感想・・・ほんとうの自分は肉体界にいる肉体の自分ではない、目に見えないボディの幽体でも霊体でもない、神体がほんとうの自分であり真の体なのです。
つまり人間は、神そのものであり、宇宙そのものなのです。
肉体→幽体→霊体→神体(本体)
肉体界→幽体→霊界→神界(本心)
人間が目覚めることを「悟る」というのですが、悟るとは、神界(宇宙)にいる自分(本心)と肉体界の吾が一体、一つになることを言います。
そのことを踏まえた上で本文を読んでください。
自己の根源と一体になる
不幸とは、業因縁に心が捉われている状態をいうのですから、捉われさえしなければ、不幸はないのです。
そうした捉われから解脱するためには、どうしても不動心にならなければならぬのです。
直霊と分霊とがしっかりつながって動揺しないでいる、この不動の心になるには、やはり常日頃から、自分と神とは一体である、とか、常に守護の神霊が自分を護っていて下さる、ということを想っていることが大切なのです。
神仏を離れてはけっして不動心にはなりません。
不動心とはただ単なる度胸などをいうのではないのです。
自己の根源、真我と一体になり、不動の心になって、この業生の世界に、明るい光、神の光明を放射してゆかねばならぬのです。
(五井昌久著・高橋英雄編『日々の祈り』)