1.五井先生は人に会っている時、実に生きいきとなさっています。どうして?「自分の天命は人に愛を与える役だからさ」とお答えになりました。
2.宗教者は言行一致を目ざして精進しているものであるが、なかなかむずかしいことである。ある時、五井先生はおっしゃった。「言ったこと、書いたことを百パーセント実行できれば大したものだ。しかしこの肉体界に生きている場合、それは至難のわざである。だから私は八◯%実行できれば上出来だと思う」
3.体にくさのようなものができて、かゆくてねむれないという人がいた。「ねむれなくて困ります。どうしたものでしょう?」と先生におききしていた。「自分の体だと思わないことです。ねむれない時は祈り、祈り祈りつづける。そしておかげで統一をたびたびさせてもらっているんだ、と思うことです」
4.或る人から「凡夫易行実践五ヶ条を教えて下さい」といってきた。五井先生は次のように五ヶ条をおあげになった。
一、肉体の自分では何事もなし得ないのだ、と徹底的に知ること。(これがほんとうにわかったら悟ったと同じだがね、と先生はおっしゃった)
二、なんて自分はだめなんだろう、と思ったら、すぐそれは過去世の因縁の消えてゆく姿と思い、世界平和を祈ること。
三、たゆみなくつねに祈ること。
四、何事も自分がやるのではなく、神さまがやって下さるのだと思うこと。
五、朝起きたら祈り、夜ねる前、少し時間をかけて祈れ、そうすると自然に臍下丹田に息がおさまる。
5.霊障に苦しむご婦人への五井先生のご返事に、「霊障をのりきるためには、み仏の中に専心入りきることです。それが出来にくかったら、私の名をよんで下さい。私がみ仏のみ心の中に入るお手伝いをします」とあった。
感想・・・・1、人に会うのが嫌いだからと引きこもりになる人がいますが、たとえ相手がどんな人であったとしても人間は誰かと関わっていなければ生きていけないようになっています。それは素ではみなつながっているからです。
2、有言実行という言葉がありますが、多様化した今、周りの人を自分に惹きつけることは至難の業です。
実際に人に会うことも大切、SNSなどで自分の考えを発信して行くことも大切・・・・いろんな合わせ技でやっと成就する、昔以上に根気が要るかもしれません。
3、私は「眠れないときは、眠れないでいいんだ」、と思っていますし、祈っていると睡眠と同じ効果があるのです。それは祈っていると霊要素が入ってくるからです。寝ているときも同じです。肉体から意識が離れ、霊界、神界とつながるからです。
4、私たちは自分でほとんどのことをやっていると思っていますが、実はほとんどのことは守護霊さんがやっているのです。自分ではほとんど何もやっていないのです。そう思うと今の自分で良いのだと思えるのです。だからと言ってそのままで良いのではなく、これからは守護霊と一体になって新しい自分(神様の器)を作ってゆくのです。
5、霊障とは障りのこと、つまり幽界のおばけちゃんに取り憑かれるということです。今地獄界(幽界)が浮き出ているということは幽界のお化けちゃんに取り憑かれている人がたくさんいるということです。そうならないためにはスピリチュアルなこと占いなどに興味を持たないことです。スピリチュアル系の人はかなりの人が取り憑かれています。そして宇宙の言霊である『世界平和の祈り』を祈ることですね。