの本を読んでいるのですが、地底人さんの意識は特殊?であり、非常に考えさせられ地球人?の考えとは、全く違う、次元の違う思考がそこにあるのです。
例えば、同じ年齢でも若く見える人とかなり老けて見える人がいます。それは外見だけではなくその人の持つエネルギーだと思うのです。
本の中で地底人さんが、「自分を愛さないエネルギーをストレスという」と語っているのですが、私はその言葉に衝撃を受けました。
確かにその通りなのです。私たちは必要以上に自分を責めていないか?至らない未熟者だと自分を卑下していないだろうか?そして自分と同じく相手の人も責めていないか?
そのエネルギーは確実に私たちの心身を傷つけ、老化を早め、病気のような状態を作ってしまっているのではないか?責めるエネルギーを愛するエネルギーに変えれば世界は一遍に天国になるのではないか?
そう思ったのであります。
本文
地底人 いい? 形あるものは、すべてなくなる。すべてうつろいゆく。
今、あなたたちのその形を留めているものは、いつかはなくなる。
それは、喜びでもあるのよ。 新しい再生へのね。
時がうつろい、周囲の景色や人々など万物がうつろう中で、自分一人だけが同じ肉体を持ち、何も変わらないままの自分を留め続けることは、果たして、喜びになるかしら?
Q 私たちは、死を恐れると同時に、長生きすることを素晴らしいと思っているところもありますからね。
でも例えば、インドのヨギなどの行者は、隠匿生活をして数百年生きている人がいるとも伝えられていますよね。
このケースはどうなんですか?
地底人 (沈黙が続く) いい? すべてあなたが認識したときに、その存在ができるの。すべてはあなたが信じるかどうか。でも、数百年生きるということが不可能だと思う? あなたたちは、私たちの肉体に似せてつくられたんだから、それも可能。
Q ということは、長寿の人たちは、「長生きできる」と信じるから、それが叶っているんですね?
地底人 というよりも、すべてを忘れているから長生きできている。あなたたちが肉体を持っているということは、これまで生きてきた思考を常に保持しているということになる。でもそれは、ある種とても辛い状態でもある。
あなたたちは、たかだか20年、30年生きただけですぐに死にたくなってしまうでしょ? それを100年、200年続けてみなさいよ。 どう? 普通だったら、辛くないかしら? なぜ、それができているのか、考えないと。
Q なるほど。長寿の人たちは考えていない、というか悩んでいないんですね。 すると、そういう状況を “悟り” と言うんですか?
地底人 あなたはすぐに枠に入れたがるわね。 もし、彼らが本当に存在したいと願うなら、ただ、そこにいられるの。それに、悟りを開いた人は全員、死なないとでも思うの? 死にたいときは死ぬ。 人は見たいものを見て、信じたいものを信じるだけ。
Q そうすると、数百年生きるインドの行者の特殊な例は置いておいて、この一般社会で生きている私たちは、人生も70~80年を迎えると、ほとんどの人は衰えてきます。 免疫も落ちてくるし、足腰や身体も全体的に弱りはじめる。 そして、やがて病気になったりして、多少の年齢の誤差はあったとしても、100歳を前にほとんどの人は寿命を迎えてしまうわけです。
地底人 あのね、細胞は常に再生しているの。 あなたの10年前の細胞と今の細胞では、ひとつとして同じ細胞はない。常に新しく生まれ変わっているんだ。 それなのに、自分を愛さないエネルギー、つまり、ストレスを与えるからこそ、そうなってしまう。
Q なるほど、そうすると、年齢のわりに若々しい人たちは自分を愛しているということですね。
地底人 そう、簡単に言えば、生きることに夢中になっているの。夢中になれば時間は存在していないのと同じ。
Q 究極のアンチエイジングは、自分を愛することですね。
地底人 そう、自分を愛すれば、好きなことしかしないから。その瞬間、瞬間に生きている人は若い。例えば、その瞬間に勝負を掛けているスポーツ選手とかね。 あなたたちは、連続した過去を錘(おもり)のように身体にくっつけて、一緒に引きずりながら前に向かって生きている。でも、瞬間に生きている人にはその錘(おもり)はない。
極論を言えば、すべてを忘れれば、あなたたちは新しいものを生み出す力を持っているということ。そして、あなたが持ちたいものは、すべてあなたの思考によってつくられる。 もし忘れたい過去があれば、忘れたいと思っているうちは、忘れたくないんだ。
Q そうか、いつでも健康でいるためには、ストレスをためず、過去を引きずらないこと。 そして、結局は、好きなことに夢中になること。それが究極のアンチエイジングの方法なんですね。 私もそうしよう!
地底人 言葉だけじゃダメよ!
Q はい。
『地底人に怒られたい』 町田真知子(著)