『内から光が出る』
神を信じ、神を一生懸命想って愛行していても、悪いことが現われてくることがあります。
憎んではいけない、と思っても、憎しみ恨みの心がフゥッと出てくる時がおありでしょう。
そんな時、ああどうして私はこうなのだろう、私はダメだ、私は悪い人間だ、と思いますね。
ところが、憎む心、恨む想いが出て来た時は、その悪い想いが出て来た分だけ業が消えていっているのです。
だからその時、自分を責めず、昔の業が消えてゆくんだ、と一生懸命思えば、必ず消えて自分は浄まるのです。
ダメだという想い、憎いという想い、暗い想いはすべて過去の業が出て、消えてゆく姿なのです。 消えるのです。
ああなんて私はダメなんだろう。 悪いんだろう、と自分を責め、抑えてしまうと、折角消えるために出て来た業をまた内に押しこんで、ますます業をふやしてしまうことになります。
悔いだけでは救われません。
それはただ想いを抑えつけるだけで、かえって反発心が強く大きくなって、業がいっぺんに激しく現われてしまうのです。
抑えるのではなく消さなければ、善いことを思おうとしても、業がいつまでも残っては結局よくならないのです。
悔いだけでなく、悔い改めなければよくならないのです。
人を憎み恨んでしまった。 その時ああ悪かった、いけなかった、と誰でも思います。
その次が大事なのです。
そこで、ああこれで過去の業は消えた、消えたのだ、これでよくなった、これから再びしまいと思うのです。
また悪いことをしてしまったら、また一つ業が消えた。 これでよくなるのだ、二度と再びしまいと思うのです。
何回でも繰り返し消し、そして善い想いを起し、善い行為をしてゆくんです。
これを悔い改めといいます。
どんな悪いことが現われようと、現われたら、それは消えてゆく姿に絶対に相違ないのです。
現われたものはすべて消えた、消えたと消して、これで善くなるのだ、と断固として思いつづけてゆくと、内から光明燦然と光が現われるのです。
『魂を鍛える』
どんなものでも、時間がたてば必ず消えます。
消えた後には光が現われてくるのです。
業はそのまま消えてゆくのです。 それに加えて守護霊さんが一分一秒のひまもなく、魂を浄めていて下さるのですから、守護霊さん有難うございます、といつも感謝していれば、本来清浄なるものをかくしていた汚れ、業が早く消えると同時に、光が早く現われてくるのです。
人間は本来光であり、あいつが憎い、恨めしい、悲しいなどという想いは業で、自分ではないのです。 光は業より強いのですよ。
けれども人間はそうは思わず、業のほうが強いものだ、と思っている。 それは間違いです。
この誤った考えを正すには、内なる光、守護霊守護神のことをひたすら思うことです。
これを続けて行じていれば、業は自然に消えて、安心立命の境地を得られます。
どんな災難や病気やさわりがこようと、自分の魂を守護霊さんが強くしようと訓練されているのだ、と思い定めることです。
そのように思えれば、どんな苦しみも、災難もさわりも、すべて自分を強くする修行になり、結局自分は強くなるわけです。
おれはダメだ、ああ切ない、恨めしいと思うだけならば、それは業になってしまうのです。
神さまは悟らせるために人間の魂を鍛えます。
何もしないで、努力なしで楽をして悟りを開こう思うのは誤りです。
どんな仕事であろうと、二十年、三十年の月日を努力し苦労して、初めて完成の緒をつかみ得るのです。
完成の最短距離は、守護霊さんにすがってしまうことなのです。
そして現われて来た悪いことは、過去世の因縁が現われて消えてゆくのだ、これで消えるのだ、と想い、これで善くなるのだ、必ずよくなるのだと一生懸命想うことです。
いくら想っても想っても、もうしようがないと思う最後の瀬戸際が大事なのです。
苦しみの極みの、その次の瞬間に光への門が開かれるのです。
陰きわまる時は陽となる時なのです。
苦しい時は過去の業が大きく消えてゆく時なのです。
苦しみが大きければ大きいほど、業が大きく消えてゆくのですよ。
『五井昌久講話集1生命光り輝け』
感想・・・・今の時代がまさしく消えてゆく姿の極みです。
これをわかりやすく説明すれば、ここに汚い水が入ったコップがあるとします。
このコップには過去世の汚れた想念や真理から外れた誤った行為が入っているのです。(個人も地球人類も)
『世界平和の祈り』の祈りは浄化されたきれいな光の水であり、祈ることで水はコップから溢れ出てきます。
すると溢れ出た水は机の上のテーブルクロスを汚すのです。
それを見た私たちは顔をしかめて慌てて拭こうとします。
「なんでこんなことが起こるんだ、やっぱり自分の運命は善くならないんだ、何をやってもダメなんだ」、と悔いるだけだと想いをまた魂(潜在意識)に刻み込んでしまうため、コップに泥水を戻すことになります。
確かにクロスは汚れます。 浄まりきっていないからです。
しかし現われてきた現象(病気、貧乏、不調和・・・)をつかまずに祈りつづけると、水はどんどん浄化され、溢れてくる水もついには清水になり、善いことのみが現われるようになるのです。
これが自己の完成であり、地球の完成です。
これには、私たちを守って下さっている守護霊さん守護神さんの強力なご加護があることを忘れてはいけません。
このように真理を知っていることと知らないことの差は計り知れません。
たくさんの人が真理を知り、波動調整(祈り、印を組む、肉体の器を大切にするなど)を実践されることを神界の五井先生は祈っておられると思います。
世界人類が平和でありますように
日本が平和でありますように
私たちの天命がまっとうされますように
守護霊さまありがとうございます
守護神さまありがとうございます
*この祈りは五井先生と神界との約束事で、この祈りをするところに必ず救世の大光明が輝き、自分が救われるとともに、世界人類の光明化、大調和に絶大なる力を発揮するのです。